トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×しぇるたん 第1回】
『スマッシュブラザース』部門、『スプラトゥーン』部門、『マリオカート』部門のそれぞれの代表チームが、東チームと西チームに分かれて開催された「東西対抗 真夏のオンライン大会」。
その『スプラトゥーン』部門の東日本代表チ－ムである「Gloria」から、しぇるたん選手が対談に登場！
大会までの準備から各試合での戦略、さらに大会中の裏話までたっぷりと聞いていくぞ。
▲「東西対抗 真夏のオンライン大会」東西決戦
あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ－ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
Twitter：https://twitter.com/Atobaru_ika
YouTube：https://www.youtube.com/channel/UChczP5QLI27iCB-pEfz2eYA
OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/user/atobaru_ikaしぇるたん
前衛から後衛まで、さまざまなブキを使いこなすマルチウェポナー。世界トップクラスの実力者で、『スプラトゥーン2』では.52ガロンベッチューでXパワー3000を達成。また、『スプラトゥーン3』でも世界最速でS+50に到達したほか、公式大会である「スタートダッシュ杯」ではベスト4入り、「東西対抗 真夏のオンライン大会」では東日本代表の座をつかむ。高いゲーム理解度に基づいた的確な指示出しができる司令塔としての役割も得意で、そのクレバーな立ち回りは非常に参考になる。
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YouTube：https://www.youtube.com/channel/UCqIspDD97XUqa0aV7B8XFSA
チャンスカードをナワバリで使った理由は？
――しぇるたん選手は「東西対抗のオンライン大会」に東日本代表として出場されました。今大会は『マリオカート』部門と『スマッシュブラザース』部門の代表チームも含めた東西対抗戦という、これまでにない新しい試みの大会でしたけど、改めて参加してみてどうでしたか？
しぇるたん：楽しかったっていうのがまず第一で、『スプラトゥーン』部門的には本数的には勝ち越したんですけど、点数的には同点だったんで、楽しかったけどちょっと悔しいって気持ちはありますね。
――大会の配信でも「もっと点差をつけて『マリオカート』チームに渡したかった」ということをおっしゃっていましたもんね。
しぇるたん：そうですね。最後のナワバリは勝つ予定でチャンスカードを出して、ここを勝っていたら50対10だったので、最初の『スマブラ』チームと合わせて30点差をつけて『マリオカート』チームにバトンを渡せたのになと思って。そこはちょっと悔しいですね。
（「東西対抗 真夏のオンライン大会」東西決戦より）
――前々回の対談で同じチームのろぶすた～選手に出てもらったんでけど、そのときにろぶすた～選手は「自分たちはナワバリが一番自信がない」とおっしゃっていたんですね。なので、チャンスカードをナワバリで出したのにはちょっと驚きました。これは東日本代表に決まったあとから本大会までの間に、ナワバリは自信のあるルールになったってことなんですか？
しぇるたん：ナワバリ自体は自信はないんですけど、ナワバリのステージであるリュウグウターミナルの戦法がけっこう自分たちは強くて。まず、マップ画面の下、南側っていうのかな。その位置での中射程ブキがロングブラスターがけっこう刺しやすくて。それで上側は竹筒銃でラストにデコイチラシを吐ければ、仮に下側が負けていてもほぼ勝てるよねみたいな感じで。
なんか5つのルールの中で一番安定した勝ち方ができたんですよ。なので、もしナワバリが他のステージだったらチャンスカードは使わなかったかなって感じでした。
――それで、ずっとチャンスカードを使わずに最後のナワバリまで温存していたんですね。今大会の予選となった東日本代表決定戦ではアサリで圧倒的な強さを見せていたので、てっきりアサリでチャンスカードを使うと思っていたので驚きました。
しぇるたん：実はアサリは前日に編成を変えて、ちょっと自信がなかったんです。
――だったらナワバリの方が安定しているだろうと。
