By まつがん
今月発売となった「ドリーム英雄譚デッキ アルカディアスの書」は、王道篇第2弾のドリーム・クリーチャーである《王導聖霊 アルファディオス》を主軸としたエンジェル・コマンド戦略を、さらに強化する内容だった。
さてそんな中で、私が特に注目した新カードはこれだ。

《天翔と紋章の門》。エンジェル・コマンド限定とはいえ、プレミアム殿堂カードの《母なる紋章》とほぼ同等の芸当ができるカードということで、何かしらでバグる予感しかしない。
では、《天翔と紋章の門》を使ってどのようなデッキを組むべきだろうか?
新カードでデッキを作る際には、例によって唯一無二性に着目すべきだ。では《天翔と紋章の門》の唯一無二性とはどこにあるのか。単に「マナからエンジェル・コマンドを出したい」というだけなら、コストは重くなってしまうが他にも《獰猛なる大地》や《蒼龍の大地》も存在している。また《聖霊王アルカディアス》などの「進化エンジェル・コマンド」でいいなら、《母なる星域》を使えばいい。
《天翔と紋章の門》にしかできないこと……それはテキストに隠されていた。「その後」というテキストは、「その後」以前の前半の効果が仮に実行されなくても、「その後」以降の後半の効果は無関係に実行できる。つまり《天翔と紋章の門》は、バトルゾーンにクリーチャーがいなくてもマナからエンジェル・コマンドを出せるのだ。
また、仮に強力な登場時効果を持つエンジェル・コマンドが既にバトルゾーンにいる状況で《天翔と紋章の門》を唱えたシーンを想起してみよう。マナゾーンの枚数の制約はあるものの、《天翔と紋章の門》を使えば《フォース・アゲイン》のように登場時効果を再利用できるのである。
そう、この「盤面が空でもエンジェル・コマンドを出せる」点と「エンジェル・コマンドを《フォース・アゲイン》できる」という2点こそが《天翔と紋章の門》の持つ唯一無二性だ。ではそう考えたとき、《天翔と紋章の門》を唱えてどんなエンジェル・コマンドを出すべきだろうか?
私が最初に考えたのは、これだ。

《聖霊左神ジャスティス》を出し入れすればいいのでは???🤔🤔🤔
プレミアム殿堂となってしまった《フォース・アゲイン》の相方といえば、《クイーン・アマテラス》か《聖霊左神ジャスティス》だった。そして《聖霊左神ジャスティス》は何と《天翔と紋章の門》を唱えられるエンジェル・コマンドということで、「A→B→A→……」という再帰関係にある。これは一緒に使わないわけにはいかないだろう。
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『天翔ジャスティス(※コンセプト段階で破綻してないかを雑に確かめるための仮組みなので別にループとかはしませんRemix)』
4 | 《聖霊左神ジャスティス》 | 1 | 《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》 | 4 | 《呪烏竜 ACE-Curase/繁栄の鏡》 | 4 | 《フェアリー・Re:ライフ》 | 4 | 《地龍神の魔陣》 | 2 | 《フェアリー・ライフ》 | 3 | 《水晶の祈り/クリスタル・ドゥーム》 | 4 | 《天翔と紋章の門》 | 4 | 《失われし禁術の復元》 | 4 | 《真気楼と誠偽感の決断》 | 1 | 《龍素知新》 | 1 | 《ポジトロン・サイン》 | 4 | 《ドレミ団の光魂Go!》 |
コンセプト段階で破綻してるよ!!!😡😡😡
そもそも《天翔と紋章の門》で《聖霊左神ジャスティス》を出すためにはマナゾーンに6マナも必要というのが終わりのうつけオワ信長だし、マナを伸ばすために自然のマナ加速を入れると自然のカードが《聖霊左神ジャスティス》のチェインに全く必要なさすぎて回した感触がさながらキショ類憐れみの令といった有り様であった。
だが《天翔と紋章の門》を唱えられるエンジェル・コマンドなど、《聖霊左神ジャスティス》の他にそう簡単に見つかるはずも……。
あった。


