デュエマ妄想構築録 vol.60-5 ~番外編:デュエパーティーで遊ぼう!3~

By まつがん

 うわああああああ!!デュエパーティーの時間だああああああ!!!

 ……ということで皆さん、デュエパーティーは楽しまれているだろうか?

 私は例によって遊ぶ相手がいない中で独り黙々とフォーマットの研究を続けている。今回の番外編もその研究成果を紹介させて欲しい。

 前回は《ニクジール・ブッシャー》《兵繰凄の鎖 サイノ・ブサイ》《星龍パーフェクト・アース》をそれぞれパートナーにしたアグロ/ミッドレンジ/コンボデッキを紹介したが、今回は《屍術師インフェルノ・カイザー》《天風のゲイル・ヴェスパー》《闘魂混成 エンペラー・アクターシャ》をそれぞれパートナーにしたデッキを紹介しよう。

 なお、いつものように実際のパワーレベルはともかくとして、思想としてはプレイレベル3を想定している。

パートナー:《屍術師インフェルノ・カイザー》


 同一ターン中に同名カードは一度しか使えないデュエパーティーでは、ループデッキを組むことが原則としてできない。

 しかしそうなると4人対戦なら計18枚ものシールドをブレイクした上で他の3人それぞれにダイレクトアタックを決めなければならないことになり、真っ当な手段で達成するのはかなり難しい。

 であるからこそ《神々の逆流》《魔天降臨》やいとこしえの超人》+《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》、《龍装者 ジスタジオ》+《完全不明》のような様々な大技によって対戦相手全員に行動制限をかけるのが実質的な勝利手段として機能することが多い。

 だが、デュエパーティーでもループを組むことが全く不可能というわけではない。同名カードが使えないならば、違う名前のカードを使い続ければいいのだ。

 そう、いわゆるチェインループならば、デュエパーティーのルール制限を突破して通常のプレイではありえないような盤面を作ることができる。

 さらにそのチェインループがパートナーを起点にして始動できるとするならば、そうでない場合と比べて動きの再現性が段違いになるだろう。

 では、チェインループを発生させられるパートナーといえば何だろうか?

 私が考えたのはこれだ。

▲「エピソード1 ライジング・ホープ」収録、《屍術師インフェルノ・カイザー》

 「スペース・チャージ」を使えばいいのでは???🤔🤔🤔

 「スペース・チャージ」はマナに条件を満たすカードが置かれ続ける限り同一ターン中に何度でも使えるので、存在自体がチェインループの申し子と言える。

 同じく「スペース・チャージ」を活用する方法として《鎧亜戦隊ディス・ピエロ》をパートナーにして《ブルックス・ザ・シルバー/ザババン・ライト》とのチェインコンボをするデッキも面白そうだったが、そちらではフィニッシュ手段に難があると予想されたのと、《屍術師インフェルノ・カイザー》の方がほぼパートナー単体で完結するのでこちらを採用することにした。

 さて《屍術師インフェルノ・カイザー》については以前通常環境でデッキを作ったことがあるので要点はわかっている。「1. マナに多色カードを置く 2. 墓地にクリーチャーを置く、の二つを同時にこなせるコスト5以下の非進化クリーチャー」を集めればいい。

▲十王篇 第1弾「切札×鬼札 キングウォーズ!!!」収録、《ライマー・ドルイド》
▲「ゴールデン・ベスト」収録、《カラフル・ナスオ》

 条件を満たす代表的なクリーチャーは《ライマー・ドルイド》で、これなら新たに3枚も墓地を肥やしつつ「スペース・チャージ」の発動もほぼ確実にこなしてくれる。

 《カラフル・ナスオ》のように多少運が絡むものの、デッキ内の多色カードの割合を高めにしておくことで「スペース・チャージ」を複数回発動させられるチャンスがあるクリーチャーも文句なしの採用レベルだ。

