住民が決まるまでの出来事
前回の日記で、5月1日現在の、ルナステラ島の10人の住人を紹介した。
ライオンあり、コアラあり、アヒルあり、ネズミあり……という、なかなかにしてバラエティーに富んだメンツが集まったわけだが、ここに落ち着くまでにはいくつかの波乱もあったのである。
キャンプサイトの巨獣たち
島の住民が増え始めたとき、俺はなかなか好みの小動物系を招致できずに焦り始めていた。というのも続けざまに、
“水色の黒船”ことベアードと、
“牛バイキング”ノルマンという、呼び寄せたいどうぶつとは180度真逆にいる巨獣系を引いてしまい、残りの住民枠がわずかになってしまっていたから。
しかも……。
初めて書くのだが、ある日の早朝放送でしずえが、
なんと!! ひさびさにキャンプサイトに客が来たことを告げたではないか!!
これには心が躍った。
ロドリーの離島ツアーで一か八かの賭けに出るのも楽しいが、我が島に興味を持ち、みずからキャンプサイトに足を運んでくれるどうぶつに会う瞬間はナニモノにも代えがたい高揚感を伴う。しかも以前、俺はキャンプサイトに来てくれた“スパーク”というヤンチャでかわいいリスを取り逃がすという失態を犯していたので、ここでの出来事には並々ならぬ熱意を持っていた。
「今度こそ、キャンプサイトのお客さんは逃がさないぞ!!>< 何度も何度も話し掛けて、移住の仮契約までこぎつけてやるんやッ!!!」
俺は走った。朝の7時から(苦笑)。リモートワークの期間が1ヵ月にもなり、運動不足で身体がナマってきていることを実感できるほどになっているから、『あつ森』の島ではつねに突っ走っている。“疑似運動”でもしないと、心の平穏が保てないんだよ。
だって昨日なんて、1日の総歩数を図ってみたら、102歩しか歩いてなかったからな^^;;;
102歩だよ102歩!!!
つかまり立ちを覚えたばっかの赤ん坊でも、下手したらもうちょっと歩くんじゃないの!? ウチの猫なんて四六時中2匹で追いかけっこしてるから、少なくとも俺の30倍くらいは歩数を稼いでいると思うし!! 俺はなんなの!? ゾンビなの!?
とまあ、こんなことになっているわけです。
そんな、運動不足極まれりの俺が入ったキャンプサイトのテントの中では……もっとヤバいやつが待っていた……ッッ!!!
サンボ~~~~ん……www
((((;゚Д゚)))こ、こいつは…………!
地蔵化して、その場から動けなくなった俺。こ、このどうぶつは……いったい……((((;゚Д゚))) あれほど拒絶したベアードやノルマンがかわいく見えるほどの巨獣度……。あきらかに、このテントの中の温度を3度くらい上昇させている理外の圧迫感と押しつけがましさ((((;゚Д゚)))
「はぁはぁ……(;´Д`)」
そんな息遣いと汗臭さが、テントの中に充満している……。
な、なんなんだこのキャンプサイトは……。巨獣ホイホイじゃねえか!!!(泣)
俺は無言で踵を返し、テントを後にした。そしてその足で案内所のタヌポートに直行し、マイルりょこうけんのチケットを発行!!
「ろろろ、ロドリー!!!>< はよ飛行機を!!!>< どこでもいいから、どうぶつのいる島に連れてってくれええええ!!!><」
そうわめいて、ルナステラ島を飛び出したのである(苦笑)。
その結果、巡り合ったのがハムスターのアップルだったと思う。
もちろんすぐに出会えたわけではなく、余裕で2万マイルくらいは消滅したはずだ。でも、おかげで巨獣パンダを回避できたので、2万マイルくらい安いもんなんだけどな!!!w
続く。
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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