デュエマ妄想構築録 vol.82-3 ~筋肉はすべてを解決する!ワールド・ガンガンオー!!~

By まつがん

 今回紹介するのは、デッドマンが持ってきてくれた新カード……それが、こちらのカードだ!

▲王道W第2弾「邪神vs邪神Ⅱ ~ジャシン・イン・ザ・シェル~」収録、《場和了GO-YAMA-58》

 メタクリーチャーが「超魂X」も持っているだと……?

 進化させるとメタ能力は消えてしまうとはいえ、メタ能力で時間を稼ぎつつフィニッシュターンに強力な進化クリーチャーを乗せることで打点増強も図れるという、シンプルに使っても強そうなカードだ。

 さて、6月21日(土) に発売予定の王道W第2弾「邪神vs邪神Ⅱ ~ジャシン・イン・ザ・シェル~」に収録される新カード、《場和了GO-YAMA-58》。このカードを使ってどのようなデッキを組むべきか。

 新カードを使ってデッキを作るときは、そのカードが持つ「唯一無二性」に着目するのが王道だ。では《場和了GO-YAMA-58》が持つ「唯一無二性」とは何だろうか?

 ……考えるまでもない。それは筋肉だ。

▲王道W 第1弾「邪神vs邪神 ~ソウル・オブ・ジ・アビス~」収録、《咎十字YUNAGI-10》
▲王道W 第1弾「邪神vs邪神 ~ソウル・オブ・ジ・アビス~」収録、《魔誕邪脚ブレイズ・イヤリング》

 《《咎十字YUNAGI-10》《魔誕邪脚ブレイズ・イヤリング》も、パワーを上げながら「パワード・ブレイカー」を付与できるとはいっても、シールドブレイクの枚数そのものを増やせるかどうかは進化先の元のパワー次第で不確定だった。だがその点《場和了GO-YAMA-58》ならば、3枚以上含まれていることが前提だが、確定で本来のブレイク数よりも1枚多くのシールドをブレイクさせられる。

 つまり進化元にするだけでマッスルドーピングが可能ということだ。《「カレーパンを食ってやるぜぇ!」》もびっくりの効能、何という健康食材。これがゴーヤの力か。カレーパンよりもゴーヤを食え。

 だがマッスルドーピングするためには《場和了GO-YAMA-58》を進化元にしつつカードが3枚重なっている必要がある。カードが3枚も重なっているならそれはもう既にマッスルハイエンドであってブレイク数増加はオーバーマッスルではないか……と、思われるかもしれない。

 しかしここで私はすべてのロジックを捨てて脳を筋肉にすることで解決を図ることにした。デュエマの初期シールドは5枚……これを《場和了GO-YAMA-58》のマッスルの力で一撃で割り切れるとするならば、5引く1は4。ということは。

 Q・ブレイカーの進化クリーチャーこそが、マッスルアンサーだ。

 そう、すなわち。

▲「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」収録、《甲獣軍隊 ベアフ・ガンガンオー》
▲戦国編「第1弾」収録、《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》

 《甲獣軍隊 ベアフ・ガンガンオー》では???🤔🤔🤔

 「Q・ブレイカー」は現代ではリスクが大きすぎる。先に1枚ブレイクしたところで「G・ストライク」でも踏もうものならすべてのプランが破綻するからだ。だが進化元が《場和了GO-YAMA-58》の《甲獣軍隊 ベアフ・ガンガンオー》を作れれば、5枚ブレイクできるので一撃で実質ワールド・ブレイクが可能となる。あとはS・トリガーの当たらないダイレクトアタッカーを用意するだけでいい……マッスルQ.E.D.