 ただこうした能力を持つクリーチャーは探してみればわかるが総数としてそう多くはなく、1枚制限で60枚もの山札を組む必要があるデュエパーティーで、途切れず連鎖させ続けるのはほぼ不可能だ。

▲十王篇 第1弾「切札×鬼札 キングウォーズ!!!」収録、《ファッション・ナスオ》
▲極神編 第4弾「完全極神」収録、《バロン・ゴーヤマ》

 そこでこのデッキの一番のキーカードになるのが《ファッション・ナスオ》で、このカードは《屍術師インフェルノ・カイザー》によって蘇生する闇のクリーチャーすべてに「1ブースト+1墓地送り」のボーナスを与えることができる。デッキ内の多色割合が高めなら、これだけでほぼ山札すべてを掘りつくすことができるだろう。

 《ファッション・ナスオ》は《バロン・ゴーヤマ》でも出せるので、デッキ内に2枚入っているのとほぼ同義となる。同じく確定サーチとなる《伊達人形ナスロスチャ》なども駆使して早期に出せるとチェインが止まらなくなるので安心だ。

▲王来篇 第4弾「終末王龍大戦」 収録、《覇王ノワールモナーク》
▲ゴッド・オブ・アビス 第2弾「轟炎の竜皇」収録、《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》

 《ファッション・ナスオ》やその他フィニッシュに必要なカードの楯落ちは《覇王ノワールモナーク》によってケアできる。

 フィニッシュは《お騒がせチューザ》《単騎連射 マグナム》と合わせての《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》で、これなら巨大なサイズの攻撃誘導持ちなどを並べられても突破できるだろう。ただどの道スレイヤー含みの30打点くらいは並べられるので不要な説も有力だが

 というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

 『パートナー:屍術師インフェルノ・カイザー』

カード名
《とこしえの超人》
《爆砕面 ジョニーウォーカー》
《悪魔妖精ベラドンナ》
《ライマー・ナイト》
《そのウサギ、クセ者につき》
《チョイワ・ルピア》
《虹彩奪取 トップラサス》
《大地妖魔ブラッドラサス》
《虹彩奪取 ブラッドギア》
《青銅のバンビシカット/「我が力、しかと見よ!」》
《終端の闇 ウゴカ・ザルコ/再誕の輝き》
《オットコマエ・ピーマン》
《ジオ・ナスオ》
《死儀妖精ベラドマイ》
《目覚めのファミリア キナコ/ムボー日和》
《鬼札アバクと鬼札王国》
《不死妖精ベラドアネ》
《ボルシャック・栄光・ルピア》
《風の1号 ハムカツマン》
《伊達人形ナスロスチャ》
《単騎連射 マグナム》
《ライマー・ドルイド》
《樹瓜の菜将 カンバーナイト》
《カラフル・ナスオ》
《ファッション・ナスオ》
《お騒がせチューザ》
《ハンマ=ダンマ》
《ダーク・鎌・ルピア》
《ボルシャック・西南・ドラゴン》
《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》
《グリージー・ファブノーレ/死的で詩的な制裁》
《グレープ・ダール》
《バロン・ゴーヤマ》
《陰陽の舞》
《暴走 グロール/カルド・コバーン》
《覇王ノワールモナーク》
《戯具 ヴァイモデル》
《腐敗妖精ダチュラ》
《ホアート・サケビーJr.》
《無双竜鬼ミツルギブースト》
《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》
《スパダチ ケントナークR》
《一王二命三眼槍》
《ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン》
《ボルシャック・ガラワルド》
《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》
《フェアリー・ギフト》
《ダーク・ライフ》
《エール・ライフ》
《鬼寄せの術》
《神秘の石柱》
《リロード・チャージャー》
《不死樹の伝説》
《レインボー・ライフ》
《邪狩!不死樹MAX》
《荒廃と豊穣の決断》
《百鬼の邪王門》
《マンハッタンの心絵》
《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》

 

