生体標本が楽しかった!
まだまだ続く、カワスイ(川崎水族館)の夏限定企画展、
“探して!触って!森遊び!カブトムシ・クワガタ展”
の取材リポート。
今回はいよいよ、工夫が凝らされた当イベントのメインでもある、カブト&クワガタの生体標本のコーナーをつぶさに見ていってみよう。
前回の記事でも書いた通り、ここでは“森に隠れているカブトムシたち”を表現するためか、
こんな感じで、パネルをめくって“探さないと”ムシは見られないような造りになっていた。そしてめくったパネルの裏に、そこにいるカブトムシやクワガタの詳細な説明が書かれているという凝りよう……!!
遊び心もあり、さらにふだんは人目につかない静かなカゴの中で暮らせるという、ムシにも人にも(?)優しい展示方法。
「さすがカワスイ……! よく考えられてるなぁ……!!」
と、その演出には感心しきりだったよ。
では、1匹ずつ見ていってみよう。まずは、前回もチラッとお見せしたけど、
大人気のヘルクレスオオカブトは、生体標本コーナーでイの一番で見られるようになっていた。さらに……!
あれ?? 何もいないけど……。もしかして、土の中とか木の裏に隠れちゃってるの??
「ん?? どこだどこだ」
ムシを探してキョロキョロしていると、背後からたっちー先生が↓こんなことを言ってきた。
「おい! ここ、ラコダールなんとかってムシがいるみたいだけど、“上にぶらさがってるかも!”って注意書きがあるで!!」
ラコダール……ツヤクワガタか!! ちょっと前に、
謎のご神木でレア遺伝子探しをしていた、あのクワガタだな!!
そこで言われた通り、飼育ケースの天井付近を仰ぎ見たところ……なんと……www
!!?!?www な、なんかいる!!!ww
アップで見てみると……!!!
うっは!!!www ホントにぶら下がってた!!!ww ズーム撮影でちょっと粗いけど、特徴的な扁平の顔部分がまさしくラコダールツヤクワガタじゃん!!!ww
いやあ、おもしろいおもしろい!! つぎはどんなムシだ!?
デタッ!!! これまたタイムリーなセアカフタマタクワガタ!!!
このムシこそ、いままさしく村のご神木で、
レア遺伝子を探してるところだわw
もしや……!
ここに展示されている生体標本が、まさに珍しい色なのかも……!?
にわかにドキドキしながら、セアカフタマタクワガタの飼育ケースを覗き込むと……!!
尻~~~ん……www
頭隠して尻隠さずとは、まさにこのこと!!!ww しかもこの色、どっからどうみても一般人セアカフタマタクワガタだよな^^;
さあ、ここからは一気にいくと……!
タランドゥスツヤクワガタは、
ゲーム画面そのもの!!!
くわえて、
エレファスゾウカブトや、
オウゴンオニクワガタといった、ゲームでおなじみのムシたちも多数展示されているよ!! しかも、どれも立派な個体ばかりで迫力満点!! いやあ、じつに充実した企画展を展開されているわここ……!
そして取材班は、人工の森のさらに奥深くに足を踏み入れるのであった。
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
(C)2023 小学館・うえむらひろし