デュエマ妄想構築録 vol.61-1 ~ジャイアント全部出し!無限フルコース!!~

By まつがん

 恒例の宣伝からだが、皆さんは先日発売したコロコロコミック8月号はもう入手されただろうか?

 デュエル・マスターズの原作コミックが読めるほか、デュエマに関する激アツな最新情報も色々と掲載されているので、ぜひとも手に取ってみていただきたい。


 アビス・レボリューション第2弾「忍邪乱武」の発売から約1ヶ月が経過し、プレイヤーたちはさらに強化された「メクレイド」の可能性に様々な角度から挑戦していることだろうと思う。

 さてそんな「忍邪乱武」の中には、他のカードとは一線を画す異質なメクレイド能力を持つカードが存在していた。

▲アビス・レボリューション 第2弾「忍邪乱武」収録、《振舞の超人》

 そう、《振舞の超人》だ。

 このカードのバトルしたときに相手のクリーチャーを破壊するかわりにメクレイドできるという類を見ないほどに迂遠なテキスト (「バトルに勝ったらメクレイド」でいいのに!) のおかげで、デュエル・マスターズにはとあるバグが生まれることとなってしまったのである。

 そのバグとは、すなわち。

▲闘魂編 第4弾「覇道帝国の絆」収録、《無限掌》
▲「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」収録、《炎舞闘士サピエント・アーク/無限掌》

 《無限掌》を使えば無限ジャイアント・メクレイドできるのでは???🤔🤔🤔

 《振舞の超人》のマッハファイターで倒せる相手のクリーチャーがいるときに《無限掌》を使うと、《振舞の超人》はメクレイドを発動しつつもその相手のクリーチャーは破壊されずバトルゾーンに残ったままになり、かつバトルには勝っているため《無限掌》効果でアンタップするので、同じクリーチャーに何度もフルコースを振る舞ってはデッキ内のジャイアントをすべて出しつくすまでそれを繰り返すという無限飯ハラアタックが可能となるのである。

▲戦国編 第4弾「戦国武闘会」収録、《西南の超人》
▲「夢の最&強!!ツインパクト超No.1パック」収録、《西南の超人/断断打つべしナウ》

 《振舞の超人》自体は6マナと重い上に《無限掌》と合わせるとなると計7マナ必要となるが、ジャイアントは《西南の超人》《西南の超人/断断打つべしナウ》という2種の4マナ2ブーストが使えるため、2→4→7で最速4ターン目に無限メクレイドに突入できるので、なかなかに実戦級のコンボと言えそうだ。

▲アビス・レボリューション 第1弾「双竜戦記」収録、《首領竜 ゴルファンタジスタ》

 そして何よりこのコンボを使えばデッキ中の《首領竜 ゴルファンタジスタ》ファーーーーー❗️❗️❗️甘い甘い❗️🍭🍬🍫いけ❗️👊首領竜ゴルファンタジスタ⛳️🏌️‍♂️‼️力💪こそ頂点🗻全てを蹴散らすぜ🔥💥五文明五種族💛💙💜💗💚で決闘🤼せよ❗️種族オレらって革命レボリューションなんだ✨❗️アビスレボリューション第一弾🃏双竜戦記🐉🐲できるので、「忍邪乱武」で強化されたメクレイドの真髄を見せるのにぴったりのコンセプトと言えるだろう。

 というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

 『テストデッキ』

枚数
カード名
4 《炎舞闘士サピエント・アーク/無限掌》
4 《西南の超人/断断打つべしナウ》
4 《西南の超人》
4 《振舞の超人》
4 《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》
3 《輝跡!シャイニングロード・マンティス/輝跡の大地》
4 《配球の超人/記録的剛球》
4 《首領竜 ゴルファンタジスタ》
4 《トレジャー・マップ》
4 《無限掌》
1 《フェアリー・ギフト》

 

 回らん!!!😡😡😡

 《トレジャー・マップ》で2→4→7をしっかりサポートしつつ、コンボパーツの《無限掌》も8枚採用できて再現性もバッチリ。これで回らないはずがない……そう安易に考えてしまっていた。

 だが実際には、このデッキは構造的な欠陥を抱えてしまっていたのである。

 その一つが、火マナを安定して捻出することができないという点だ。

 火文明のカードは8枚の《無限掌》しかないので、《振舞の超人》+《無限掌》だけの2枚コンボに見えて、コンボに入るためには実質《無限掌》を2枚引かなければならないというのがデッキ構造に多大なる負担をかけてしまっていたのである。

 だがジャイアント・メクレイドがコンセプトのデッキであり、2→4→7の動きもジャイアントを早出しするための動きとなる以上、《無限掌》以外でデッキに入れたい火文明のカードがあるわけではない。

 となると結局自然文明。しかし自然文明のカードでありながら火文明のカードを探してこれて、なおかつ本筋の2→4→7の動きをなるべく邪魔しない、できればサポートまでできる……そんな都合の良いカードが……。

 あった。

▲革命ファイナル 第2章「世界は0だ!! ブラックアウト!!」収録、《トレジャー・ナスカ》

 《トレジャー・ナスカ》を入れればいいのでは???🤔🤔🤔

 《トレジャー・ナスカ》ならば2種の《無限掌》だけでなく、《西南の超人/断断打つべしナウ》や、《振舞の超人》にもつながる《トレジャー・マップ》、さらには殿堂カードの《フェアリー・ギフト》にまでアクセスできる。しかもマナカーブ的にも1ターン目の1マナと2ターン目にマナ加速を唱えた先の1マナがちょうど浮いているので、デッキの動きを全く邪魔しない。

 したがってこの発見により、4ターン目までの8~9枚のリソースの内訳を「2種の2マナブーストのうち1枚」「2種の《西南の超人》のうち1枚」「2種の《無限掌》のうち2枚」「《振舞の超人》」にするという動きの再現性を格段に向上することに成功したのだ。

 というわけで、できあがったのがこちらの「無限フルコース」だ!

 『無限フルコース』

枚数
カード名
4 《炎舞闘士サピエント・アーク/無限掌》
4 《西南の超人/断断打つべしナウ》
2 《西南の超人》
1 《フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ》
4 《振舞の超人》
4 《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》
4 《配球の超人/記録的剛球》
3 《首領竜 ゴルファンタジスタ》
4 《トレジャー・マップ》
4 《トレジャー・ナスカ》
4 《無限掌》
1 《ガガガン・ジョーカーズ》
1 《フェアリー・ギフト》

 

まつがん「よし、このデッキで勝負だ、デッドマン!」

デッドマン「いいですよ!!」

 ~数分後~

まつがん「あの……デッドマンさん? 何かクリーチャー出してくださいよ……

デッドマン「いや、だって《トレジャー・マップ》で《振舞の超人》が、《トレジャー・ナスカ》で《無限掌》がそれぞれ見えてたら、パワー8000以下のクリーチャーわざわざ出すわけなくないですか???🤔🤔🤔

_人人人人人人人人人人人人人_
> それはそう!!!😡😡😡 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

 ではまた次回!

ライター:まつがん
 
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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次回更新は7/28(金)更新!!