デュエマ妄想構築録 vol.79-1 ～人力マーシャル！マルピア・ダーツ!!～

By まつがん

　恒例の宣伝からだが、皆さんは先日発売したコロコロコミック2月号はもう入手されただろうか？

　デュエル・マスターズの原作コミックが読めるほか、デュエマに関する激アツな最新情報も色々と掲載されているので、ぜひとも手に取ってみていただきたい。

　王道篇第4弾「悪魔神、復活」は、遊びがいのあるカードを大量にもたらしてくれた。

　なかでも、私が特にお気に入りの1枚がこれだ。

　《魔誕翔天マルピア》。この連載では《マーシャル・クイーン》と呼んでいるカードである。

　「ただの《暴発秘宝ベンゾ》だろ！😡😡😡」と思うかもしれない。だが私たちはとんでもない思い違いをしていたようだ。これを見て欲しい。まず「マルピア」に古代モーゲン語で「宇宙」を意味する言葉「アシャ」を加える。すると導き出される解は『マアシャルピア』そして最後に意味不明な文字「ピア」。これはノイズと考えられるので削除し残りの文字を取り出す。するとできあがる言葉は……『マアシャル』。つまり！「マルピア」とはマーシャルを表す言葉だったのだ!!

　だが茶番は別にしても《魔誕翔天マルピア》が真に《マーシャル・クイーン》となるためには、「出したら勝ち」と言えなければならない。しかしランダムなブレイク1枚でまさか勝てるはずもない。

　いや、逆に考えよう。ランダムでなければどうだろうか？

　そう、すなわち。

　デッキを「S・トリガー」だけで固めたらマルピアを出すだけで勝てるのでは？？？

　極端な話、デッキ内40枚すべてを《暴発秘宝ベンゾ/星龍の暴発》や《ポジトロン・サイン》のような「他のカードが使えるS・トリガー」にすれば、手札かシールドが尽きない限りカードを連鎖させることが可能となる。

　もちろんそれだと勝つカードがデッキに入らないので数枚は妥協せざるをえないが、それでもかなりの確率で「マルピアを出す≒勝ち」にできるのではないか……というのが今回の着想だ。

　さて、では「他のカードが使えるS・トリガー」には他にどのようなものがあるだろうか？実際にデッキを埋められるのか、ピックアップしてみよう。

　マルピアと同じく王道篇第4弾「悪魔神、復活」で登場した《悪魔世界の閃光》は、デッキ内の5コスト以下のクリーチャーを《魔誕翔天マルピア》と《暴発秘宝ベンゾ/星龍の暴発》の2種類だけにしておけば「ヨビニオン」でほぼ確定で連鎖できる。

　《神歌と繚嵐の扉》は《魔誕翔天マルピア》と《暴発秘宝ベンゾ/星龍の暴発》だけだと確率的に心許ないが、後述するフィニッシャー枠のクリーチャーを合わせれば十分なヒット率を確保できるはずだ。

　《禁呪と聖句の決断》は純粋な「S・トリガー」ではないものの、マルピアorベンゾでスタートした際にシールド枚数を補充しながら連鎖をつなげられる貴重な1枚である。

　また、《ルシファー》も受け札として強力でありつつ自ターンには踏み倒しの連鎖札として機能する点が頼もしい。

　《神歌と繚嵐の扉》《禁呪と聖句の決断》《ルシファー》を採用するとなると、「EXライフ持ちで」「ブロッカー持ちの」「光または水のクリーチャー」という要請が生まれる。また、マルピアを素出しするのに「火か闇は持っていて欲しい」という要請もあり、この複雑な条件をクリアする中で最も強力なのが《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》で、直接的な連鎖力はないものの「何があっても1ターン以内に続く呪文を唱えられる」ので、連鎖材兼フィニッシャーとして最適だ。

　また、《龍風混成 ザーディクリカ》は「ブロッカー」こそないものの、《神歌と繚嵐の扉》や《ルシファー》で踏み倒した際に連鎖を続けられる次善のディスペクターだ。

　というわけで、できあがったのがこちらの「マルピア・ダーツ」だ！

　『マルピア・ダーツ』

まつがん「よし、このデッキで勝負だ！デッドマン!!」

デッドマン「いいですよ！では《ギガボルバ》を召喚します」

　デュエパーティーじゃねーんだぞ！！！😡😡😡

　ではまた次回！

ライター：まつがん   フリーライター。クソデッキビルダー。 論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。 オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている（が、上記のような理由で大体失敗する）。

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