作戦を立てるところから始めないと
当面、戦場に送り出される各性格の代表選士たちにハフハフムシャムシャと栄養価の高い食事を摂らせ、
いつ何時、どんな強豪が現れても、とりあえず対等以上に渡り合える精鋭たちを揃えることができた……と前回の記事で書いた。
そして再び、
村のご神木の人となった俺は、ひたすら闇雲にムシをサーチしては、
「うーーーん……。こいつは……必要だったっけなぁ???」
と首をひねることになったのである(苦笑)。
なんでこんなことになってしまうのかと言えば……答えはじつに単純にして明確。
俺が、現在所持している遺伝子の種類をキチンと把握していないからであったwwwww ……って、笑いごとじゃねーんだよ。
これ、改めて言及するまでもないかもしれないけど、『カブトクワガタ』というゲームにおいてレア遺伝子探しに本腰を入れることになったら、改めて肝に銘じておかないといけないことだと思うよ。
わかりやすいムシは、まあ大丈夫なのだ。
たとえば↓こちらの、
オウゴンオニクワガタなんて、3つの遺伝子がパキっと完全に違う色で分かれているので非常にわかりやすい。上のように詳細な図鑑画面で見なくとも、
小さなアイコンでも、3色そろっているのがよくわかると思う。
でも……w 比較しちまって申し訳ないんだけど、
↑これ、セアカフタマタクワガタだと思うんだけど、けっこう似たようなフォルムのムシがいるし、何より、
詳細画面にしてもよくわからず、
「えーーー……。これって……まだ持ってない色?? いや、なんとなくコレばっか捕まえている気もするし……。いったい、どっちなんだよセアカフタマタクワガタ!!(イラ)」
なんてイラつかされること間違いなし。でも、よくよく図鑑を調べると、
セアカフタマタクワガタはこの2色しか所持していないので、じつは見かけたら片っ端から確認しないといけない種類だったりもする。要するに、バトルに入る前に一度冷静になり、まだ3色そろっていないムシをピックアップしておかねばならないってわけだ!!w
というわけで改めて、我が虫かごを精査してみた。すると、上記のセアカフタマタクワガタのほかにも、
ニジイロクワガタは、いまだこの2色のみ。
ゴホンヅノカブトも、まだ2種類しかエンカウントしていないことが判明した。
そしてもちろん、まだ1色しか見たことのないヘルクレスオオカブト……! どうやらここからは、この3種のムシだけにターゲットを絞ってバトルをくり広げなければいけないわけだな。
こうやって目標が具体化されると、とたんに戦いやすくなる。
その証拠に、精査後のご神木調査で……いきなり!!!
衝撃の、次回に続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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