By まつがん
無限にデッキが作れてしまう、それがデュエパーティー!!!
今回も番外編ということで、例によって「オリジナル」や「アドバンス」とは異なる特殊なフォーマット「デュエパーティー」を遊んでいこうと思う。
(参考:直近5回の記事で紹介したパートナー)
・vol.84-4
《竜社長 ゴルファウンデーション》
・vol.86-4
《躱す混沌 ウツセミマントラ》
・vol.88-4
《神化混成 ボルナティックス》
・vol.91-4
《ブリザド=ザルド》
・vol.95-4
《森仙のJ ロマネスク》
さて、早速だが前回からのカードプールの変化としては、「ますますつよいパック」、逆札篇第2弾、「カリスマBEST」、「ドラ娘100%パック」が発売しているということで、今回のパートナーはその中から探すことにしよう。
とはいえ、逆札篇第2弾は「革命チェンジ」持ちばかりでパートナーにしたときにはそれほど出力が高いクリーチャーが存在しなかった。《鎧亜目邪王類 デス=ヴェルムート》パートナーにして大量の《薫風妖精コートニー》系を搭載するデッキも考えたものの、既出のようだったので残念ながらお蔵入りに。
次に「カリスマBEST」から《CRY-S-MAX ジャオウガ》パートナーも考えたが、《逆転のオーロラ》始動にしようとすると単色しか入れられない上に3文明がきっちり落ちるかが運ゲーになってしまい、その割に「G・ストライク」で止まるだけのいつもの無限攻撃というのが芸がないなという印象でこれも没。また、「ドラ娘100%パック」は多色でコスト5以上のドラゴン娘がほぼいないために、あまりパートナー向きのセットではなかった(5色パートナーにして全部ドラ娘にするとかはもちろん可能だが)。
かくしてパートナー探しに難航した中で、今回私が注目した1枚がこれだ。

《ボルシャック・デンジャラス・ドラゴン》。「ますますつよいパック」で登場した1枚だが、「D・D・D」はパートナーゾーンからは使用できないため、一見しただけではそれほどパートナー向きではないようにも思える。
だが、私は気がついたのだ。このカードの存在によって、「とあるコンセプト」の新たな地平が開けたことに。
そう、それはすなわち。


無限攻撃すればいいのでは???🤔🤔🤔
4人対戦のデュエパーティーでは通常18枚のシールドを割った上で3人にダイレクトアタックを決めなければならず、21打点を要求される都合上、アグロは基本的には成立しない。だが無限攻撃だけは別だ。打点に上限がない無限攻撃なら、6打点も21打点も変わらず完遂することができる。
《ボルシャック・デンジャラス・ドラゴン》は単体では無限攻撃は不可能だが、《ブランド-MAX》などの他のアンタップクリーチャーがバトルゾーンにいれば無限攻撃が可能だ。


とはいえ、無限攻撃ができるパートナーはこれまでにも《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》や《暴龍事変 ガイグレン》などが存在していた。また、《未来王龍 モモキングJO》や《爆龍皇 ダイナボルト》でも、無限ではないにせよむしろより強度の高い連続攻撃が可能である。それらを使えば実質パートナー単体で無限攻撃や疑似無限攻撃が可能なのに、わざわざ要求が高い《ボルシャック・デンジャラス・ドラゴン》を使う意味はないのではないか?……と、そう思われるかもしれない。
だが、《ボルシャック・デンジャラス・ドラゴン》のメリットは「デッキ拘束の薄さ」にある。《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》は「シビルカウント」を早期に満たす必要があるし、《暴龍事変 ガイグレン》はチャージャーでひたすらマナ加速しないと9マナまでたどり着けない。《未来王龍 モモキングJO》も大量の進化モモキングや「侵略」持ちが必要になるし、《爆龍皇 ダイナボルト》も早期着地のためのコスト軽減に加えてアンタップ材と《爆龍皇 ダイナボルト》を守るクリーチャーを入れてしまえばスロットがカツカツだ。
一方、《ボルシャック・デンジャラス・ドラゴン》の場合は、《ボルシャック・デンジャラス・ドラゴン》と相互にアンタップし合える能力を持ったクリーチャーさえ入れておけば(それ自体そこまで枚数は多くないのだが)、コンセプトは最低限成立する。つまり、無限攻撃をコンセプトにしているにもかかわらず、おおよそ50枚程度の自由なスロットが確保できるという優位性があるわけだ。
では、その自由なスロットでどのようなコンセプトを実現すればいいだろうか?
私が考えたのは、これだ。


S・トリガーを入れまくればいいのでは???🤔🤔🤔
デュエパーティーでは、自分が勝利するためには他の3人を倒さなければならないために、攻撃力に求められるハードルが極めて高い。そしてそうなると防御力に求められるハードルも対応して上がっていくことになり、かといって防御しているだけでは勝てない都合上、防御をコンセプトにすることはなかなかに難しいのが実情だ。
しかしパートナーが無限攻撃によって少ないスロットで攻撃力を担保してくれているのなら、残りを防御力に全振りする選択肢が生まれる。攻撃寄りのデッキはいつでも簡単に作れる一方で、滅多にない受け寄りのデッキを組めるせっかくの機会ということで、限界まで受けを意識したデッキを作ってみることにした。


