トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×ろぶすた～ 第3回】
あとばる選手×ろぶすた～選手による対談の第3回目！
前回に続き、ろぶすた～選手の「Gloria」が優勝を果たした、「東西対抗 真夏のオンライン大会」東日本代表決定トーナメントの試合について聞いていくぞ。
▲「東西対抗 真夏のオンライン大会」東日本代表決定トーナメント
ろぶすた～選手のGloriaが優勝した「東西対抗 真夏のオンライン大会」東日本代表決定トーナメントの試合は上のリンクから視聴することができるぞ。
あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ－ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
Twitter：https://twitter.com/Atobaru_ika
YouTube：https://www.youtube.com/channel/UChczP5QLI27iCB-pEfz2eYA
OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/user/atobaru_ikaろぶすた～
全ルールでXパワー4000を達成するなど、『スプラトゥーン』でも最強レベルのブラスター使い。ロングブラスターをメインで使用し、そのエイムの正確性と射程を活かした立ち回りの巧妙さは、すべてのブラスター使いにとって非常に参考になる。2024年6月に開催された「東西対抗 真夏のオンライン大会」の 東日本代表決定トーナメントでも、次々と相手を倒す圧巻のプレイを披露し、チームの優勝に貢献。見事に東日本代表の座を手にした。
X：https://x.com/lobu_ta
YouTube：https://www.youtube.com/@lob_star_
準決勝の試合を振り返り！
――準決勝はサカバンズとの試合でした。1本目はザトウマーケットのヤグラでしたけど、この試合ではヤグラを第2関門まで進めたらそこからは無理をせず、危ないと思ったらすぐに引くという動きをチームで繰り返していましたけど、あれはそういう作戦だったんですか？
ろぶすた～：そうですね。ザトウマーケットでは僕たちはR-PEN/5Hを採用していたんですけど、R-PEN/5Hってザトウマーケットだとちょっと打開が弱いんですよね。逆に抑えに関しては、右高に入ったらめちゃくちゃ強くて。なので、ヤグラを第2関門まで進めたら、そこからは無理をせずに右高のR-PENで相手に圧をかけつつ、ずっと維持しようという作戦でした。
（「東西対抗 真夏のオンライン大会」東日本代表決定トーナメントより）
――本当にそういう狙いだったんですね。
ろぶすた～：練習ではノックアウトした試合も多かったんですけど、本番では強引にノックアウトしようとした結果、相手に打開されて逆転負けみたいな展開になるのも怖いので、ここは慎重に行こうと。
――なるほど。強引にカウントを1進めるよりは、とにかくやられずにキープするという。もちろん、ワイプアウトとかが入ったらそのままノックアウトを狙うってのあるんでしょうけど。これ相手からしたらめちゃくちゃ嫌な動きですよね。
ろぶすた～：しんどいと思いますね。あと、このステージってウルトラショットがありえないほど強くて。僕らも練習だと相手のウルトラショットに破壊されまくってて、それで「俺たちもウルトラショット入れるか」ってことでこの試合でもメロンくんがスプラシューターを採用したんですけど、結果的にこれもめちゃ刺さっていたと思います。
――確かに刺さっていましたね。
ろぶすた～：それも相まって、けっこう磐石な勝利だったかなと。
――メロン選手はスプラシューターの前はなにを持っていたんですか？
ろぶすた～：ボトルガイザーを持っていたんですよ。でも回転率が悪くて、攻めのときに撃てないとか、あとは打開のときに溜まらないってことが多くて。あと僕も最初はＲブラスターエリートデコだったんですけど、このステージだと射程があまり生かせなくて。僕
たちの狙いとしては、奥の敵高台をロングとか攻め役の人がとって、維持するっていう考え方だったんですけど、Rブラスターエリートデコとかボトルだと、射程が余っちゃってうまく活かせないんですよ。なので「ロング無印にしよう」となったんですけど、ロング無印とスプラシューターだと、今度は相手のボトルガイザーがきつくなるという。それで、ボトルよりも射程が長いR-PEN/5Hを採用しようとなって。