 「G・ストライク」は過剰打点があるので何とかなるが、タマシードのS・トリガーだけは5マナ以下のクリーチャーではケアできなかったので、《覇王ノワールモナーク》で楯落ちケアをしてしまった後で《SMAPONの心絵》などを踏んでしまうと爆発四散するのがお茶目な部分ではある。

 コンボが決まれば有無を言わせず3人とも処せる反面、速攻・メタクリ・墓地対策のすべてに弱いので、一見決まらなさそうな盤面を演出するなどテクニックが必要となりそうではある。ただまあ私が対戦相手だったら《屍術師インフェルノ・カイザー》とか見せてるやつは危険思想の持ち主なので問答無用で真っ先に撲殺するだろうしあまり意味はないかもしれない。

(補遺:以下は採用を検討したカード)
《怨念怪人ギャスカ》
《暴打の番狸》
《クリクリ・イガラーズ》
《式神シシマイ》
《虚像の大富豪 ラピス・ラズリ》
《倍返し アザミ》
《コオニ小町/「世界はジャオウガ様のモノ!」》
《マーチングバトン ダイダイ》
《ビクトリー・アップル》
《ニアピン・モスキート》
《パーリ騎士》
《影速 ザ・トリッパー》
《黒龍神の翔天 クロロ》
《双月怪鳥 パルプ・フィクション》
《樹占の風》
《グングン☆マグネットマン》
《ヤミノリミット》
《ライマー・ダー》
《ヘットルとフエートル》
《ノーダンディ・ネギオ》
《罰点医 リブロス》
《爆死男》
《華麗の超人》
《凶鬼57号 ゴーチン》
《ギガボルバ》
《腐敗勇騎ドルマークス》
《鯛焼の超人》
《緑銅の鎧》
《社の死神 再誕の祈》
《呪紋のカルマ インカ》
《リベンギオス・ドラグーン》
《爆神兵ツヴァイラッド》
《ベニジシ・スパイダー》
《無敵 ドン・カツドン》
《ボルシャック・秘伝・ドラゴン》
《腐敗無頼トリプルマウス》
《革命類 ネロティウス》
《無頼勇騎ウインドアックス》
《謀遠 テレスコ=テレス》
《インフェル星樹》
《裏鍛の鎖 ポコアイアイ》
《鬼ヶ英悪 ジャオウガOG》
《バイナラ童話》
《目玉坊ちゃんズ》
《ドルツヴァイ・アステリオ》
《マナゴリラ》
《ライマー・チャント》
《マテン龍樹》
《“乱振”舞神 G・W・D》
《不敵怪人アンダケイン》
《黒神龍アマデウス/「ぼくだって!決闘者なんだ」》
《凶鬼01号 ドケイダイモス/アレックス・ギアーズ》
《SMAPON》
《俺神豚 ブリタニア/「カツキング、俺とお前の勝負だ!」》
《樹食の超人》
《ダクライ龍樹》
《デカブタC》
《爆龍覇 グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」》
《天地命動 バラギアラ/輪廻暴冥》
《じゅくしていないゾンビバナナ》
《暴命天 バラギアラ/ガイアの目覚め》
《インフェル龍樹》
《ライマー・ランサー》
《メンデルスゾーン》
《スクランブル・チェンジ》
《バスター・チャージャー》
《フェアリーの闇の子祭》
《チャケの応援》
《Rev.タイマン》
《妖精の裏技ラララ・ライフ》
《切札の伝説》
《鬼札の伝説》
《カラフル・ダンス》
《スクリーム・チャージャー》
《ダンディ・ライフ》
《勝熱と弾丸と自由の決断》
《闘争と成長の決断》
《怨念スクラッパー》
《襲来、鬼札王国!》
《ハムカツ団の爆砕Go!》
《モモダチトレーニング!!!》
《ジバボン3兄弟》
《空間型無限収納ストラトバッグ》
《霊魂と怨念のドライバー》
《キラー・ザ・キルの黒像》

パートナー:《天風のゲイル・ヴェスパー》


 チェインループを発生させる手段は「スペース・チャージ」に限られない。

 要は違う名前のクリーチャーを次から次へと出せる機構が実現すればそれでいい。

 ではそんな機構を持ちつつ通常環境でも活躍したデッキといえば……?

