By まつがん
いよいよ明日には逆札篇第1弾「逆転神VS切札竜」(ガルド・オブ・ボルメテウス)が発売となる。
「Zラッシュ」と「G城」という新ギミックに注目が集まる中、私が一足先に紹介しようと思った1枚はこれだ。

《空神のD ドッコイ》。「Zラッシュ」を持ってはいるものの、わずか2コストのクリーチャーということもあって、どちらかのシールドを動かす手間を負ってまでわざわざ発動させるほどかと言われると怪しい能力ではある。
ではなぜこのカードに注目したのか?それはもちろん、上側の能力だけでデッキを作れそうだと考えたからだ。
《空神のD ドッコイ》の上側の能力が行うことを整理してみよう。《空神のD ドッコイ》がいる状態では、「破壊」は「セルフバウンス」もしくは「マナチャージ」の好きな方に置き換えられることになる。マナに行ってしまうと再利用は難しいが、手札に戻る挙動はマナさえあれば再召喚が可能なため、明らかにバグの香りがしてこないだろうか?
さらに発想を先に進めてみよう。「マナさえあれば」と書いたが、それはクリーチャーが原則としてマナを支払わないと召喚できないからだ。ならば、逆に考えてみればいい。マナを必要としないクリーチャーの場合はどうだろうか?もし0コストで出た瞬間に破壊されるクリーチャーがいたならば、無限回の召喚が可能ということにならないだろうか?
そして無限回の召喚が可能ということは、そのクリーチャーが登場する時に誘発する能力の持ち主を添えれば能力を無限回誘発させられるということだ。
ここまで来れば、答えは簡単だろう。
そう、すなわち。


《ゾンビポンの助》と《アクア・ティーチャー》で無限ドローなのでは???🤔🤔🤔
《空神のD ドッコイ》《アクア・ティーチャー》《ゾンビポンの助》の3枚で無限ドローができることは、普段からデッキを作り慣れている人にとっては難しい発想ではないことだろう。しかもコンボパーツが3枚とも軽いため、3種を手札に抱えておいて相手の「マッハファイター」の殴り先を作らずに3コストで一気にコンボを始動できるというのは優れたメリットだ。3種ともクリーチャーで、かつ水自然という文明なのも、コンボパーツを揃えやすそうという観点で有望と言える。
だが問題が一つあった。無限ドローからどうやって勝つのか?という点だ。
呪文を連鎖させた結果として無限ドローに至るデッキならば、最後の呪文をループの代わりにフィニッシャーへと出力すればいい。だが通常のクリーチャー展開が無限ドローへとつながる場合、マナも出力もバグっていないのにもかかわらず無限ドローという結果だけを得ているため、勝ち手段を出力する方法がないのである。
これが余りマナが発生するコンボならばまだしも、1ターン目に《アクア・ティーチャー》→2ターン目《空神のD ドッコイ》からの0マナ《ゾンビポンの助》で最速2ターン目にコンボ始動しうるデッキである。当然、そこから勝ちを出力できないのならば無限ドローの意味がない。
手札がいっぱいあるのだから、《偽りの名 iFormula X》を出してタップできれば勝てる。あるいは無限ドロー状態なのだから、《水上第九院 シャコガイル》を置けても勝てるだろう。しかしこれらはいずれも0マナからでは出力できない。デュエル・マスターズにおいて、「0マナからできる行動」には限りがある……だが、本当に勝てないのだろうか?
こういう場合に重要なのは、フィニッシュ手段のことは一旦後回しにしてデッキを仮組みして実際に回してみることだ。
『サンプルリスト』
| 4 | 《ゾンビポンの助》 | 4 | 《アクア・ティーチャー》 | 4 | 《空神のD ドッコイ》 | 4 | 《淡いと濃い ケローラ/♪やせガエル 負けるなケローラ スパイラル》 | 4 | 《ガガガン・ジョーカーズ》 | 4 | 《地龍神の魔陣》 | 4 | 《未来設計図》 | 12 | 余り |

「3ターン目にコンボパーツ3種が手札に来る確率」を最大化したいので、1~2コストでコンボパーツ3種にアクセスできるカードは最大枚数採用したい。また、コンボパーツを先出しせずに手札に貯め込み、フィニッシュターンに一気に展開して無限ドローを始動させたいなら、「水水自然」というマナベースが必須となる。そう考えると、《未来設計図》《淡いと濃い ケローラ/♪やせガエル 負けるなケローラ スパイラル》《地龍神の魔陣》あたりは外せないだろう。
さて、このデッキを実際に回してみると、一つの事実に気がついた。こんだけやっても3枚コンボはなかなか揃わん考えてみれば当然のことだが、フィニッシュターンの盤面には《アクア・ティーチャー》と《空神のD ドッコイ》が必ず存在しているのだ。


つまり、0マナとはいっても完全に材料がないわけではない。たとえば《シンクロ・スパイラル》は唱えられる。ここから《超宮兵 マノミ》を並べて《次元の嵐 スコーラー》につながらないだろうか?
……否、《アクア・ティーチャー》と《空神のD ドッコイ》は一度タップされてしまえばそれまでなので、呪文1回は唱えられてもそこからさらに呪文をつなげることは難しそうである。
では、他にバトルゾーンで並ぶ1コストと2コストのクリーチャーを生かす手段はないのだろうか?
待てよ……「1コストと2コスト」?
ここまで考えたところで、私は真理に辿り着いた。
そう、すなわち。


