〜『デュエル・マスターズ』イラストレーター、テトラポッドさんに直撃インタビュー！ 後編
前回に引き続きテトラポッドさんにインタビュー！ いよいよ超気になる『正義帝』の魅力に迫っていくぞ！
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デュエル・マスターズ 秘蔵イラストも公開!! イラストレーター制作秘話リレー『テトラポッドさん』前編 第63回 |
——今回のカードイラスト『正義帝』は、ご自身の中で設定や、コンセプトみたいなものはありましたか？
発注時は前編で少し話したこと以外には情報はほとんど無いので、もらった情報をどのように膨らませるかを考えてます。今回はチーム銀河のキングマスターということから、威厳があり守護に特化した能力があるとしました。そして何でその力を持つようになったんだろうというのを、あくまで個人的な考えですが、下記のように設定しました。
「戦いの中で仲間を守る意思が大きくなって生まれた銀の鎧のクリーチャー。自分の鎧を強化し続ける。その究極のオーラが新たに金の鎧となって実態化する！２本の腕で守れなくても、4本の腕があれば守り抜くことが出来る！ 最強の防御力は最強の攻撃力に転じることができる！ 故に最強の守りで固めた拳が最強の武器！」
といった感じです。これをもとに描いた設定画がこちらです。
これを元にポーズラフを作成しました。
さらに目を赤くしたり、銀の方をもう少し強そうにしたりしてラフができました。
実際のカードになってみると、正義帝はS・トリガーに関する能力を持っていて、自分の考えた設定に関係するような能力があって面白かったです。
——今回のイラストでの注目ポイント、また苦労された点はどこですか？
2点あります。1点目は色味についてですね。
最初のラフを描いた時はもう少し色の数が多かったのですが、金、銀のイメージで統一したいとのことのフィードバックをいただいたので、色味を減らしました。色味が減ると、絵として見栄えが無くなってしまうので、色味を減らしつつ見栄えのある絵にするのが難しかったです。今回は金、銀と相性のいい青い色のエフェクトをまとわせてかっこよく見えるようにしました。
2点目は、銀と金のクリーチャーの動きをリンクしているようなポーズにすることです。
銀の方は腕が2本、金の方は4本なので、カードの枠に収まるようにうまいことバランスをとりつつ、金の方の4本腕を配置しました。ポーズ案をいくつも描いてためしました。結果としてかっこいいポーズになったと思います！
——デュエマのカードを描いていての思い出や印象的だったことはありますか？
デュエマはカードのクオリティがとても高いので、その中に自分の絵が入ったとき、レベルについていけるか心配でした。自分の絵を他のカードと並べてみたときに、まだまだ足りないな！と思う事ばかりですので、もっとかっこよく描けるようにしたいです。
また、関係者の方たちとお話させていただく機会があったのですが、みんなすごく熱い気持ちで制作しているのが伝わってきました。自分も頑張らなくちゃ！と改めて思いました。
——今後、デュエマのカードで描いてみたいもの、やってみたいことはありますか？
デュエマのイラストレーターならみんな考えると思いますが、一度はパッケージになるイラストを描いてみたいです！
・名前（ペンネーム）：テトラポッド
・生年月日：6月12日
・出身地：神奈川県
・これまで担当したカード
『ジャンボ・ラパダイス』、『ハサイサク』、『とまとん』、『超宮城 コーラリアン』、『極幻夢 ギャ・ザール』、『C.A.P. アアルカイト』、『「光魔の鎧」』、『「希望の空兵」』等
・好きなカード
自分で描いたものでは『超宮城 コーラリアン』、『C.A.P. アアルカイト』です。
前者はアニメで動いてるところを初めて見たクリーチャーです。アアルカイトは自分の描いた初のマスターカードで、緊張しすぎて全然描けませんでした。描きあがってかっこよくなった時はやったー！と思いました！
自分以外だと、『第4新都市 ウツボイド』、『ジョット・ガン・ジョラゴン』です。そもそもデュエマはかっこいいイラストのカードばかりで選ぶのは難しいですが・・。ウツボイドは巨大感とか、怪物らしさとか、デザインとかがすごく自分にヒットしました。ジョラゴンはシンプルに、「やっぱりドラゴンかっこいい！」ですね（笑）。
・デュエマファンへ一言！
まさか自分がデュエマで絵を描けるとは夢のようです。これからもかっこいい絵を描いてデュエマを盛り上げていきたいので、みんなが夢中になって遊んでくれるようなものを描いていきます！