《鎧道接続 キング・マルバディアス》から《霊騎 フィーク-2》を出せばいいのでは???🤔🤔🤔
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『天翔ディスペクター』
4 | 《鎧亜 メフィスト-1》 | 4 | 《覇王 スカール-1》 | 4 | 《Disゴリアス》 | 4 | 《Disコットン&Disケラサス》 | 4 | 《霊騎 フィーク-2》 | 4 | 《霊宝 ヒャクメ-4》 | 4 | 《邪光魔縛 ネロマノフ=ルドルフⅠ世》 | 4 | 《鎧道接続 キング・マルバディアス》 | 4 | 《天翔と紋章の門》 | 4 | 《零獄王秘伝 ZERO×STRIKE》 |
いつ勝つんだよ!!!😡😡😡
「A→B→A……」という再帰性を重視するあまり、「なんかディスタスとディスペクターがいっぱい並んで楽しいなー」という勝つ気ZERO×STRIKEのデッキが爆誕してしまったのであった。しかも《鎧道接続 キング・マルバディアス》も《聖霊左神ジャスティス》と同じく7コストであり、せっかく「ササゲール」で早出しできるのに結局マナゾーンに6マナないと《天翔と紋章の門》が機能しないというカスとゴミの破綻(パーフェクト・カスマインド)まで抱えていた。
だが《天翔と紋章の門》を唱えられるエンジェル・コマンドなど、《聖霊左神ジャスティス》と《鎧道接続 キング・マルバディアス》の他にそう簡単に見つかるはずも……。
あった(いっぱいいるじゃねーか)。

《導子の精霊龍 ホーマ》を使えばいいのでは???🤔🤔🤔
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『天翔ホーマ』
4 | 《導子の精霊龍 ホーマ》 | 1 | 《天命龍装 ホーリーエンド / ナウ・オア・ネバー》 | 4 | 《ケンザン・チャージャー》 | 4 | 《スラッシュ・チャージャー》 | 1 | 《緊急再誕》 | 4 | 《天翔と紋章の門》 | 4 | 《失われし禁術の復元》 | 4 | 《ドラゴンズ・サイン》 | 4 | 《魔王と天使のサイン》 | 4 | 《真気楼と誠偽感の決断》 | 1 | 《ポジトロン・サイン》 | 4 | 《ドレミ団の光魂Go!》 | 1 | 何か勝ち手段 |
こんなんで連鎖が続くはずないだろ!!!😡😡😡
いくら《導子の精霊龍 ホーマ》に1ドローが付いてるからといって、《天翔と紋章の門》と《失われし禁術の復元》と《真気楼と誠偽感の決断》だけでデッキを掘りきろうというのはどう考えても無理ジャヤワルダナプラコッテであった。
だがそうなると「《天翔と紋章の門》を唱えられるエンジェル・コマンド」を他に探さなければならない。
しかしここで私は気づいたのだ。「《天翔と紋章の門》を唱えられるエンジェル・コマンド」という条件は、何も直接唱えることに限定する必要はなかった。
間に何かしらのカードを挟んだ上で最終的に《天翔と紋章の門》を唱えられるなら、「登場時に他のカードを使えるエンジェル・コマンド」まで緩く解釈してしまって問題がないのだ。
そう、すなわち。

《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》を出し入れすればいいのでは???🤔🤔🤔
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『天翔ライオネル』
4 | 《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》 | 3 | 《Code:-MAX》 | 3 | 《モモキングーMAX》 | 4 | 《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》 | 2 | 《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》 | 4 | 《天翔と紋章の門》 | 4 | 《失われし禁術の復元》 | 4 | 《サザンの天宝》 | 4 | 《邪眼の魔法陣》 | 4 | 《邪脳の魔法陣》 | 4 | 《スロットンの心絵》 |
ライオネル.Starに依存しすぎ!!!😡😡😡
確かに一度回り出せば面白い挙動はするものの、1種4枚しかない《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》を引かないとそもそも何も起こらないしチェインも途中で普通に止まるので見た目が面白そうなだけの空想デッキに過ぎないのであった。
だがそうなると、「登場時に他のカードを使えるエンジェル・コマンド」を他に探さなければならない。
しかしここで私はさらに気づいたのだ。「登場時に他のカードを使えるエンジェル・コマンド」という表現すらも正確ではなかったということに。
そう、すなわち。


