8/7(金)に公開される『映画ドラえもん のび太の新恐竜』のメインキャスト5名にインタビュー! 今回は、スネ夫を演じる関智一さんだ!!!! 15年前のキャスト交代時の記事が載ったコロコロを持参して、みなさんに現在までの変化や感想を聞いてきた! コロコロだけのオリジナル記事だぞ!! もちろん、映画の見どころも教えてくれたので、1文字も逃さずに読んでほしい!!!!
『ドラえもん』は生活の一部
——関さんたちが『ドラえもん』のキャストになってから、15年が経ちました。本日は、新キャスト決定の記事が載った当時のコロコロコミックをお持ちしています!
まぁ、いろいろありましたよね。15年も経てば。みんな、拳(こぶし)で語りながら、少しずつわかり合っていってね。
——拳で……?
関さん:しずかちゃんが一番強いです。
かかずさん(しずかちゃん役):何を言ってるんですか(笑)。拳でなんて語りませんよ。
▲木村さん・かかずさん・関さんが横に並んでのインタビュー風景。木村さんとかかずさんのインタビューでも、関さんが登場するぞ!!
——『ドラえもん』という作品への接し方で変わった部分はありますか?
関さん:心持ちは変わっていないと思うんですけど、いい意味で慣れてきたというか。生活の一部になってきた感じはします。常に全力ではあるんですが。
木村さん(ジャイアン役):普段から役になりきって生活している部分はありますよね。
関さん:そうそう。僕もね、スネ夫みたいに、だいぶお金持ちになってきたし。
——なるほど……(呆)。
関さん:プレッシャーはありますけど、常に楽しむようにはしています。というのも、SNSが広まって、みなさんの声が直接届くようになってきたじゃないですか。 15年というのは、当時赤ちゃんだった子が高校生になるほどの歳月にわたってスネ夫を演じてきたということですから。今の子どもたちが、僕たちの『ドラえもん』を聞いて・見て、育ってくれたのかなと思うと自信になります。これだけの月日が流れなければ、そう思えなかったことですし、とても大切な15年間だったと思います。
——いきなり、めちゃくちゃいい話じゃないですか!!
関さん:でも、15年といえばね、スネ夫たちと違って、我々は年を取るわけですから。肌のケアなんかも、しっかりしないといけない。
——声じゃなくて、肌ですか!?
かかずさん:もう。すぐ、ふざけるんですから(笑)。
関さんしか知らないスネ夫の超シーン
——関さんは、劇中のどのシーンが印象に残っていますか?
スネ夫が、恐竜大軍団を1人で食い止めるシーンがあったじゃないですか。
——……(あったかな)。
木村さん:恐竜大軍団? それを、1人で食い止める場面ですか……?
関さん:ええ。それも、命がけで。
▲もっともらしい顔でジョークを言う関さん
——我々が試写会で拝見した内容とは、少し世界線が違うかもしれません。
木村さん:関さん、スネ夫とシンクロし過ぎて、“スネ夫の向こう側”に言っちゃうときがあるんですよ。すみません。
関さん:心のきれいな人だけに見えるシーンがあるんですよ。
木村さん:関さんのなかだけにあるシーンです!!
▲劇中、スネ夫は“トップ”とタッグを組んで大活躍!
関さん:逆に、どのシーンがよかったですか?
——終盤で見せた、ジャイアンとスネ夫のコンビネーションがよかったです。信頼関係のなせる技というか。
関さん:あれ、いいですよね。15年の間に生まれたきずなが、シーンに反映された感じがします。決してセリフだけではない、繊細な描写ですよね。声優が「セリフだけではない」と言ってしまうのかと思う方もいるかもしれませんが、映画ならではの見せ方だと思います。
関さんの考えたひみつ道具&コロコロ読者へのメッセージ!
——関さんのギャグモードと真剣モードの切り替わりが、大胆過ぎます! 関さんは、どの恐竜が一番お好きですか?
(木村さんとかかずさんが答えるなか、なにやらスマホをいじる関さん)
……僕は、コンプソグナトゥスです。今調べました。
——コんプそ……、すみません。もう一度よろしいでしょうか。
恐竜の人気投票で50位のコンプソグナトゥスです。
▲コンプソグナトゥスを見せてくれる関さん
——それは、どうしてまた。
まずね、人気がないってところがスネ夫くんと被るんですよ。以前、テレビアニメの『ドラえもん』で人気投票をしたときに、スネ夫は5位までに入らなかったんですよ。メインキャラクターの1人なのにですよ。
——ちなみに、5位はどなただったんでしょうか。
のび太のママです。
——のび太のママ。
はい。ずっと5人でいるのに、スネ夫だけ5位以内にランクインしなかったんですよ。そこが共感できて。恐竜界のスネ夫です、コンプソグナトゥス。
——こんなにも「コンプソグナトゥス」というキーワードが登場するインタビューは、いまだかつて存在しないのではないでしょうか! この15年間で、印象深いエピソードを教えてください!!
僕が考えたひみつ道具をアニメに登場させていただいた機会が、2回あるんです。「アセッカキン」と「人間調味料」というんですけど。とてもうれしかったです。
——先日、コロコロコミック創刊500号を記念して、歴代10人の編集長にインタビューしたところ、藤子・F・不二雄先生の担当編集時代に、ひみつ道具が採用されたことをとてもうれしそうに、誇らしげに話していて。本当に羨ましいことだな、と思いました。
コロコロでやればいいじゃないですか、読者企画として!
——その企画、関さんのお墨付きとして、やらせていただいてもよろしいでしょうか!?
もちろん! ……なんて、勝手に言っていいのかわからないですけど(笑)。どんなひみつ道具が集まったのか、見本誌を送ってくださいね。
——最後に、コロコロコミックの読者へメッセージをお願いします!
コロコロを読んでいるキミたちは正しい!!!! 何と言っても、僕はコロコロが創刊された世代の人間ですからね。コロコロで連載されてきた数々の漫画を読んできたからこそ言えますけど、子どもにこそ、お下品な笑いを通過して大人になってほしいと思います。
作品概要
『映画ドラえもん のび太の新恐竜』
■公開日:2020年8月7日(金)
■公式サイト: https://doraeiga.com/2020/
(C) 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020