まずは最低限必要な「《ボルシャック・デンジャラス・ドラゴン》と一緒に並べると無限攻撃になるクリーチャー」のスロットだが、棒立ちで出して相手に除去されたり踏まれたりするだけだと意味がないため(何せ放っておいたら無限攻撃になることはパートナーでバレバレなのだ)、まずは「召喚酔いに影響されない」こと、そしてさらにパートナーが召喚できない状況でも無限攻撃を可能にするため、「アンタップ材2枚をどの組み合わせでも引けば無限攻撃が可能になる」という条件を満たすものだけを採用することにした。
《怒りの夜 アゲブロム・バイオレンス》や《チョクシン・ゴー》はその条件を満たす一方、《ポップ・ルビン》は召喚酔いする上にドラゴン指定でアンタップできない相方も多いし、《メタルコックのタイマー》も召喚酔いがネックとなり採用外となった。また、《春咲栄久》も召喚酔いはしないもののドラゴン指定につき同様だ。


受け寄りのデッキもただ大量の受け札があればいいというわけではなく、「手札とマナを与えられればいつでも攻めに転じられる」ことが重要である。そしてそうした条件はもちろん自分で引き寄せられればそれに越したことはないわけで、《Library of Alexandria》は初手で引ければ継続的なドローソースとなってくれる強力な1枚だ。
また、火+光という組み合わせでは能動的にマナを伸ばせる手段はチャージャーくらいのところ、《記憶の霧消》のように他のプレイヤーのマナ数との差異を利用するカードを使えば、対戦相手が多いデュエパでは労せずしてマナ加速することが可能だ。


受けのスロットはトリガー封じを食らいづらい《SMAPONの心絵》などのタマシードを優先するほか、シールド追加や全タップなど受け方の種類を散らすことで1ターンでも長く生存確率を上げることが重要となる。
また、1枚差しで警戒されづらいことを逆用して《奇石 コントロ》を使った耐久などを狙ってみるのも一つの手だろう。限界まで生き汚いデッキを作ることが今回の目標だ。


《ボルシャック・デンジャラス・ドラゴン》が処理されてパートナーゾーンで裏向きになっている間にシールドが0枚になってしまった!と諦めるにはまだ早い。《真聖霊王ネオ・アルカディアス》や《煌メク聖壁 灰瞳》を使えば、さらなる遅延行為が可能だ。とにかくターンを稼いで、何度でも無限攻撃で対戦相手のシールドを殴りつけよう。
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『パートナー:ボルシャック・デンジャラス・ドラゴン』
| 《魔力妖精バーベナ / 「これは…失われし記憶」》 | 《奇石 コントロ》 | 《富力!ルベル&フォース》 | 《獲銀月 ペトローバ》 | 《世界のY チャクラ・デル・フィン》 | 《ピース・盾・ルピア》 | 《チョクシン・ゴー》 | 《ブランド-MAX》 | 《フィーアカノン・ワイバーン》 | 《聖沌大忍者 クーソクゼーシキ》 | 《躱す混沌 ウツセミマントラ》 | 《閃光の黄色 スパークイエロー》 | 《逆転の火焔ボルシャック・メビウス》 | 《ウィリデ・ゴル・ゲルス》 | 《叡智のW インビンシブル・ギャラクシー》 | 《轟く邪道 レッドゾーン》 | 《偽りの希望 鬼丸「終斗」》 | 《光鎧龍ホーリーグレイス》 | 《法理の使徒サンアーマ》 | 《光器マドレーヌ》 | 《シダン教皇 バラモン / 「我が言葉のみを信じるのだ!」》 | 《龍装の調べ 初不/ホーリー・スパーク》 | 《呪われし悪魔のミッシツ》 | 《紅唱龍マグマイッピツ》 | 《聖カオスマントラ》 | 《怒りの夜 アゲブロム・バイオレンス》 | 《燃える革命 ドギラゴン》 | 《真聖霊王ネオ・アルカディアス》 | 《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》 | 《革命の絆》 | 《偽りの名 ドルーシ》 | 《~輝きは奇跡そのもの~》 | 《霊騎コルテオ / プロテクション・サークル》 | 《ゴルパガーニ-A7 / ダウンフォース・サーキュラー》 | 《偽りの名 トバル》 | 《煌メク聖壁 灰瞳》 | 《ボルシャック・ガラワルド》 | 《バイナラドンデン》 | 《閃光の精霊カンビアーレ》 | 《E2連結 俺丸「ライバック」》 | 《閃光の守護者ホーリー》 | 《煌メク聖晶 弩楼 / ビスティック・マース》 | 《逆転の使徒エストール》 | 《オリオティス・ジャッジ》 | 《記憶の霧消》 | 《伝説の逆転撃》 | 《ドファドファ叩くナウ》 | 《グローリー・スノー》 | 《極閃呪文「バリスパーク」》 | 《アポカリプス・デイ》 | 《ドラゴカリプス・デイ》 | 《ルクショップ・チェサイズ》 | 《ライオネルの天宝》 | 《SMAPONの心絵》 | 《「正義の記念碑」》 | 《我竜塔第一層 セイント・キャッスル》 | 《神羅の銀月 ザ・ラムーン》 | 《Dの牢閣 メメント守神宮》 | 《Library of Alexandria》 |

意外と受け一辺倒というわけでもなく、特に《ボルシャック・デンジャラス・ドラゴン》はW・ブレイカーさえいれば5打点を作れるため、S・トリガーで出たクリーチャーと合わせてカウンターで人一人を倒すくらいは狙えそうなのがパートナーとの噛み合いがあるポイントだ。
ただしイベントなどでの周回向きのコンセプトではないため、使いどころを選ぶデッキではある。身内でデュエパーティーを遊ぶ会などで一つくらいはこういうデッキを用意しておくと、パーティーが賑やかになるかもしれない。
ではまた次回!来週は休載なので、8月28日 (金) にまた会おう!!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。