 しかも「3枚以上」の条件も、《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》がマナゾーンの《場和了GO-YAMA-58》から「マナ進化」した上で「侵略」すれば自然とクリアできる。さらに相手が先攻3ターン目で「メクレイド」などの蛮行に及びそうであれば、《場和了GO-YAMA-58》をメタクリーチャーとして素出しもできるのだ。

 かくして《場和了GO-YAMA-58》は、《甲獣軍隊 ベアフ・ガンガンオー》のデッキの戦略を一段も二段も強化したマッスルソリューションであることは理解できたと思う。あとは実際にデッキを作ってみるだけだ。

▲ドラゴン・サーガ 第2章「暴龍ガイグレン」収録、《トレジャー・マップ》
▲アビス・レボリューション 第4弾「竜皇神爆輝」収録、《卓球の妖精/回転する開眼》

 《場和了GO-YAMA-58》も《甲獣軍隊 ベアフ・ガンガンオー》もそれ自体は4枚しか積めないが、自然のクリーチャーを主軸にしたコンボデッキは《お目覚めメイ様》と《森夢のイザナイ メイ様》のセットと同様《トレジャー・マップ》を活用できるので、マッスルリピート間違いなしだ。

 ただ「侵略」はメタクリーチャーの影響を受けやすいところ、《トレジャー・マップ》から探せる最軽量のメタ除去手段として《卓球の妖精/回転する開眼》を採用することで、様々な状況にマッスルアドリブで対応できる。

▲十王篇 第1弾「切札×鬼札 キングウォーズ!!!」収録、《珊瑚妖精キユリ》
▲「エキサイティング・デュエパ・デッキ アセビと異世界フェアリーたち」収録、《秘密妖精ウツギ》

 あとは「S・トリガーの当たらないダイレクトアタッカー」の枠だが、《珊瑚妖精キユリ》は「選べない」能力でほとんどの「S・トリガー」と「G・ストライク」を回避できる上に、2ターン目に召喚すると3ターン目のマナチャージが多色で濁ったとしても《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》を出せるので、マッスル潤滑油として機能する。

 また、《秘密妖精ウツギ》は多色処理には貢献しないが、継続的にリソースを稼げる可能性があるのでリソースゲームに強いというマッスルメリットもある。

▲新1弾「ジョーカーズ参上!!」収録、《異端流し オニカマス》
▲「レジェンドスーパーデッキ 禁王創来」収録、《妖精 ミンメイ-1》

 とはいえほとんど自然単のデッキで《珊瑚妖精キユリ》や《秘密妖精ウツギ》を採用するとなると水単のカードが必要になるところ、《異端流し オニカマス》も「S・トリガーの当たらないダイレクトアタッカー」でありながら、《場和了GO-YAMA-58》が本来マナに必要なカードで緊急避難でしか召喚したくないという弱みをしっかり補える後攻向きのメタクリーチャーとなってくれる……マッスルサンキューだ。

 さらに《妖精 ミンメイ-1》は《トレジャー・マップ》からサーチできるアンタップインの水マナとしてマナベースを補正してくれる上に受けにもなるのでマッスルユニバーサルスタジオジャパンと言っても過言ではない。

 というわけで、できあがったのがこちらの「ワールド・ガンガンオー」だ!

 『ワールド・ガンガンオー』

枚数
カード名
4 《珊瑚妖精キユリ》
4 《秘密妖精ウツギ》
4 《妖精 ミンメイ-1》
4 《異端流し オニカマス》
4 《場和了GO-YAMA-58》
4 《卓球の妖精/回転する開眼》
4 《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》
4 《ドリドリ・コドリアン》
4 《甲獣軍隊 ベアフ・ガンガンオー》
4 《トレジャー・マップ》

 

まつがん「よし、このデッキで勝負だ!デッドマン!!」

デッドマン「いいですよ!では《プロテクション・サークル》を唱えます

▲ドラゴン・サーガ 第4章「超戦ガイネクスト×真」収録、《プロテクション・サークル》

 マッスルノーフューチャー(訳:筋肉が足りねぇ)!!!😡😡😡

 ではまた次回!来週は休載なので、5月23日 (金) にまた会おう!!

ライター:まつがん
 
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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次回更新は5/23(金)更新!!