万民同行編!
空に浮かぶ“蒼い穴”の向こうにある“深境螺旋”という大迷宮--。
多重構造を成すこの迷宮の第3層第3間を突破した者にだけ、万民堂の鉄人シェフ、★4火元素娘の香菱が贈られるという。
そんなイベント“万民同行”に挑んだときのお話である。
快進撃!?
俺は当初、万民同行は、
「なかなかいいキャラを手に入れられない人のために、運営が救済措置として用意してくれたイベントなんだろうな^^」
と思っていた。つまり、ダンジョンそのものは初心者だろうがアクションゲームが苦手だろうがキャラが育っていなかろうが、
「アレヨwww アレヨwwww」
と、草を生やしているうちにクリアーでき、労せずとも香菱が手に入るんだろうなと確信していたのである。
そういう意味では、ガチャで香菱を当てていた俺からすると、
「んだよ。こっちは無理してガチャでゲットしたのに(無課金だけどな)、そんなチョロいイベントで手に入れられたら、心穏やかじゃいられねえなあ」
↑こういう気持ちにならざるをえず(我ながら小さい)、
「なんだかなぁ~!」
口をとがらせてブチブチといじけた文句を発していたのであった。
そして実際、深境螺旋の第1層第1間は拍子抜けするくらい簡単なものだった。あまりにもあっさりとクリアーしてしまったがために、スクショがほとんど残っていないレベルだ。
ここは、クリアー時間によって豪華な報酬がもらえる仕様になっているんだけど、第1層第1間は余裕で、
フルコンプ!!!www
「やっぱ簡単じゃんここ!!www 香菱じゃなく、まだ持っていないキャラが報酬だったらよかったのに!!www」
そんな軽口を叩いていたんだけど……。
俺が余裕をかませたのは……。
……ここまでだった^^;;;(はええな!w)
深境螺旋の恐怖
続く第1層第2間も……まあ、ぼちぼち順調だったと思う。
前回の記事に詳しいけど、深境螺旋は各層ごとに強力なバフ効果(地脈異常)がかかるようになっていて、第1層のソレは、
・チーム全員が与える炎ダメージ+75%
・過負荷反応ダメージ+200%
というもの。なので手持ちの火元素キャラである香菱(報酬も香菱なのでややこしいけどw)をメインに攻撃を組み立て、
我が軍の最強キャラである雷元素の刻晴ちゃんにもたびたび登場願って元素反応“過負荷”で攻め立てる。
この戦略は確実に正解のはずなのだが……結果は、
あ、あれ?? まだ第2間だってのに……早くも条件のフルコンプを逃したんですが!!!www この段階で、俺はひとつの事実に思い至るのだ。
「どうやら……いまの実力だと、序盤の階層でギリギリみたいだな……(((( ;゚Д゚)))」
これだけ“特別仕様”ってことを全面に押し出しているダンジョンが、我ながら中途半端にしか育っていないパーティーで簡単に攻略できるわけもなかったのである(苦笑)。
それでも、
「万民同行くらいは、なんとかなるのかもしれん!!」
と、何の根拠もない思いに押され、我が軍は第2層第1間に進出した(スクショがないけど、第1層はどうにかクリアーできていたらしい)。
氷元素のガイアが立っている理由は、第2層の地脈異常が、
・チーム全員が与える氷ダメージ+75%
・凍結反応の継続時間が大幅に延長する
というものだから。ガイアは、ストーリーを進めれば誰でも使える初期キャラだが、氷元素は彼しか持っていないので(泣ける)、こういうときには出張ってもらうしかないのである。
それでも、氷元素と雷元素を合わせての元素反応“超電導”や、
そこに火元素を乗せての過負荷もくり出し、
第2層第1間を突破!!
勢いを駆って第2間に突撃し、ここも同じ戦略で突き進む。
「い、いける!!! 第2層は、それほどキツくないぞ!!!」
氷属性と相性のいい刻晴ちゃんへの絶対の信頼もあり、俺はそのまま第3間までクリアーすることに成功したのであった!
しかし……好事魔多しとはよく言ったもの。
「もしかしたら、このまま香菱までゲットできちゃうかも!!?」
調子に乗って第3層に突入したところで、力尽きてしまう。
あっさり書いているが、じつは第3層で難度がハネ上がり、しかも俺の手持ちメンバーとの相性が激悪で、ここから俺は深境螺旋のドツボへとハマっていくのである……。
続く!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『原神』公式サイト:
https://genshin.mihoyo.com/ja/
※ゲーム画面はPS4ソフト『原神』のものです。
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