【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第48回 4月、最後の激闘(完結編)


 

ようやく決着!w

 
4月中に釣れなかったらつぎの機会は冬になる……という降臨モンスターみたいなお魚、“マグロ”を釣るために奮闘した、4月最終日の様子をお伝えしている。

【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第46回 4月、最後の激闘(前編)
【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第47回 4月、最後の激闘(中編)

……まあ奮闘と言いつつ、マグロのことなどすっかり忘れて日がな一日遊び惚けチャンスは残り数時間……という“セルフ背水の陣”を敷かざるを得なくなったわけだが(苦笑)。
 
でも……そんな長き戦いも(いや長くねーだろ)、ついに決着を見るのだ。
 

まず、アサリを採ります

 
マグロは、桟橋近くで釣れる魚だ。
 
↓こういうところね。
 

 
じつはマグロに限らず、桟橋付近とか河口あたりなど“場所限定の魚”ってけっこういるので、図鑑のコンプリートを狙っている人はポイントを変えて釣りをしたほうがいい。ていうか、そうしないとアカン。釣りのポイントについては、当サイトの“あつ森特集”でも記事にしたので、そちらもご参考に。

知って得する『あつ森』小ネタ(16) “水辺”の分類を知っておこう

しかしだな。
 
いざ「桟橋で釣ろう!!」ってことになっても、都合よくそのまわりに魚がいるわけではない。行ってみたらわかると思うが、桟橋の先に魚影があるってこと……そうそうないんだなコレが!!
 
でも、その状況に絶望して、
 
むつつつ……!! 桟橋の先に、魚がいないよう!!>< これじゃあマグロなんて……いつまで経っても釣れないじゃないか!!><」
 
と歯噛みしているだけでは状況は変わらない。魚がいないなら……呼び寄せればいいんだよ!!
 
というわけで、現代の釣り人は魚を釣る前に“エサを釣る”という作業をしなければいけない。↓このように。
 

 
そう、アサリ掘りだ。いわゆる“潮干狩り”。
 
いま、リアル世界も潮干狩りシーズンの真っただ中だけど、新型コロナウイルスの影響でそれもままならない。なのでバケーション気分で『あつ森』を起動し、“海のレジャーに来たつもり”になって潮干狩りに興じるのも悪くないかもしれん。……まあこのときの俺は、
 
えええ、エサ!!! 魚のエサを早く早く!!!>< マグロが逃げる!!>< 4月が終わるぅぅぅううう!!!><
 
という損得勘定をむき出しにして砂を掘っていたので、バケーションとは程遠かったけどな^^;
 
そして、アサリが10個採れたら作業台に取りつき、“サカナのまきエサ”をDIYで作成。このとき、マイホームまで戻って作業をすると煩雑なので、以下の記事の通り島のアチコチにDIY作業台を置いておくと便利ですヨ。

知って得する『あつ森』小ネタ(11) じつは便利! 外でもDIYを

それでも……やっぱりマグロは釣れねえよ!!!
 

 
「あ!! 巨大な魚影!!! アレこそは間違いなく……マグロのものや!!!」
 
と嬉々として釣り糸を垂れても、
 

 
う……w 確かにデカいけど……これ、リュウグウノツカイやがなwww
 
リュウグウノツカイが釣れるのはまだいいほうで、そのほとんどはスズキ君
 

 
売り付けられるジャスティンも、ちょっと呆れ顔だわ。
 

そのとき、女子マネージャーは

 
「あーーー……。やっぱり無理かな……。もっと前から対策を練って、マグロを狙ってりゃよかった……。一夜漬けじゃ、東大に入れないもんな……
 
遊び惚けていたキリギリス時代の自分の恨み、呪詛の声を上げる。
 
するとそんな俺の背後に……↓こんなコが現れたではないか。
 

 
「あ。フーコ、いたんだw」
 
星を追い求めるロマンティスト、フクロウのフーコが遊びに来ていたようだ。
 
フーコは、『どうぶつの森』に出てくるどうぶつの中でも指折りに好きなキャラで、近くにいてくれるだけでちょっと幸せな気分になれる。
 
このフーコの出現により……なんとなくだが、俺のまわりの空気が変わった。「釣れない釣れない><」とネガティブだったものが、「なんか、イケる気がする」というポジティブなものに。
 
すると……。
 

 
なんとフーコが桟橋まで着いてきて、釣りする俺を応援してくれたではないかwww これはアガるwww まるで、かわいい女子マネージャーが応援してくれる体育会系の部活のようにwww 俺は吠えた。
 
「待ってろよ、マネージャー!! 絶対にマグロを釣ってやるからな!!!」
 
そして……w
 
フーコが現れてから、何投目かのキャスティング。
 

 
目の前には、どこか雰囲気のあるデカい魚影がある。でも……これくらいの魚影は、すべてスズキだったのだ。こいつもそうかもしれない。でも……もしかしたら!!!
 
