By まつがん
今回紹介するのは、デッドマンが持ってきてくれた新カード……それが、こちらのカードだ!
クソデカマナコストの《タイム1 ドレミ》だと……?
一見すると地味なカードだが、実はバグを生み出しうる要素が含まれている。これはデッキを作るしかないだろう。
さて、12月21日(土) に発売予定の王道篇第4弾「悪魔神、復活」に収録される新カード、《魂晶海嶺ポセイドライト》。このカードを使ってどのようなデッキを組むべきか。
それを考えるにあたっては、まずは例によって「そのカードが持つ唯一無二性」に着目してみることだ。
カードを捨てられるクリーチャーは無数に存在するし、カードを引けるクリーチャーもまた同様だ。そう考えると、《魂晶海嶺ポセイドライト》が持つ唯一無二性はやはり、最速2ターン目に着地する9コストクリーチャーである点と言えそうだ。
早期に着地する巨大マナコストのクリーチャーといえば《予言者ローラン》などが代表的だが、9というコストの巨大さはさすがに目を見張る。
また、《ニクジール・ブッシャー》なども1ターン目に着地させられるが、手札の消費があまりにも激しい。
その点《魂晶海嶺ポセイドライト》は、1枚捨てることを要求されはするものの1ドローが付いているので、2ターン目に7コスト以上のカードを捨てながら召喚すれば2マナで9コストのバニラを召喚しているのと実質同じになる点が優れている。
では、この「手札消費少なく早期に着地させられる9コストクリーチャー」をどう使うべきだろうか?
コストの大きさが唯一無二性であるならば当然、コストの大きさを悪用するしかないだろう。
そう、すなわち。
《偽りの名 スネーク/アンノウン・プログラム》を使えばいいのでは???🤔🤔🤔
バトルゾーンにいるクリーチャーのコストを参照する踏み倒し呪文にはいくつか種類があるが、《蝕王の晩餐》は殿堂だし、《母なる聖地》だと8コスト以下のクリーチャーしか出すことができない。
その点《偽りの名 スネーク/アンノウン・プログラム》なら10コストのクリーチャーを出せる。しかも墓地からなので、《魂晶海嶺ポセイドライト》の召喚時に10コストのクリーチャーを捨てる動きとも噛み合っている。
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『途中経過』
4 | 《虹色妖精ポミリン/レイニー・アトラス》 | 4 | 《淡いと濃い ケローラ/♪やせガエル 負けるなケローラ スパイラル》 | 4 | 《偽りの名 スネーク/アンノウン・プログラム》 | 2 | 《飛翔龍 5000VT》 | 4 | 《魂晶海嶺ポセイドライト》 | 4 | 《撃髄医 スパイナー》 | 4 | 《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》 | 4 | 《ロスト・ウォーターゲイト》 | 4 | 《未来設計図》 | 1 | 《次元の霊峰》 | 1 | 《蝕王の晩餐》 | 4 | 《新世界王の破壊》 |
あまりにも必死すぎる!!!😡😡😡
4ターン目に10コストの蘇生を実現するには、「《魂晶海嶺ポセイドライト》」「《偽りの名 スネーク/アンノウン・プログラム》」「10コストクリーチャー」の3種を3ターン目までに揃える必要がある。
しかしどれも1種類ずつしか入れない状態では、1ターン目と2ターン目に必死こいてサーチ呪文を唱えるしかなくなり、その上で多色処理まで絡むとなると、デッキ未満の紙未満、もはや樹木であった。
だが、ここで私は考えたのだ。
それぞれ1種類4枚しかないカードの3枚コンボを揃えようとするから無理が生じる。ならば、シンプルな方法でそれを解決すればいい。
そう、すなわち。
コンボパーツそのものを増量すればいいのでは???🤔🤔🤔
《頂上電融 クライアッシュ“覇星” ’22》は《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》と同じく10コストであり、ロック性能はさすがに及ばないものの踏み倒しがいがあるカードとなっている。しかも《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》と違って手札補充ができるので、これで時間を稼いで《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》蘇生までの時間を稼ぐといったプランもとれる。
《MAX鬼無双》は《偽りの名 スネーク/アンノウン・プログラム》の追加で、スピードアタッカー付与にはほぼ意味がないが、たまに《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》が走って相手の顔面にダイレクトボレーを決めるシチュエーションがあるかもしれない。
《頂上電融 クライアッシュ“覇星” ’22》の踏み倒し手段といえば《“必駆”蛮触礼亞》。《魂晶海嶺ポセイドライト》を引けない場合のサブプランとして機能する。
《じゅくしていないゾンビバナナ》はS・トリガー持ちの9コストで《偽りの名 スネーク/アンノウン・プログラム》《MAX鬼無双》との噛み合いが良いほか、《頂上電融 クライアッシュ“覇星” ’22》《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》を蘇生した次のターンに「レインボーナス」により5コストで召喚できる点が非常に噛み合っている。
というわけで、できあがったのがこちらの「アンノウン・ポセイドライト」だ!
『アンノウン・ポセイドライト』
3 | 《淡いと濃い ケローラ/♪やせガエル 負けるなケローラ スパイラル》 | 4 | 《偽りの名 スネーク/アンノウン・プログラム》 | 4 | 《魂晶海嶺ポセイドライト》 | 4 | 《じゅくしていないゾンビバナナ》 | 4 | 《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》 | 4 | 《頂上電融 クライアッシュ“覇星” ’22》 | 4 | 《ロスト・ウォーターゲイト》 | 1 | 《蝕王の晩餐》 | 4 | 《MAX鬼無双》 | 4 | 《“必駆”蛮触礼亞》 | 4 | 《邪心臓の魔法陣》 |
ではまた次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
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論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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