ちょっと調べてみましたよ
俺が関東近郊の昆虫展にかまけているうちに時は流れ、いつの間にか季節は秋に……。
……つっても、まだ連日のように真夏日、猛暑日(!)が続いていて、1ミクロンも“秋感”を感じていないんだけど(苦笑)。ようやく、熱帯夜からは解放されてクーラーなしでも寝られるようになってきたけど、こんなに日中が暑いんじゃカブトもクワガタも、
「あ、あれ?? 今年って……まだまだ活動していいんじゃね??ww ホラ、セミさんどもも騒げ騒げ!!www」
ってんで、そこらの木でワニワニうじゃうじゃと蠢いているんじゃなかろうか……。
なんてことを考えたくなるくらい暑い日々が続いているんだけど、時が流れたことだけは間違いないので、前回の記事でお伝えした通り、2ヵ月に1回のお楽しみである『カブトクワガタ』のダウンロードコンテンツが発表されてしまったのである。
改めてになるが、ダウンロードコンテンツ第3弾として実装されるのは↓こちらの2種類だ。
クワガタは、“ブルマイスターツヤクワガタ”で、カブトは“ケンタウルスオオカブト”!! ぶっちゃけ……ムシにはまったく詳しくない俺などは、どちらも52年の人生で初めて目にした単語でした!!!><
そこで。
これから、ブルマイスターツヤクワガタもケンタウルスオオカブトも最大サイズを目指して交配していくってのに、あまりにも持っている情報が少ないとモチベーションに影響が出かねない。なので大急ぎではあるものの、どんなムシなのかをネットで調べてみた。
まずブルマイスターツヤクワガタだが、こちらはインド南部に生息する大型のクワガタムシで、オスの最大サイズは109mmにも達するという。この大きさ、ツヤクワガタ界では最大の部類に入るそうだ。
そこで思い出したんだけど、今年の夏に行った東京スカイツリータウンの“大昆虫展”は標本の展示がめちゃくちゃ充実していたんだけど、そこにツヤクワガタがズラリと張り付けられた見事な逸品があった。
それが↓こちらなんだけど……!
おおお……!! 模様も大アゴのサイズも、上のCGと酷似しているのが何匹もいるな……!
「これがブルマイスターツヤクワガタです!!」
と明示はされていないので、俺にはどれがどれだかわからないんだけど、この中に確実に1匹は混じっているのではなかろうか……!
ちなみにその特徴はやはり、大きく2色に色分けされた鮮やかな上翅。定規で引いたかのようなオレンジと黒のキレイな二等辺三角形で、これはオスメスともに同じような模様になるらしい。もひとつちなみに、大アゴの形はかなり多様で、左右非対称の成虫もいるのだとか。それはそれで、カッコよさそうだよなーーー! なお、その美しい模様からペットとして飼育されることも少なくないらしい。こんだけルックスがいいと、家に置いておきたくなる気持ちもわかるわ。
さて、おつぎはケンタウルスオオカブトだが、こちらはアフリカ大陸の中西部に生息している大型のカブトムシ。名前の由来である“ケンタウルス”とはもちろん、ギリシア神話に登場する半人半獣の種族の名前で、上半身が人間、下半身が馬という特殊な姿をしている。とはいえ、ケンタウルスオオカブトの下半身が馬になっているということはもちろんなく(当たり前だが)、とても立派な“カブトムシ然”とした姿を見せてくれている。
アフリカ大陸で唯一、最大のカブトムシということで(このほか、ニセケンタウルスオオカブトってのがいるらしい)、その大きさはオスで90mmにも達するという。基本的に光沢が美しい赤褐色をしていて、頭角には1本、胸角には基部に左右1対の突起があるのが特徴的だ。アフリカ産であること、成虫の寿命が数ヵ月と短いこと、そして飼育がたいへんなこともあって、日本に輸入されることは少ないんだとか。でも、鎧武者のようなルックスが素敵なので、いつか生体標本を見てみたいなと思いましたとさ!
というわけで、この2種も実装されたらすぐに、最大サイズを目指して交配を始めようと思います!!
続く!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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