 そう。

▲新3弾「気分J・O・E×2 メラ冒険!!」収録、《天風のゲイル・ヴェスパー》
▲新4弾「誕ジョー!マスタードラゴン!!〜正義ノ裁キ〜」収録、《ジーク・ナハトファルター》

 「ゲイル・ヴェスパー」のコンボがデュエパーティーで再現できるのでは???🤔🤔🤔

 《天風のゲイル・ヴェスパー》がいる状態で《ジーク・ナハトファルター》を出すと、パワー12000以上のクリーチャーが出し放題になる。通常環境のように《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》による特殊勝利はできないが、「トリガーを封じながらの21打点」を作るのには十分すぎる出力が出せるはずだ。

▲新4弾「誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」収録、《デデカブラ》
▲ゴッド・オブ・アビス 第1弾「伝説の邪神」収録、《轟廻!グランドスラム・スコーピオン》

 デュエパーティーにおいては「相手のメタクリーチャーなどを処理する」という行動はカードカウントだけの利得テーブル上では「-1、-1、0、0」の行動となるので、「シンカライズ」を持つタマシードや攻撃時にマナ加速できるマッハファイター持ちなどでなるべく「0、-1、0、0」に近づけられるカード選択が好まれる。

 するとその結果、《とこしえの超人》などは処理できても《デデカブラ》などの単純にパワーが大きいクリーチャーは3人いたとしても意外と処理できないということが起こりうる。そしてそうした隙は、《天風のゲイル・ヴェスパー》にとっては何よりもありがたいものだ。

 また、《豪廻!グランドスラム・スコーピオン》のように時が来るまでクリーチャー化しないタマシードも咎められない準備行動として強力だ。「次のターンにチェインループが決まりそうだから妨害したい」と思っても、手札破壊くらいしか咎める手段がないからだ。

▲「マスター・ファイナル・メモリアル・パック」収録、《ジョリー・ザ・ジョニー Final》
▲「エピソード2 グレイト・ミラクル」収録、《超絶奇跡 鬼羅丸》

 もっとも、そうした妨害を受けないためにはやはり「決まりそう」ではないところから決めるのが一番だ。そうした意味では、相手次第で0マナで出せてパワー12000以上の《ジョリー・ザ・ジョニー Final》は、《天風のゲイル・ヴェスパー》着地までの相手の計算を狂わせるという意味で奇襲性抜群だ。

 ただしデッキが自然単となる特性上、チェインループをしたそのターン中に勝つには《超絶奇跡 鬼羅丸》が必須となる。《龍装者 ジスタジオ》《超神龍バイラス・カースド》《地封龍 ギャイア》などを添えれば反撃の手段はほとんどないだろうが、《ジーク・ナハトファルター》含めて能力が強制なものが多いので山札切れにだけは注意が必要だ。

 というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

 『パートナー:天風のゲイル・ヴェスパー』

カード名
《とこしえの超人》
《界王類七動目 ジュランネル》
《界王類咆哮目 ジュラノキル/ジュラスティック・ハウル》
《デデカブラ》
《デスマッチ・ビートル》
《賢樹 エルフィ-1》
《ヴァム・ウィングダム/ソニック・ダンス》
《ルツパーフェ・パンツァー》
《特級チューシ・シャオ・ハン》
《環嵐!ホールインワン・ヘラクレス》
《夜のコッツナ》
《ラ・ズーネヨマ・パンツァー/逆転のオーロラ》
《鳴動するギガ・ホーン》
《リブロッコ・タンク》
《インフェル星樹》
《豪廻!グランドスラム・スコーピオン》
《龍装車 トメイテオ》
《コレンココ・タンク》
《コレンココ・タンク/ボント・プラントボ》
《コッツナ》
《ドルツヴァイ・アステリオ》
《ゼノゼミツ》
《ナ・チュラルゴ・デンジャー/ナチュラル・トラップ》
《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》
《怒流牙 根津の超人》
《タマタンゴ・パンツァー》
《オラマッハ・ザ・ジョニー》
《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》
《摩破目 ナトゥーラ・トプス/ストンピング・ウィード》
《配球の超人/記録的剛球》
《バイナラドンデン》
《龍装者 ジスタジオ》
《首領竜 ゴルファンタジスタ》
《龍装者 カカンロク》
《龍装者 ババルガ》
《キキリカミ・パンツァー》
《暴命天 バラギアラ/ガイアの目覚め》
《地封龍 ギャイア》
《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》
《十番龍 オービーメイカー Par100》
《ジョリー・ザ・ジョニー Final》
《めっちゃ! デンヂャラスG3/ケッシング・ゼロ》
《古代楽園モアイランド》
《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》
《超神龍バイラス・カースド》
《偽りの名 13/種族選別》
《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》
《ジーク・ナハトファルター》
《超絶奇跡 鬼羅丸》
《ボントボルト》
《トレジャー・マップ》
《フェアリー・ギフト》
《未来設計図》
《ジャンボ・ラパダイス》
《ディメンジョン・ゲート》
《五郎丸コミュニケーション》
《ボント・プラントボ》
《野生呪文「トラップ」》
《マンハッタンの心絵》

 

 デッキ構造的には前々回紹介した《蒼狼の王妃 イザナミテラス》パートナーでデッキに1枚の《エンペラー・キリコ》をサーチするのと同様の構造だが、呪文縛りなどのデッキ構築上の制限がないのと、決まりさえすればそのターン中にほぼ運が絡まずに勝てる部分が差別化のポイントとなる。

 とはいえ《蒼狼の王妃 イザナミテラス》と比べてコンボスピードにムラがある割に、《蒼狼の王妃 イザナミテラス》などと同じくパートナーを公開した瞬間にボコボコに殴られる覚悟をした方が良い系のデッキなので、最序盤に退場して他3人の対戦を眺めるだけに終わってしまう可能性はある。ただそうなればそうなったで一人回しが楽しめるデッキではあるので問題はないだろう。じゃあもうそれデュエパやらなくてよくね???という説もあるが

(補遺:以下は採用を検討したカード)
《緑神龍ドラピ》
《ベイB セガーレ》
《極楽鳥》
《桜風妖精ステップル》
《霞み妖精ジャスミン》
《再生妖精スズラン》
《タルタホル》
《誕生の祈》
《氷駆の妖精》
《ゼクゼーミ》
《ママロロン》
《Disドーン》
《マファリッヒ・タンク》
《ボントボ》
《タバタフリャ》
《雪精 X-girls》
《コンダマ/魂フエミドロ》
《マナゴリラ》
《幻影 ミスキュー》
《くまくまわり》
《パンプパンプ・パンツァー》
《バードリアント》
《ギガント・テキサリス》
《クイーン・オブ・ネイチャー》
《ストロング・ゴライアス/氷結ハンマー》
《仁義類鬼流目 ブラキオヤイバ》
《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》
《デカブタC》
《輝跡!シャイニング・ロードマンティス/輝跡の大地》
《樹食の超人》
《自然星人》
《キャベッジ・セッションズ/ソイルピンプ・キャベッジ》
《乱振!アルバトロス・タランチュラ》
《バラギアラ-MAX》
《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》
《天地命動 バラギアラ/天上天下輪廻独尊》
《「俺」の頂 ライオネルGS》
《ハイパー・マスティン》
《バイブスブチアゲクラーケン》
《自然の四君子 ガイアハザード》
《神聖牙 US パンク》
《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》
《ブラキオ龍樹》
《フェアリー・パワー》
《龍の呼び声》
《魂の呼び声》
《チャケの応援》
《勝熱と弾丸と自由の決断》
《リトルアイズ・グロース》
《フェアリー・ソング》
《ライフプラン・チャージャー》
《ライフプラン・Re:チャージャー》
《ミステリー・キューブ》
《シンクロ・マニューバ》
《ソイルピンプ・キャベッジ》
《タイム・ストップン》
《ジャスミンの地版》
《空間型無限収納ストラトバッグ》
《王の思念》
《王の覇気》

