TVアニメ『イナズマイレブン オリオンの刻印』、そして、まんが『イナズマイレブン アレスの天秤』もいよいよクライマックス!!
コロコロオンラインでは、ファンからの注目が集まる両作品を爆盛り上げるため、9月11日(水)~30日(月)まで特別特集「イナイレ杯」を実施!
今回は、『イナズマイレブン アレスの天秤』の作者・おおばあつし先生と、サンデーうぇぶりで連載されていた『イナズマイレブン~ペンギンを継ぐ者~』こと『イナペン』の作者・やぶのてんや先生による、超スペシャル対談記事(全4回)をリバイバル連載!
ここでしか聞けない、ファン必見の内容をもう一度チェックだ!!
※本対談は2019年2月に実施したものを掲載しています。
「アレスの天秤」”灰崎編”と、「イナペン」の完結
――「イナズマイレブン アレスの天秤」は、星章戦が決着し、全国大会に突入しました。これまでの連載を振り返って、いかがでしょうか?
おおば:明日人と灰崎の決着を目指して、ここまで描いてきました。ベタですけど、この友情が描きたかったんです。「アレスの天秤」の中での、“灰崎編”の完結ですね。
やぶの:この試合の後、やっと灰崎もデレてくれましたね。今後もこういう顔が見られるんですか?
↑「アレスの天秤」第13話(コミックス3巻収録予定!) 試合後、灰崎が柔らかい表情に…!
おおば:そうですね! 灰崎を絶対的なライバルとして描くために、これまではあんまり面白いことをさせられなくて。「イナペン」を見てて、いいなあ~!って思ってました(笑)。
やぶの:灰崎は明日人の「てっぺん」ですもんね。
おおば:はい。王道の王道ですが、ライバルだったヤツとバディ関係になる展開は熱いですよね。
――やぶの先生は、「イナペン」の連載を振り返って、お気持ちはいかがでしょうか?
やぶの:「イナペン」は、描きたいところまで描かせて頂けて、本当に良かったなと思ってます。灰崎が雷門に編入するところまでを描かせてもらったので、ちゃんと役目を果たせたかなあと。
おおば:「イナペン」は、僕も読者の方と一緒に楽しんでましたが…。最初あれだけギャグで笑わせながら、最後は感動的に締めるって。読者の心をわしづかみですよ!
↑「イナペン」番外編 灰崎くんと鬼道さん@ラーメン屋さん(1巻収録) ラーメン屋での静かな戦い。
やぶの:おおば先生の「アレスの天秤」の方は、ちょうど先月号まで星章戦でしたよね。「星章が勝てばいいのに…」と思いながら読んでしまいました(笑)。
おおば:そこはちょっと…明日人が主人公なので…(笑)。
「イナペン」と「アレスの天秤」の灰崎像は…!?
――「イナペン」では主人公だった灰崎ですが、どんなことを意識して描かれましたか?
やぶの:「イナペン」では、灰崎がどんどん優しくていいヤツになりましたよね。「アレスの天秤」では、おおばさんが灰崎をコワモテにカッコよく描いてくれて、バランスが取れたと思います。
おおば:同じ灰崎を描いてても全然違いますよね。漫画が2作品あることで、灰崎の魅力がより深まった気がします。
やぶの:灰崎のキャラ立てと言えば…「アレスの天秤」第1話でおおば先生が描いた灰崎が振り返るコマがすごく印象的だったので、「イナペン」でも使わせて頂いたんですよ。
↑「アレスの天秤」第1話(1巻収録) これが始まりだった!!
↑「イナペン」第1話(1巻収録) 冒頭から強い印象を残したシーン!!
おおば:それ、すごく嬉しかったです!! それを受けて、僕自身も星章戦でもう一度オマージュしたんですよ!
↑「アレスの天秤」第10話(コミックス3巻収録予定!) 明日人と再戦するFF予選決勝にて。表情の変化に注目!!
やぶの:お互い2回ずつ描いてますね。さらに僕も、灰崎が合宿に誘われる回で、また描いてるんです。
↑「イナペン」第10話 合宿編「説得」の巻(2巻収録) 水神矢に呼び止められ、渋々振り返る…。
やぶの:こんな風に呼び止められてけだるそうに振り返っていた灰崎が、「イナペン」で星章から旅立つラストシーンでは、最後の最後で振り返らない…。おおば先生が描いたコマから始まったものが、最後まで通せたかなと。
おおば:すごく嬉しいです。僕はこのポーズをどうやって思いついたかは覚えてないのですが…(笑)。なんか灰崎っぽいというか。
やぶの:すごくキャラが立つ絵ですよね。
おおば:セクシーさもありますよね。中一なのに(笑)。灰崎は史上最強の中学一年生だと思います。明日人の方が年上だっていう設定を見て、いつも驚きます(笑)。
⇒続いて「アレスの天秤」の灰崎像、そして「イナペン」合宿編の誕生秘話が明らかに!!!