みんな悩むよね~~~!
早くも連載3回目となった『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記。しかしいまだ……ゲーム本編のことにはいっさい触れていないという((((;゚Д゚))) このままいくと、
・第10回 どうぶつと会話をする
・第50回 フルーツを採ろう!
・第100回 2日目が始まった!!
なんてことになりそうで、いささかビビっているのだが……。
ま、いっか。『どうぶつの森』は、マイペースで楽しむのがいちばんなんだ。生き急いで「アレもできる!! コレのやり方教えるよッ!!!」なんて鼻血を噴き出す勢いで進めても、シラケるだけだからな。
というわけで今回は……『あつまれ どうぶつの森』のプレイヤーがぶち当たる序盤最大の壁、“島の名前”の選定だ!!!
「まだそこかよ!!!!www」
と怒らないで。
個人の趣味が出るよね
島の名前は、一度付けたら変えることができない不動の要素のひとつ。なので、ここは慎重にコトを進めなければならない。
おそらく、全国の無人島移住者もアレコレと粋な名前を考えようとしているはずだ。でも、あまりに熟考が過ぎて脳が疲れ果て、最終的には、
「“オリゴ島”とか……」
「“ピサのしゃ島”とかウケないかな」
「ここは風情に、“よるのし島(夜のしじま)”とかどうだろう……」
なんて、ダジャレ方面に逃げようとして「はぁはぁ……」と荒い息をつくだけになっているかと思う。
そして御多分に漏れず、俺もそうなりかけたので、おなじみ同僚のたっちーと意見交換をすることにした。
「なあなあ、島の名前、どうする? 一度付けたら変えられないから、悩むんだよな」
するとたっちー、目を紅蓮の炎に染めながらつぎのようにのたまった。
「わしはもう、かなり候補を絞っているで!!!」
へー! と驚いて、俺は尋ねた。「ほう! して、その候補とは?」。
「“悪鬼滅殺(あっきめっさつ)島”、“生殺与奪の権利(せいさつよだつのけんり)島”、“晴嵐風樹(せいらんふうじゅ)島”、“霹靂一閃(へきれきいっせん)島”。このあたりかなと」
俺はとたんに、ゲッソリとした顔になった。
「そんなおっかねえ名前の島いきたくねえよ。ていうかそれ、ナントカの刃に出てくる四字熟語島じゃねえか。おめー、このコラムが載るメディアの出版社わかってんのか。だいたい、漢字使えねえだろ」
言われたたっちー、「ちぃ!」と芝居がかった舌打ちをしてから、つぎのように吐き捨てた。
「なんやねん、文句ばっか言いやがって。じゃあキサマは、何島にすんねん!!」
俺、鼻の穴を膨らませながら答えた。
「“メタモルフォセスぐん島”にしようかなと^^」
「????」と、たっちーが頭の上から大量のクエスチョンマークを放出した。「なんやその、世界の終わりみたいな名前は」。俺、興奮の口調で返す。
「知らんのか!? 我が二大神のひとり、筒井康隆大先生の短編小説『メタモルフォセス群島』を!! そっからもらった……」
言い終わらぬうちに、たっちーがピシャリと言う。
「却下。キサマにしかわからん名前は、読者の混乱を招くやろ!!!」
ハイ、スミマセン。
けっきょく……島の名前はこうなった!!
それから1時間ほど、俺とたっちーは便秘のジャコウネコのように「うーんうーん!!」と唸り続け、ようやくひとつの結論に達したのだった。
たっちーが言う。
「決めた!! わしは“とみおか島”にする!!!」
けっきょく悪鬼滅殺方面じゃねえか!!!w 進歩してねえな!!!w
では、そういう俺は何島にしたのか??
……↓このようになりました!
そう!! 我が島の名前は“角満島”あらため……“ルナステラ島”となりました!!
由来は、我が家で飼っているノルウェージャンフォレストキャットの“ルナ”と、
チンチラペルシャの“ステラ”の名前をくっつけただけw
このルナステラ島で、のんびりスローライフを満喫していこうと思います!!
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中
大塚角満(おおつか・かどまん) 1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo
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