【カブトクワガタ日記】第337回 初めての圧勝?

強くなったもんだなぁ

 SRコーカサスオオカブトの突然変異種を誕生させたことに気を良くし、

 勇躍、激ムズ虫相撲大会の“コーカマン記念大会”に舞い戻りました……と前回の記事で書いた。

 この大会に臨むにあたり、俺がエサを与えて臨戦態勢を整えさせたムシは、

・コーカサスオオカブト突然変異種
・ヘルクレスオオカブト突然変異種
・アトラスオオカブト突然変異種
・ネプチューンオオカブト
・アクティオンゾウカブト
・ロクロクビオトシブミ
・オウゴンオニクワガタ

 こんなところ。前回の記事でも書いたけど、重量級のオオカブト系を中心にそろえてある。これは、過去の大会での実績をつぶさに観察し直した結果、

 「重量級の打たれ強い連中をそろえたほうが、勝率が高くなる気がする」

 というじつに曖昧な結論が得られたのでこのようにしている^^;

 とはいえできれば、我が軍が誇る突然変異種3体で決着を付け、ロクロクビオトシブミとかオウゴンオニクワガタと言った“どうなるかわからない連中”には試合を回したくないな……と考えているw さて今回は……どうなるかな!?

 ってことで、1回戦の相手であるヒカリ氏を相手に、

 俺が出したのは……!

 出し惜しみはいっさいせず、いきなりアトラスオオカブトの突然変異種だ!!

 前回の大会はここでヒヨって戦力を温存しようとしてしまい、タランドゥスツヤクワガタを出してボコられた。それを教訓に、

 「1回戦から無双してやる!!!」

 ってんで、先の“3強”のうちの一角である突然変異アトラスオオカブトを出したってわけだ。

 すると、ヒカリが出してきたのは……!

 お!! ネプチューンオオカブト!! てことは……!

 性格勝負でも我が軍が勝利し、余裕のフルパワーぶん殴り!!

 これに対してヒカリは、

 技“すばやさアップ”を使ってくるも、これはまったくの無駄骨www 攻撃力は1ミリも変わらないので、

 フルパワーでも、88が限界!! 早くも1本いただきだ!!

 が……w

 ここで思いっきり油断した俺は、まさかの……。

 ぶwww 38だってwww どんなへなちょこパンチ出してんねん!!!www

 当然、この隙をヒカリが見逃すわけもなく……。

 うおおおお!! 1本返されたぁぁぁああああ!!!><

 とはいえ、

 「1回戦から全力で!!」

 の気持ちを持っていた俺は、ここで……!

 技も温存はしない!! 回復を使って、先のミスを帳消しだ!!

 これに安心したところで「耳押し、発動!!」と耳押しに切り替えた俺。

 見事にフルパワーを出しまして……!!

 「勝負アリッッ!!!」

 先鋒戦、いただきました!!!

 続く。

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info

(C)2023 小学館・うえむらひろし