――とういうことは、このステージは当初の編成からはだいぶ変わったんですね。
ろぶすた～：そうですね。バケットスロッシャー以外は全部変わりました。でも、結果的にそれが本番でもうまく刺さっていたんじゃないかなと思います。
（「東西対抗 真夏のオンライン大会」東日本代表決定トーナメントより）
――なんとなくロングブラスターはカスタムの方が強いのかなと思っていたんですけど、普通のロングブラスターの方がろぶすた～選手的には評価が高い？
ろぶすた～：ルールとステージにもよりますね。クサヤ温泉のヤグラではカスタムを出したんですけど、ザトウマーケットのような遮蔽物が多いステージだと、あまりテイオウイカを使いたくないんですよ。うまい人が相手だと、キャラコンですぐに逃げらちゃうので。クサヤ温泉は攻めのときって全然遮蔽物で逃げることができないので、けっこうテイオウイカの強みを出しやすいんですけど。
――確かにザトウマーケットは段差も多くてテイオウイカが使いにくいステージかもしれないですね。
ろぶすた～：そうなんですよ。あまり吐き所がないというか。それが無印を採用した理由ですね。
――2本目はナンプラー遺跡のアサリでしたが、序盤から優勢のままノックアウト勝利という非常に強い内容でした。アサリはけっこう自信があったんですか？
ろぶすた～：そうですね。僕自身、アサリのXPが一番高くて得意ってのもあるんですけど、けっこう他のチームの皆さんもどのルールの理解度も高いとは思うんですけど、アサリだけはあまりないのかなって思うんですよ。他のルールと比べて、そこまでチームとしてやり込んでいる人が少ないというか。そこのルール理解度の差が出たのかなと思います。
――そもそもブラスターってアサリで強いんですか？
ろぶすた～：アサリってすごく大まかに言うと、アサリを集める人と、攻めを維持する人に分かれるんですけど、攻めを維持する役としてRブラスターエリートやロングブラスターって適任なんですよ。Rブラスターエリートは射程で維持することができるし、ロングブラスターはホップソナーとメインの射程で圧をかけることができる。
――アサリをプレイする上ではチームとしてどんなことを意識していたんですか？
ろぶすた～：積極的にアサリを集めていくということは意識していました。自分たちはキューインキを採用していたので、これを使ってアサリを入れるというのが基本だったんですけど、キューインキでアサリを入れたあとってけっこう事故が起きやすくて、一気に味方がやられることも多いんです。
（「東西対抗 真夏のオンライン大会」東日本代表決定トーナメントより）
ろぶすた～：だったら、ガチアサリになってもいいのから、とにかくアサリを大量に集めてから、キューインキで一気に入れた方がいいんじゃないかってことになって。そうすれば、仮に事故が起きてワイプアウトとかになったとしても、こちらのカウントはだいぶ進んでいるので、落ち着いて打開を仕掛けられるし、キューインキのあともラインを維持できたら、さらにカウントが進んでノックアウトも見えてくる。
――それでみなさんどんどんガチアサリを作ってというような戦い方をしていたんですね。あとばる選手はこの準決勝はどう見ました？
あとばる：ザトウマーケットに関してはみんな上手かったんですけど、特に「うわー」と思ったのが、メロンくんがウルトラショットを打ってキルを取っていたシーンで、最初に左からウルトラショットを撃って相手に左側への意識を植え付けたあとに、今度は位置を変えて右からウルトラショットを撃っていたんですね。
敵からすると、右側を警戒して左側に寄っていたら、その左側からウルショが飛んでくるっていう。この相手の揺さぶり方は上手いなあっていうのがすごく印象に残りました。あと、ナンプラー遺跡のアサリに関しては、とにかく攻め方が上手いですね。サカバンズはカーボンローラーデコを採用していたんですけど、これもしっかり抑えていましたし。
たぶん、Gloria 側のポイズンと地上塗りが強くて、あまり思い通りの動きができなかったんだろうなと。その辺りの抑え方も非常にうまいなって印象でしたね。
・ザトウマーケットのヤグラは右高台をキープするのがキモ！
・遮蔽物の多いステージはテイオウイカは難しい！
・アサリのチームとしての理解度の高さが強さの源！
次回も引き続きふたりの対談をお届け。準決勝と決勝の試合について、いろいろと聞いてみたぞ。
