【#コロコロ500号】42年の歴史を詰め込んだ『コロコロ500号記念大年表』公開 第2弾!!(1982年〜1986年)

1983年(昭和58年)第57号~第68号

・1983年のトピック: チョロQ人気!全国大会開催!!
1985年5月に隔月刊誌として創刊された「別冊コロコロコミック」(現「別冊コロコロコミックSpecial」)が月刊化。(現在は再び隔月刊に)
遊べるミニカーホビー、タカラの“チョロQ”大人気を受けマンガ「ゼロヨンQ太」を連載するコロコロも「全国チョロQ爆走レース大会」を開催!ミニ四駆に先駆けるコロコロ初のレース系全国イベントは実はチョロQから始まったのだ!

▲1983年3月号表紙

・主な人気マンガ:
1月号~ 「ローラーポリス太陽刑事(デカ)」ほしの竜一/古沢一誠
2月号~ 「ひまで署オマワリくん」はちのやすひこ
4月号~ 「クマクマずんずん」方倉陽二、「プラモ天才 エスパー太郎」斉藤栄一
5月号~ 「男トラゴロウ」のむらしんぼ
6月号~ 「ラジコンボーイ」大林かおる
8月号~ 「あほ拳ジャッキー」ぜんきよし
9月号~ 「大長編ドラえもん のび太の魔界大冒険」藤子不二雄、「プロレス刑事おやじ弁慶」桜多吾作
10月号~ 「激闘!!3Dバトラー プラモ戦士イサム」岩田和久/岸川靖
12月号~ 「忍者ハットリくん+パーマン 超能力ウォーズ」藤子不二雄
 
この年はローラースケートを履いた小学生刑事が活躍する「ローラーポリス太陽刑事」ではじまり、新たなギャグ連載とともにプラモを題材にした「エスパー太郎」に「プラモ戦士イサム」、長期連載となった「ラジコンボーイ」などホビー物の人気作も登場。ホビー情報がさらなる充実を見せた1年となりました。

▲斉藤栄一先生の「エスパー太郎」
▲大林かおる先生の「ラジコンボーイ」

・主なホビー:「プラモデル」
1980年代初頭の機動戦士ガンダムのプラモデル「ガンプラ」のヒットによりアニメキャラクターのプラモデル市場は小学生も巻き込んで活況に。もちろん子どもたちに人気のホビーを逃さないコロコロもプラモ関連の連載マンガや特集記事を誌面展開するも、大人の事情で「ガンプラ」ではなく「超時空要塞マクロス」推し
 
コロコロ発のプラモマンガ「プラモ天才 エスパー太郎」は主人公、茂寺太郎たちがエスパー能力を使いバルキリーをはじめとするマクロス・メカにプラモイン(プラモの中に入る)して戦うというワクワクする内容でした。
 
・1983年の世の中
千葉県浦安市舞浜に東京ディズニーランドが開園
任天堂が家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」を発売
NHK朝の連続ドラマ「おしん」がヒット、最高視聴率62.9%を記録
スピルバーグ監督の映画「E.T.」日本公開、配給収入94億円の大ヒット。邦画では「南極物語」が配収56億円を記録。
 
・コロコロトリビア:
1983年1月号~1984年3月号まで連載された「ローラーポリス太陽刑事(デカ)」は後にコロコロの類似誌に活躍の場を移す、ほしの竜一先生の実質的な作画デビュー作。(原作は「あばれ!隼」、「かっとび!童児」の古川一誠先生)ダイナミック&ガッツあふれるアクションが盛りだくさんの痛快作だが残念ながら未単行本化という幻の作品だ。

▲作・古沢一誠先生/画・ほしの竜一先生の「ローラーポリス太陽刑事」