しぇるたん：そうですね。ナワバリは編成をずっと変えていなくて、練習でも安定してずっと勝てていたんですけど。結果的には負けてしまったので、ちょっと失敗でしたね。
――今回の東西の代表チームは 、Gloriaがろぶすた～選手のブラスター、西日本代表のRed carpetはどんちゃんねる選手のローラーと、それぞれ特徴的なブキのいるチーム同士の試合でしたが、あとばるさんはどんなところに注目して試合を見ましたか？
あとばる：まあみんな上手いんで、ろぶすた～くんがとか、どんちゃんねるくんがとかっていう視点ではあまり見ていなかったんですけど、試合を動かしている中でウルトラショットが起点になっていることが多くて。
そういう意味では、ウルトラショットを持つカーボンローラーデコとボトルガイザーが入っているRed carpetの方が、チャンスタイムみたいな回数が多いなとは思いましたね。ただ、Gloriaもそれに負けずにちゃんと打開を返していたので、さすがだなあと思って見てはいました。
――どの試合もウルトラショットは絶対編成に入ってましたもんね。ルールによってはGloria側もウルトラショットを2枚入れる編成を組んでましたけど、しぇるたん選手としても今の環境的にウルトラショットはキーになるスペシャルっていう認識なんですか？
しぇるたん：そうですね。ウルトラショットじゃないと取れないワンキルというのがけっこうあって、他のスペシャルで代用するとしたらトリプルトルネードとかテイオウイカとか無理やり行くスペシャルになるんですけど、そもそもついているブキのメインがあまり強くなかったりするので。
――チャージャーのように遠くからでも一発でキルを取ることを一番期待できるのがウルトラショットという。
しぇるたん：そうですね。ウルトラショットってケアできないんですよね。
あとばる：上手い人でも事故るというか、当たるときは当たっちゃうしね。
しぇるたん：そうなんですよね。飛んでくると分かっていても逃げようと思った先に、先読みで撃たれて一発で仕留められちゃうみたいな。そういうこともけっこう発生するので、だいぶ厄介です。
――そこはもう運というか、読み合いといっても分からないですもんね。絶対届かない位置まで退くか、遮蔽物の裏に隠れるかとかしないとっていう。
しぇるたん：そうですね。
――今大会は自分たちの成績がチームとしての勝敗に影響するということで、甲子園とはまた違った緊張感もありましたか？ 全敗だけは絶対避けたいみたいな？
しぇるたん：まあ、さすがに負け越しはできないなと思っていて。気持ち的には全勝する予定ではいたんですけどね。
――全勝が目標ということは、練習段階でも手応えもかなりよかったんですか？
しぇるたん：そうですね。負けてしまったガチヤグラも、練習のときはほぼ負けなしだったんですよ。でも、本番で唯一の負けクジを引いちゃって負けたみたいな感じなので、かみ合いというか、しゃあないなみたいな。
――本番ならではのそういうことも起きちゃう。当日はスタジオにみんなで集まというので、そういう意味での緊張感とかはありませんでした？ けっこうずっと顔を映される状態でしたけど。
しぇるたん：自分は甲子園とかに出たこともあるし、顔が出ることに関してはそんなに抵抗感はなかったですね。ただ、ろぶすた～がずっと「緊張するわー」って言ってて（笑）。
――生放送で司会の方からもけっこう話も振られるしという。
しぇるたん：そうそう（笑）。
――ちなみに『スマブラ』チームや『マリオカート』チームの皆さんとは当日にお話ししたりとか交流もちょっとあったんですか？
しぇるたん：そうですね。自分は大会が終わったあと、『スマブラ』勢と『マリカ』勢の人たちと一緒にご飯とカラオケに行きました。
あとばる：そうなんだ！ 他部門の方とは初対面だったんだよね？
しぇるたん：初対面だったんですけど、けっこう仲良くなって（笑）。他部門の人との交流ができてめちゃくちゃ楽しかったです。
――そこも含めて、大会としてもお祭り感がありましたよね。チャンスカードってシステムもそうですし、ガチなんだけど「各部門のトップを決める」という感じではなくて、あくまでチーム対抗戦という。
しぇるたん：そうですね。他部門の選手をみんなで後ろで応援してみたいな。その意味では、スプラ部門が同点で終わったのは、お祭りとしては綺麗な形ではあったのかなとも思います（笑）。
・ナワバリでチャンスカードを使ったのはリュウグウターミナルなら自信があったから！
・ウルトラショットはどんなに上手い人でもケアできないスペシャル！
・東西対抗はお祭り感のある楽しい大会！
次回も引き続きふたりの対談をお届け。各試合の戦いについて振り返っていくぞ。
