【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第248回 角満の物欲センサーが発動!? “アルス=パウリナ”の思い出!!

第248回 「アルス=パウリナ」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“アルス=パウリナ”を大紹介!!

▲青の魔導書・アルス=パウリナ

 先週から、新たなシリーズのモンスターを解説している。

 ……いやこう書くと、モンスターNo.10000台の最新シリーズのモンスターを取り上げるように読めるけど、筆者が言いたいのは“この連載では初めて紹介するシリーズ”という意味で、登場するのは10年ほど前から存在する大ベテランであります^^;

 ……ってこの書き出し、前回と99%くらい同じなんだけど、同シリーズのモンスターについて書くわけだからあと数週はコピペで使おうと考えているw

 さて、前回のテウルギアに続いて“魔導姫”シリーズのモンスターをピックアップしたい。今回紹介するのは……!!

 モンスターNo.1751!! “青の魔導書・アルス=パウリナ”であります!!

 アルス=パウリナがパズドラに初めて出現したのは、いまから丸9年前の2014年12月。スペシャルダンジョン“グリモワール 降臨!”のボスのひとりとしてやってきたのである。

 テウルギアのときにも書いたのでくり返しになるけど、このグリモワール降臨のダンジョンって、当時としてはかなり変わった作りをしていた。道中に現れるモンスターがランダムに変化したり、ボスも3種の中から毎回毎回違うモノが現れたり……。登場モンスターが変化するダンジョンって、いまではわりとよく見かけるけど、当時はかな~り画期的な出来事であった。物欲センサーが発動すると目当ての属性のボスがいつまで経っても現れなくて、悶絶させられることになるんだけど……w

 アルス=パウリナは魔導姫シリーズの水属性担当として出現したわけだが、攻撃パターンは他の魔導姫と大きな差はなかった。唯一、毒ドロップを使ってくるのが厄介で、「かわいい顔してえげつないことしてくるなあ!」と驚かされたものだ。

 そんなアルス=パウリナもテウルギアと同じく、中世ヨーロッパで流布した魔術書“グリモワール”のひとつ、『ソロモンの小さな鍵』の一部を指す言葉だったりする。星に関する魔術書で、黄道十二宮に宿る善の精霊について書かれている。パズドラのアルス=パウリナのイラストは鍵が特徴的だが、これは先の『ソロモンの小さな鍵』を表しているのではなかろうか。

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

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次回は2月19日(月)更新!!

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