1984年(昭和59年)第69号~第80号
・1984のトピック: マンガからリアルへ…!「コロコロ熱血少年団」始動!!
プラモデルにチョロ獣、ゾイドといった目新しいホビーも取り上げつつ、子どもたちの友情や団結をテーマにしたコンテンツも忘れないのがコロコロイズム!5月号では読者が5人一組で応募すると団員に登録されバッジやフラッグが贈呈される「コロコロ熱血少年団」企画が始動。少年団の結成記念特別連載としてマンガ「がんばれ!熱血少年団」も掲載されました。
当時の団員の証であるバッジやフラッグをまだ持っている元読者がいたらぜひSNSに画像をアップしていただきたいところ!音信不通のかつての仲間と連絡がとれるかも?その際はハッシュタグ「#コロコロ500号」をお忘れなく!
・主な人気マンガ:
1月号~ 「ミラクル一番 おれは天兵」すがやみつる
4月号~ 「ドラゴン拳」小林たつよし、「おれ!チョロ獣」勝木一嘉、「3D甲子園 プラコン大作」たかや健二
5月号~ 「忍者ハットリくん ワシ獅子丸」藤子不二雄、「がんばれ!熱血少年団」ながいのりあき、「おてんば転校生」Moo.念平(読切)
8月号~ 「大長編ドラえもん のび太の宇宙小戦争」藤子不二雄
9月号~ 「風キッド」すがやみつる、「アニマルダン」Moo.念平(読切)
10月号~ 「ドジラセンセー」永井豪
11月号~ 「がんばれ!キッカーズ」ながいのりあき、「Dr.ゴックン」のむらしんぼ、「ウーパーくん」あすかあきお、「ゾイド」おちよしひこ
12月号~ 「モンス太くん」竹村よしひこ(読切)
1984年のコロコロはすがやみつる先生「ゲームセンターあらし」終了後の超能力バトル新連載「ミラクル一番 おれは天兵」で幕を開け、本格少林拳マンガ「ドラゴン拳」、チームでプラモ&ジオラマ制作を競う「3D甲子園 プラコン大作」など“対決”をテーマに仲間との友情や真の強さ、優しさを描いた作品が続々と登場しました。さらに後にTVアニメ化もされるサッカー漫画の名作「がんばれ!キッカーズ」も11月号より連載開始、前月号には予告編が掲載されるなど編集部の入魂ぶりがうかがえます。
・主なホビー:「ラジコン」
前年の6月号から連載を開始した「ラジコンボーイ」の影響で主役マシンのタミヤ「ワイルドウイリス」は小学生の憧れの的に。イベントでは「第1回ラジコングランプリ」(銀座松坂屋)が開催。さらに続いて登場したオフロードバギータイプの「マイティフロッグ」、構造をシンプルにして価格も手頃になった「グラスホッパー」、「ホーネット」はラジコン人気を決定的にし、後年マンガと連動したスペアボディセット「スーパードラゴン」の製品化~劇中登場マシンの「ファイヤードラゴン」、「サンダードラゴン」、「セイントドラゴン」のドラゴンシリーズが続々とラジコンとして製品化され、コロコロ誌面を迫力のグラフ記事とともに飾っていくことになります。
・1984年の世の中
新紙幣発行、千円(夏目漱石)・5千円(新渡戸稲造)・1万円(福澤諭吉)
ロサンゼルスオンピック開催
コアラ日本初上陸、エリマキトカゲ、ウーパールーパーがTVで人気、珍獣ブーム
カラムーチョ(湖池屋)、コアラのマーチ(ロッテ)発売
宮崎駿監督の劇場アニメ「風の谷のナウシカ」公開
・コロコロトリビア:
5月号にて第7回藤子不二雄賞入選作「おてんば転校生」でMoo.念平先生(「太陽犬ゼロ」、「あまいぞ!男吾」など)がデビュー!笑いと感動を備えたさわやかな作風は「がんばれ!ドンベ」の流れを次ぐ“コロコロの良心”とも言っても過言ではないでしょう。