突然変異を目指して
激ムズ虫相撲“ネプチューン記念大会”を制してもらった優勝賞品、“SRネプチューンオオカブト”を突然変異させるべく、
秘境の谷に凱旋しての繁殖作業が始まろうとしている。
まずはその取っ掛かりにと、万能伝説の幼虫エサを中心とした、量産化に必要な物資を買い集めようと思った。これは、繁殖に入る前の通過儀礼みたいなもので、だいたいここで10~20回分のエサや土を買うことになる。なので今回も、数十万円の出費は覚悟していたんだけど……!
あれ?? 前回はケンタウルスオオカブトの量産をしたから、カブトムシ系のエサが枯渇していると思っていたんだけど……想像以上に潤沢に残っているなあ。上のスクショには写っていないけど、万能伝説の幼虫エサも30個くらいはストックがあったし。
これはいったいどういうことなんだろう……と考えたところ、すぐに答えが出てきたわ。
先ほど、「前回の繁殖作業はケンタウルスオオカブトだった」と書いたけど、これは過去もっとも順調な交配だったと断言できるほどスピーディーにコトが進み、なんとたったの12回で突然変異種にたどり着くことができてしまったのだ。
「どうせ今回も長丁場だし……」
と決めつけて、60回分の交配材料を用意していたってのにwww
というわけで、その“ケンタウロスオオカブトのおこぼれ”が大量にストックされていたため、今回は余計な買い物をする必要がなくなった……ってのが、この出来事の真相だったのであるww
というわけで、ほとんどお金を使わぬまま繁殖の準備が始まった。それはもちろん、
ムッシャムッシャwww
1匹しかいないSRネプチューンオオカブトを満腹にする。
からの~~~!!
ムッシャムッシャwww
ムッシャシャシャシャwww
大き目のメスにもご飯を与えて、いつでも交尾に移れる体制を整えてあげた。前回の記事でも書いた通り、ネプチューンオオカブトはすでに30匹も繁殖させているので、メスもいい大きさのものがそろっているのである。
てなわけで、1回目の交配!!!
ゆっさゆっさwwww
SRオスが小さすぎて、完全におんぶされている赤ん坊なんだけど……w
しかも、生まれてきたのは……!!
ケーーーーーッ!!! メスかよ!!! お母ちゃんはいいサイズがズラリとそろっているんだから、慌てて出てこなくていいのにーーー!!!><
いまは、大きなSRネプチューンオオカブトの入手が求められているのだ。じゃないといつまで経っても、突然変異種にたどり着けねえんだよ。
そんな2回目の交配は、我が願いが昆虫の神様に届いたらしく……!
よし!!! オスきた!!!
そのサイズは……!!
なるほど、412cmか。416cmが最大サイズであることを考えると少々物足りないけど……ま、1匹目だし!! こいつを元に、SRの突然変異種を目指してやるぜ!!
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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