【#コロコロ500号】42年の歴史を詰め込んだ『コロコロ500号記念大年表』公開 第2弾!!(1982年〜1986年)

コロコロ500号記念の大企画!
みんなで年表を作り上げよう!

コロコロに関するキミの思い出コメントや
秘蔵のふろく品&ホビーなどを
「#コロコロ500号」を付けてつぶやくのだ!
</


 
学年誌で連載されていた「ドラえもん」がまとめて読める小学生のためのマンガ誌として創刊されたコロコロコミック! 登場から5年目を迎えた1982年からは「ゲームセンターあらし」の後に続く新たなホビーマンガの流れが到来!そして、あのファミコンの一大ブームがコロコロを直撃!!現在のコロコロを形作る要素が出揃った激動の5年間を年表でチェックだ~!!
 


 

1982年(昭和57年)第45号~第56号

・1982年のトピック:創刊5周年!大人気「ゲームセンターあらし」アニメ化!
この年の4月号でコロコロは創刊5周年!誌面では藤子不二雄先生「ドラえもん」の第27回小学館漫画賞受賞もレポート掲載。非常におめでたくにぎやかな春を迎えます。
 
コロコロ人気をさらに加速させた「ゲームセンターあらし」が4月よりNTV系列で待望のTVアニメ化!記事ページではあらし関連の特集が大充実!デザインが一新された新インベーダーキャップ(出っ歯インベーダーが特徴)の登場など、周辺アイテムの設定を掘り下げるスタイルはここで確立されることになります。(ドラえもんの関連記事が大きなヒントを与えている部分も多いと思われます。)
 
なお、新インベーダーキャップは当時コロコロコミックのロゴ入りの読者プレゼント品が制作され、ごく一部のラッキーな読者の手にのみ渡りました。

▲1982年5周年号表紙
▲1982年あらし新インベーダーキャップ記事
▲プレゼント版インベーダーキャップ
▲プレゼント版インベーダーキャップ

たかや健二、斉藤栄一、池田淳一といったホビー系マンガでコロコロを盛り上げる作家陣(いずれも藤子不二雄、永井豪、すがやみつるといったコロコロ連載作家のアシスタント出身者)がコロコロに続々と登場!
 
そしてコロコロファンに向けたイベント、第1回コロコロマンガまつり(銀座松坂屋)が開催されるなど、「マンガ」「ホビー」「イベント」というコロコロ黄金の3大要素の登場が次なる世代の到来を予感させます。
 
・主な人気マンガ:
1月号~ 「怪物くん デーモンの剣」藤子不二雄
2月号~ 「刑事ゴリデカ」キドタモツ(読切)、「電撃ラジコンハンター」ながいのりあき(読切)
3月号~ 「ウルトラムサシ」大林かおる(読切)
4月号~ 「鉄戦士ムサシ」永井豪、「アクションハンター・ピント」池田淳一(読切)、「パンパカパールド」斉藤栄一(読切)
8月号~ 「大長編ドラえもん のび太の海底城」(後に「海底鬼岩城」に改題)藤子不二雄、「呪い猫の恐怖」かたおか徹治(読切)
9月号~ 「ゼロヨンQ太」池田淳一
10月号~ 「ぐゎんばる殿下」田中道明
12月号~ 「ぷりんすメロン」よしかわ進、「燃えろ!コマンドJ」たかや健二(読切)
 
この年は4月号からは永井豪先生のSFアクション「鉄戦士ムサシ」がスタート、9月にはタカラのミニカー玩具、チョロQを題材にした「ゼロヨンQ太」も登場するなどホビー系マンガにも新潮流が生まれます。

▲永井豪先生の「鉄戦士ムサシ」

・主なホビー:「電子ゲーム」、「チョロQ」
ゴールデンタイムにTVコマーシャルが放送され、老若男女を巻き込む人気となった任天堂「ゲーム&ウォッチ」のヒットなどが牽引し、各メーカーが液晶型やLF蛍光管の電子ゲームを多数市場に投入。コロコロ誌面ではそんな電子ゲームのカタログ記事や新作ゲームのレビュー&攻略法紹介など小学生向け情報誌としてのアプローチを行います。
 
価格が1個数千円はする電子ゲームが人気を集める一方、1個350円という手軽な価格でコレクション性がある玩具として、タカラのプルバック式ゼンマイ走行の“遊べる”ミニカー「チョロQ」が小学生の間で爆発的ヒットに。コロコロでもチョロQマンガ「ゼロヨンQ太」がスタート。主人公のQ太(向江弓太)の愛車マグナム号は誌面で読者プレゼントを実施。
 
チョロQの改造セットや走行用のコースなどが商品化されるなどマンガと連動した商品化が展開されるようになり、これらのノウハウの蓄積が後のミニ四駆ブームなどに継承されていきます。

▲ゼロヨンQ太マグナム号図解

・1982年の世の中
国鉄 東北新幹線・上越新幹線が開業
500円硬貨発行される
SONYより世界初のCDプレーヤー「CDP-101」が発売
フジテレビの昼番組「森田一義アワー 笑っていいとも!」放送開始
「ネクラ」「ネアカ」が流行語に
森永製菓よりスナック菓子「おっとっと」発売
 
・コロコロトリビア:
1982年の夏、コロコロ誌面に衝撃が走る!それは人気連載「超人キンタマン」で起こった「オガンダム爆発事件」だ!読者投票で主役のキンタマンを上回る人気だった某機動戦士風のお祈り戦士(祈祷戦士ともいう)オガンダムが劇中で突然大爆発!なぜか新キャラのプラモ戦士バカラスに生まれ変わるという、当時の小学生にも何らかの大人の事情をビンビン感じさせた衝撃の回はいまでも伝説となっている。
 
この事件に関する詳しいエピソードは、のむらしんぼ先生の最新作「コロコロ創刊伝説」第2巻(コロコロアニキコミックス)で紹介されているので要チェックだ!

▲コロコロ創刊伝説2巻
▲コロコロ創刊伝説オガンダム