そう思った瞬間だった。
 

 
「フィ~~~~ッシュ!!! かかったぞぉぉおおお!!!!」
 
引きが、それまでの魚とは明らかに違う。俺はNintendo Switch Liteで遊んでいるので振動はないんだけど(苦笑)、どこか、スズキのそれとは違うような……!
 
そ、そしたら……!!!
 

 
「あ!!!!!」
 
腕に抱えられた、巨大な砲弾。それがみるみる大きくなって……!
 

 
「こここ、コレは!!!!!!」
 

 
俺の歓喜の叫びが、漆黒の海に吸い込まれていった。
 
マママ、マグロ釣れたぁぁああああ!!!!>< やっとやっと、目当ての怪物を釣りあげたぞぉぉおおおお!!!!」
 
ハイ、釣れました!!! 4月の最終日に、ギリギリでゴールいたしましたーーー!!w
 
いやあ、がんばればなんとかなるもんだw あきらめないでよかったよw アサリ50匹が無駄にならなくてよかった><
 
俺はさっそく、この快挙を女子マネージャーに報告しようと思った。きっとすぐ近くで見守っていて、拍手してくれているに違いない。
 
「おーーーい!! フーコーーー!!!」
 
しかし。
 
すぐそばにいると思った女子マネージャーは見つからず、けっきょく……桟橋から遠く離れた高台で、
 
「星がキレイですねぇ~~~♪」
 
と、熱心に空を眺めていたのでした……w
 
マネージャー、俺がマグロ釣るところ見てなかったのかよ!!!w
 
おしまいw
 
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中

大塚角満(おおつか・かどまん)

1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo

 

『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌バックナンバー

▲第1回
いよいよ開始! 無人島生活

▲第2回
ナゼ、かぶるのか

▲第3回
島の名前問題、勃発!

▲第4回
リセマラで星を得る話

▲第5回
初めてのお出かけ

▲第6回
冨〇義勇もどきと冒険に

▲第7回
闇夜の恐怖

▲第8回
もう輪廻転生の呪いだろ……

▲第9回
青空水族館、爆誕!

▲第10回
闘将(たたかえ)! 辮髪戦士!!

▲第11回
タランチュラ島の激闘(1)

▲第12回
タランチュラ島の激闘(2)

▲第13回
おい! 鈴木!!

▲第14回
匠の部屋(1)

第15回
匠の部屋(2)

第16回
またカモか!

第17回
この春を忘れぬために(1)

第18回
この春を忘れぬために(2)

第19回
店に並ぶ人

第20回
空を見上げる人

第21回
空を見上げる人、その後

第22回
カブで資産運用を!

第23回
カブは腐るか食い時か

▲第24回
タランチュラ、一攫千金

▲第25回
風来の釣り人

▲第26回
初めての釣り大会

▲第27回
スゴいのが、いる(1)

▲第28回
スゴいのが、いる(2)

▲第29回
幻聴が、聞こえる

▲第30回
スゴいヤツのその後

▲第31回
“あいつ”がやってくる

▲第32回
あつ森キャピタルゲイン

▲第33回
金の風船、飛んだ

▲第34回
スパークが来る!?

▲第35回
アナタは……誰?

▲第36回
巨獣濃度を下げろ!

▲第37回
かわいい子゛はいねがぁ~(切実)

▲第38回
どうぶつ探し

▲第39回
ロドリー、駄目パイロット説

▲第40回
角満の部屋を大公開

▲第41回
ともだち探し、ドツボにハマる

▲第42回
ともだち探し、ついに決着!

▲第43回
住民全員、集合だッ!!

▲第44回
出会いと別れ

▲第45回
ベアード、島に馴染み出す

▲第46回
4月、最後の激闘(前編)

▲第47回
4月、最後の激闘(中編)