パートナー:《闘魂混成 エンペラー・アクターシャ》


 なぜデュエパーティーでチェインループを目指す必要があるのか?それは通常の方法では1ターンの間に21打点を用意することがほとんど不可能だからだ。

 では、無限攻撃を活用するとしたらどうだろうか?

 《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》や《暴龍事変 ガイグレン》、《牙神兵ガンガン・マンモス/ブレイン・タイフーン》や《未来英雄 モモキングJO》など、早期に無限攻撃や疑似無限攻撃を実現できるパートナーは多数存在する。

 ただデュエパーティーにおいて無限攻撃系はパートナーとしてはそこまで強力ではない。それはなぜか?

 答えはトリガーをケアできないからだ。加えて、無限攻撃をするタイミングがパートナーによって予告されているというのもある。

 どれだけ強力なパートナーであろうと、そのポテンシャルを発揮する直前に《とこしえの超人》を合わせられては本来のポテンシャルを発揮できない。

 ならばどうするか?

 私が導き出した答え、それは。

▲王来篇 第4弾「終末王龍大戦」収録、《闘魂混成 エンペラー・アクターシャ》

 無限攻撃系ではないパートナーで偽装できないか???🤔🤔🤔

 無限攻撃系パートナーの問題点は、パートナーによって無限攻撃タイミングが対戦相手にとっても自明であるという点にある。ならば、あえて無限攻撃クリーチャーをパートナーに据えないことによって、対戦相手の予測できないタイミングで無限攻撃して奇襲効果を得ることができるのではないか。

 というわけで、できあがったデッキがこれだ!

 『パートナー:闘魂混成 エンペラー・アクターシャ』

カード名
《単騎連射 マグナム》
《夜露死苦 キャロル》
《お騒がせチューザ》
《牙神兵ガンガン・マンモス》
《牙神兵ガンガン・マンモス/ブレイン・タイフーン》
《暴龍事変 ガイグレン》
ほか適当な火のカード53枚

 

 《単騎連射 マグナム》出してターンエンドしたら怪しすぎる!!!😡😡😡

 パートナーに無限攻撃クリーチャーを据えないにせよ、勝利を得るためには何らかの準備行動が必要なことに変わりはない。そしてそれがパートナーに絡まないとするならば、「この布石はいずれお前を殺すぞ」と宣言するに等しいような一手を打つ必要があり、そんなことをするプレイヤーは他の3人からタコ殴りにされることが確定してしまうのである。

 だがこの問題を解決するには、一手がすべて布石となるような、いわば予告なく/あるいは常にトリガーケアする無限攻撃デッキを組む必要がある。

 そんなことがはたして……?

 可能。いや、可能であると信じた。ゆえに。

▲「第1弾」収録、《クリスタル・メモリー》
▲双極篇 第4弾「超決戦!バラギアラ!!無敵オラオラ輪廻∞」収録、《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》

 どうせなら色んな無限攻撃コンボとトリガーケアを詰め込みまくって《クリスタル・メモリー》で片割れを揃えるデッキが組めないか???🤔🤔🤔

 そう、偽装の終着点……それは相手のプレイミス期待である。

 もともとデュエパーティーは、対戦の一回性を重視するがゆえにカードはすべて1枚制限であり、なおかつ同じ対戦相手3人との複数回の対戦を想定していない。それはすなわちすべては一期一会であるということを意味する。ならば、初見殺しがかなりの確率で通用する環境だ。

