『ゾイドワイルド』新シリーズ、まんが『ゾイドワイルド2』がコロコロコミック9月号で堂々始動! さらに、7月には新たなゾイド“ビーストライガー”と“キャノンブル”が発売した。
今回コロコロオンラインでは、『ゾイドワイルド』新シリーズ開始特別企画を実施!
そこで、『ゾイドワイルド』をよく知るタカラトミーのゾイドチームの平位さんと片山さんに特別インタビューにお答えいただいたぞ。
今だから語れる『ゾイドワイルド』1年目の裏話から、気になる過去のゾイドシリーズとの繋がりや、期待膨らむ『ゾイドワイルド』新シリーズ、まんが『ゾイドワイルド2』にアニメ『ゾイドワイルド ZERO』についても!? ここでしか聞けないゾイド情報が目白押しだ!
『ゾイドワイルド』企画開発者特別インタビュー | |
第1回 今だから語れる『ゾイドワイルド』の1年目! |
最新作は『ゾイドワイルド』以前の『惑星Zi(惑星ゾイド)』を舞台に活躍したゾイド達と関係があるのか!?
—-平位さん、片山さんにとって、『ゾイドワイルド』以前のシリーズでお気に入りのゾイドはなんですか?
平位 俊雄(以下、平位):
そうですね。僕は第1期シリーズの後半の世代だったんです。それで持っていたのが昆虫型の“ダブルソーダ”だったんです。あと、後半に出てきた“デッド・ボーダー”がセンセーショナルな登場をして、衝撃的でしたね。
『ゾイドバトルストーリー』で登場した時は度肝を抜かれた記憶がありますね。
デッド・ボーダー
1989年3月に発売された恐竜型ゾイド。小学館の学年誌で連載されていた『ゾイドバトルストーリー』では、ヘリック共和国、ゼネバス帝国に次ぐ新たな勢力、暗黒軍のゾイドとして登場。その背中には最大の武器である重力砲が備わっており、その威力は絶大。これまでの主力ゾイドに圧倒的な力を見せつけ、『ゾイドバトルストーリー』で衝撃的なデビューを果たした。
平位:
それで、ゾイドって当時、お金持ちの子が持っているイメージがあって……。
片山 周(以下、片山):
それは自分もそうですね。
平位:
だから友達の家に行って、すごいなってなったのが“ウルトラザウルス”ですね。
片山:
ヤバイですね。
平位:
巨大な恐竜で、巨大な基地でね。当時僕ら世代は基地遊びが流行っていて、動くホビーなんですけど基地的な表現もされて、動く要塞ってロマンが詰まっている。とても思入れが深いですね。
当時、持ってませんでしたけど(笑)
——そうですね。ゾイドってお金持ちの子が持ってましたね。
平位:
だから、持ってる友達の家に行って、見て、触っていいか聞くっていう。
——その気持ちすごくわかります。片山さんはいかがでしたか?
片山:
自分も一緒ですね。やっぱり、ゾイドはお金持ちの子が持ってるおもちゃってイメージでしたね(笑)
実は僕、あまり子どもの頃ゾイドに触れてきてなくて。本当に友達の家でゾイドを触る感じでした。
それで、さっき出た“ウルトラザウルス”を初めて見たとき衝撃を受けましたね。
今思えばリード線もデザインの一つとしてあって、さらにカッコイイメカの中に小さい人が乗れるんだっていうごっこ遊びができるのがワクワクしましたね。
—-“ウルトラザウルス”確かに衝撃的でしたね。あとはそれに匹敵する“デスザウラー”が印象的でしたね。
平位:
出ましたね。ヤバイですよね。
“デスザウラー”は本当に衝撃でした。
——このゾイドに勝てるゾイドはいるのか、と思いましたものね。
片山:
荷電粒子砲……。あれは確かに他に類を見ないインパクトでした。
平位:
後ろのファンとか動きがすごくて。たまに僕たちも社内にある“デスザウラー”を動かして遊んでいます
昔と今とでは背違い話なんですけど、原材料の値段とかが全然違くて、あのサイズを再現するのは難しいですね。
でも、ゾイドを動かしての感動や衝撃をすごく感じてます。
——『ゾイドワイルド』でも(現在最大級の)デスレックス以上に巨大なゾイドは出てくるのでしょうか?
平位:
それはですね…、考えています。
——本当ですか!? それはもう人が何人も乗れてしまうような!?
平位:
『ゾイドワイルド』でもさらに大きなもの、迫力あるものは検討し続けているので、2年目もご期待ください!