超改造で日々のベイライフをよりアツく! ベイ界の第一人者による熱血解説記事でGoシュート!
第7回「超Zトリプルブースターで超Z改造!」
こんにちは! マスターブレーダーのホリカワです。残暑が厳しいですが、今日も元気にベイバトルをしていきましょう!!
今回は8月11日に発売された「超Zトリプルブースター」を使った改造を紹介します!!
■「超Zトリプルブースター」とは?
「超Zトリプルブースター」はベイを3機収録したセット。
① ハザードケルベウス.7.At
② ゼットアキレス.3D.Ds.
③ ウルボーグ.8.Br
<ハザードケルベウス>は新型の超Zレイヤー、<ゼットアキレス>は人気レイヤーのカラー違い。では<ウルボーグ>とは!? これは最初のベイブレード『爆転シュート』の持久型の復活版。当時は大会でも定番の鬼強ベイだったので、現在20代の人にとっては思い入れがあるのではないでしょうか? 現役ではないブレーダーも楽しめるセットになっています。
それぞれそのまま使っても強いですが、せっかく3機もあるので、このセットだけで改造に挑戦してみましょう!!
■ハザードケルベウス改造
鎖のダンパーが相手の攻撃の衝撃を緩和し、守りきるディフェンス特化レイヤー。そのため攻撃的に改造するよりは持久・防御方向で伸ばした方が効率的です。導き出された答えは……。
【ハザードケルベウス.8.Br/ハザードケルベウス.8D.Br】
シリーズでも最強クラスの持久力がある<ベアリングドライバー>を使いつつ、相手の攻撃は<ハザードケルベウス>のダンパーで和らげる、防御寄りの高性能な持久改造!!
ただベアリングドライバーはスプリングのロックが弱いので、バーストされるリスクが高いです。そこでディスクは重すぎない<エイト>を採用。
また、ディスクで攻撃を受ければバーストのリスクなく反撃ができるので、ダガーフレームを取り付けても○。
■ゼットアキレス改造
攻撃に優れたメタル剣の刃と防御に優れた形状の刃を各2枚ずつ持つ、4枚刃のバランスレイヤー。どちらかと言えば攻撃的な側面が強く、その中でも一定の角度で繰り出されるメタル剣の刃でのアタックが超強力。よって攻撃特化での改造がオススメ!!
【ゼットアキレス.7D.Ds】
デフォルトの設定でもある<ゼットアキレス>と<デストロイ>ドライバーの相性は抜群。なぜなら、斜めにシュートをすると、ドライバーの外側のリングの効果でメタル剣の刃がヒットしやすい角度に自然と傾きを調整してくれるから!
通常のドライバーでの斜めシュートは、ベイの重さによって細かく調整を行わないと完璧なアタックはできませんが、この改造の場合はかなりラクに成功します。
そこに対して、重い<セブン>ディスクによって攻撃に重さを加え、<ダガー>ドライバーでも攻撃を強化すればかなりの攻撃特化のベイになります。
■ウルボーグ改造
相手の攻撃をいなす形状で、持久力もあるレイヤー<ウルボーグ>。超Zベイ全盛の中で対等に戦うため防御的に改造し、相手のスタミナを削りながら、最後まで粘り勝つ防御ベイに!!
【ウルボーグ.3D.At】
じつは<ウルボーグ>はやや軽いので、<スリー>ディスクにすることで重心を安定させ回転も安定させます。さらに<ダガー>フレームを装備することで、序盤は積極的にディスクアタックによる反撃バーストを狙う。
後半戦はディフェンス力、持久力も兼ね備える<アトミック>ドライバーで相手の攻撃をいなし続け、最後の止まり間際の粘りでスピンフィニッシュを狙います!!
■ひとつのセットでも可能性は無限大!!
どうでしょうか? 3機もあれば、いろんなバリエーションが作れることがわかってもらえたでしょうか? これから改造を始めたい、というブレーダーにもオススメです。
ではまた次回まで3、2、1、ゴーシュート!!
堀川亮(ほりかわ あきら)
マスターブレーダー。2008年、タカラトミー入社。ベイブレードバーストの開発からマーケティングまで、全般を担当。