《夢の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》を出せばいいのでは???🤔🤔🤔
0マナ縛りで呪文は唱えられなくても、無限ドロー状態ならば《神出鬼没 ピットデル》のようなクリーチャーは容易に召喚できる。同様のクリーチャーを異なるコストで合計5種類くらい入れておけば、うち2枚が楯落ちなりマナ落ちなりしたとしても、《夢の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》を必ず召喚できるのではないか。
問題は0マナ下でも召喚できるクリーチャーのマナコストである。《アクア・ティーチャー》《空神のD ドッコイ》《神出鬼没 ピットデル》で「1、2、4」は埋まったから、「3、5、6、7、8、9、10以上」から4種類も、0マナで召喚できるクリーチャーを見つけなければならない。


すぐ思いつくのが《天災超邪 クロスファイア 2nd》で、無限ドローしているので必ず召喚できる。また、《夢の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》だけではダイレクトアタックできないところ、《天災超邪 クロスファイア 2nd》は《神出鬼没 ピットデル》と違って貴重なそのターン中のダイレクトアタック要員となってくれる点が頼もしい。一方この点において《天災超邪 クロスファイア 2nd》の方が明らかに勝っているので、コストが被る《天幕船 ドンデンブタイ》を採用する余地がない点には注意が必要だ。
また、無限ドロー下においては《ルナ・コスモビュー/「これが私の黄昏地獄拳よ!」》も無条件の0マナ9コストクリーチャーとなる。下側を打つパターンがなさそうなので《~世紀末の善悪~》ケアで非ツインパクトの方が良いかもしれないが、いずれにせよあまりにも微差なのでそこまで気にする必要はないだろう。


さらに一人回しを続けていると新しい発見があった。無限ドロー成立後は、余った《ゾンビポンの助》を《空神のD ドッコイ》の効果で手札に戻すのではなくマナに置いてマナを伸ばせるのだ。このギミックを使えば、3ターン目始動であろうと《戯具 ザンブロク》はほぼ必ず召喚できる0マナの3コストクリーチャーとなる。これで「1、2、3、4、7、9」までは埋まった。
となれば残る「5、6、8」あたりで候補を探したいが、0コストでは見つからなかった。そこで私は再びバトルゾーンに残ったクリーチャーに着目した。既述のとおり、無限ドロー下でも《ゾンビポンの助》を使ってアンタップの無色マナが2~3個作れる。ならば、「ハイパーエナジー」が使えるのではないか?
こうして最後に白羽の矢が立ったのがゼロ文明の「ハイパーエナジー」持ちである《ハイパー・ザ・ジョニー》だった。《天災超邪 クロスファイア 2nd》と同様ダイレクトアタック要員になれるし、《ゾンビポンの助》と《夢の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》で「5枚以上」の条件も満たせるので、地味にブロッカーを貫通したり特殊勝利効果も誘発させられたりするのも芸術点高めだ。
というわけで、できあがったのがこちらの「ドッコイ・ポンの助」だ!
『ドッコイ・ポンの助』
| 4 | 《ゾンビポンの助》 | 4 | 《アクア・ティーチャー》 | 4 | 《空神のD ドッコイ》 | 4 | 《淡いと濃い ケローラ / ♪やせガエル 負けるなケローラ スパイラル》 | 2 | 《終止の時計 ザ・ミュート》 | 1 | 《戯具 ザンブロク》 | 1 | 《神出鬼没 ピットデル》 | 2 | 《夢の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》 | 1 | 《天災超邪 クロスファイア 2nd》 | 1 | 《飛翔龍 5000VT》 | 1 | 《ハイパー・ザ・ジョニー》 | 1 | 《ルナ・コスモビュー / 「これが私の黄昏地獄拳よ!」》 | 4 | 《ガガガン・ジョーカーズ》 | 2 | 《堕呪 ゴンパドゥ》 | 4 | 《地龍神の魔陣》 | 4 | 《未来設計図》 |

まつがん「よし、このデッキで勝負だ!デッドマン!!」
デッドマン「いいですよ!では《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》を貼ります」

このすっとこどっこい!!!(ダイレクト悪口アタック)😡😡😡
ではまた次回!来週は休載なので、4月24日 (金) にまた会おう!!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
| デュエマ妄想構築録vol.92バックナンバー | |
![]() |
デュエマ妄想構築録 vol.92-1 ~カウンター無限攻撃!シルバー・オーガロード!!~ |
| デュエマ妄想構築録vol.93バックナンバー | |
![]() |
デュエマ妄想構築録 vol.93-1 ~脱出不可能!ラムーン・プリズン!!~ |
![]() |
デュエマ妄想構築録 vol.93-2 ~めくってナンボ!テレポート・ムソウ!!~ |
![]() |
デュエマ妄想構築録 vol.93-3 ~最速2キル!ドッコイ・ポンの助!!~ |




