第73回 「パンドラ」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は新たに超転生を遂げた「パンドラ」を特集!!
この7月10日から多くの古参モンスターに新たな進化が実装され、古くからのファンを楽しませている。
今回はその中から……闇属性の人気女子モンスター、パンドラを紹介!!
パンドラの初登場は、2013年12月。いまから……なんと7年近くも前だ。
後述するがパンドラは、ギリシア神話に登場する人類最初の女性とされているので……てっきり西洋神シリーズの1体として実装されたんだと思っていたら、“英雄神シリーズ”の闇枠だったんだなー。
ちなみにパンドラといっしょに加わったのは、ヤマトタケル、アンドロメダ、ペルセウス、孫悟空の4体。言われてみればナルホド、この4体も神様ではなく人類寄りの立ち位置ですな。
パンドラは、実装された当初からたいへんな人気を博した。
それは、鈴木香織さんが描くイラストのかわいさはもちろんのこと、当時流行し始めていた“列パ”(同じ属性のドロップを6個1列に揃えて消していく運用方法)の要員としてピッタリで、多くの闇属性使いに重宝されたのである。
ここのところ大きな動きはなかったが、今回の超転生進化で再び脚光を浴びるかもしれないな。
ちなみにパンドラは前述の通り、ギリシア神話における人類最初の女性である。
彼女が作られた過程は……ちょっとややこしいのだが、プロメテウスが天界の火を盗んで人類に与えようとしたことに激怒したゼウスが、ヘパイストスに、「人間を懲らしめてやれや!」と命令して作らせたのが……世にも美しく、男どもを悶絶魅了する能力を持ったパンドラだったのだ。
そしてこのとき、神々から、「絶対に、絶対に開けちゃダメだよ! 開けるなよ!」とダチョウ倶楽部みたいなことを言い含められて持たされたのが、あらゆる災いが入ったピトス(いわゆるパンドラの箱)だったのだ。
でまあ、「開けるなよ!」と言われたら余計に開けたくなるわけで……。
これが、パンドラです。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
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