《魔光神官ルドルフ・アルカディア》を出し入れすればいいのでは???🤔🤔🤔
《《天翔と紋章の門》は一見すると「進化エンジェル・コマンドと組み合わせるべきカード」と考えがちだが、進化先を自前で乗せられる《魔光神官ルドルフ・アルカディア》との噛み合いも良い。なぜなら、上に非エンジェル・コマンドの進化クリーチャーを乗せようが、それごと《天翔と紋章の門》でマナに送ることで進化元となっていた《魔光神官ルドルフ・アルカディア》を再び出し直すことが可能だからだ。
さらに《魔光神官ルドルフ・アルカディア》の優秀なところは、5コストと軽くかつ進化元を必要としないので、《神秘の宝箱》でサーチして「3→5」で空の盤面から《天翔と紋章の門》でスタートできるという点にある。《天翔と紋章の門》は必須のようでいて、光自然ベースのデッキで《魔光神官ルドルフ・アルカディア》自身が闇マナを供給できるので、《魔光神官ルドルフ・アルカディア》自体を引いているパターンでも素出しから始動できるため、安定感も申し分ない。
あとは《魔光神官ルドルフ・アルカディア》からできるだけ連鎖が続くよう、進化クリーチャーを見繕っていくだけだ。


他のクリーチャーが出せる進化クリーチャーといえば《王導聖霊 アルファディオス》だろう。カードも複数枚引けるので手札に《天翔と紋章の門》や射出先を確保できる。水マナの供給だけネックだが、一応《神秘の宝箱》を唱えるとマナゾーンにエンジェル・コマンドが増えることになるため、《魔光神官ルドルフ・アルカディア》も《天翔と紋章の門》も引けていないパターンでも自己軽減からの《王導聖霊 アルファディオス》素出しから始動するパターンが作れることは心強い。
カードを引きながら他のクリーチャーを出せる進化クリーチャーとしては《革命天王 ミラクルスター》も優秀で、エンジェル・コマンドなので《王導聖霊 アルファディオス》からも出せるほか、《王導聖霊 アルファディオス》の上に乗せることでドリームクリーチャー制限を突破する布石にできるのは覚えておきたいプレイングだ。


上で紹介した《導子の精霊龍 ホーマ》は《王導聖霊 アルファディオス》と《革命天王 ミラクルスター》の両方からつながる光の非進化エンジェル・コマンドでありながら無条件で《天翔と紋章の門》を唱えられる唯一無二のカードで、手札補充手段が豊富なこのデッキなら《天翔と紋章の門》とセットで抱えることもそう難しくはないことだろう。
《竜社長 ゴルファウンデーション》はエンジェル・コマンドではないので《魔光神官ルドルフ・アルカディア》と《革命天王 ミラクルスター》からしか出せないが、《王導聖霊 アルファディオス》と同等の手札補充能力に加え、《王導聖霊 アルファディオス》の素出し用の水マナも確保できるので都合が良い。


こちらも上で紹介した《霊騎 フィーク-2》は《革命天王 ミラクルスター》と《竜社長 ゴルファウンデーション》から出せて《天翔と紋章の門》を唱えられるカードで、《導子の精霊龍 ホーマ》と違って文明指定がないのが特徴的だ。
ただそうなると《霊騎 フィーク-2》で唱えられるカードが他にも欲しくなるのと、《導子の精霊龍 ホーマ》もいるとはいえ既に光単のカードが3種12枚入っていることもあり自然の要求が大きいこともあり、《母なる聖地》を採用することで「《魔光神官ルドルフ・アルカディア》の上に乗せた進化クリーチャーをマナに送って進化元の《魔光神官ルドルフ・アルカディア》だけを引っ張り出す」という《天翔と紋章の門》と同様の機能を再現できる。
というわけで、できあがったのがこちらの「ルドルフ・ホライゾン」だ!
『ルドルフ・ホライゾン』
4 | 《霊騎 フィーク-2》 | 4 | 《魔光神官ルドルフ・アルカディア》 | 4 | 《導子の精霊龍 ホーマ》 | 4 | 《竜社長 ゴルファウンデーション》 | 4 | 《革命天王 ミラクルスター》 | 4 | 《王導聖霊 アルファディオス》 | 4 | 《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》 | 4 | 《神秘の宝箱》 | 4 | 《母なる聖地》 | 4 | 《天翔と紋章の門》 |
まつがん「よし、このデッキで勝負だ!デッドマン!!」
デッドマン「いいですよ!では《銀界の守護者ル・ギラ・レシール》を出します」

ノンスリ砂場デュエマやめろ!!!😡😡😡
次回はデッドマンが持ってきてくれた新カードを紹介予定!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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