 であるならば、どんなパートナーのどんな準備行動が致命であるかは対戦する前にはわからない。いや、いっそパートナーが準備行動に絡まなければ絡まないほど、その準備行動は警戒されないという結論に落ち着くのだ。

▲十王篇 第3弾「幻龍×凶襲 ゲンムエンペラー!!!」収録、《飛べない翼、それは堕ちたケモノ》
▲十王篇 第4弾「百王×邪王 鬼レヴォリューション!!!」収録、《千年の月のファラオ》

 たとえば《飛べない翼、それは堕ちたケモノ》を出されたとして、それが《千年の月のファラオ》を想起させるか。60分の1を想像するか。

▲超天篇 第1弾「新世界ガチ誕! 超GRとオレガ・オーラ!!」収録、《爆烈マグマロイヒ》
▲アビス・レボリューション 第2弾「忍邪乱武」収録、《鎧輪双翔ボルシャック・スカイ》

 あるいは《爆烈マグマロイヒ》を出されたとして、パートナーでも何でもない《鎧輪双翔ボルシャック・スカイ》を警戒するか。それは神のみぞ知る。何せそれは、コンボパーツが揃っていないのに苦し紛れに出された《爆烈マグマロイヒ》かもしれないからだ。裏目は、常に存在する。

 そうしたプレッシャーカードと、トリガーケアが可能なメタクリーチャーだけによってデッキを構成することで、いつどんな時でもメタクリーチャーを絡めた無限攻撃を発動できるデッキになるのではないか。

 というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

 『パートナー:闘魂混成 エンペラー・アクターシャ』

カード名
《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》
《天翼 クリティブ-1》
《チャラ・ルピア》
《月砂 フロッガ-1》
《黙示 シャマリ-1》
《レク・シディア》
《検問の守り 輝羅》
《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》
《飛べない翼、それは堕ちたケモノ》
《単騎連射 マグナム》
《聖武の鎖 レスラコーン》
《夜露死苦 キャロル》
《歓楽のタギャースツ》
《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》
《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》
《光牙忍ハヤブサマル》
《ブルトゥーラ-D1》
《レディゴ・カリゾミダーマ》
《BIRIBIRIII・ビリー》
《「正義星帝」》
《終止の時計 ザ・ミュート》
《終末の時計 ザ・クロック》
《勇聖 アールイ-2》
《電磁 テンプロ-3》
《その子供、可憐につき》
《千年の月のファラオ》
《正義の煌き オーリリア》
《奇天烈 シャッフ》
《裏斬隠 カクシ・レシピ》
《お騒がせチューザ》
《ドラン・ゴルギーニ》
《ギラミリオン〈クーカイ.Star〉》
《ダイナボルト〈ドギラ.Star〉》
《超越の使い 蒼転》
《エヴォ・ルピア》
《牙神兵ガンガン・マンモス》
《牙神兵ガンガン・マンモス/ブレイン・タイフーン》
《爆烈マグマロイヒ》
《鎧輪双翔ボルシャック・スカイ》
《「正義星帝」〈鬼羅.Star〉》
《ウィリデ・ゴルギーニ》
《緑知銀 サモハン》
《アルカディアス・モモキング》
《SMAPON》
《ナインエッジ・夜叉・ドラゴン》
《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》
《ボルシャック・ガラワルド》
《閃光の守護者ホーリー》
《T・T・T》
《トロワ・チャージャー》
《クリスタル・メモリー》
《熱線と照射の決断》
《暴輪ノ裁キ》
《無限攻撃革命》
《S・S・S》
《ペトリアル・フレーム》
《竜装 ムシャ・レジェンド》
《チキチキ・JET・サーキット》
《SMAPONの心絵》

 

 理想は無限。そして実際、半端な受けパートナー相手なら貫通できるのがこのコンセプトの強みとなるはずだった。

 だが実際には、パートナーは何てことなさそうな割に盤面には放置できない危険物がやたらと並ぶのでテロリストと認定されてボコボコにされること請け合いである。理論は、常に理論でしかないのだ。

 「相手に警戒されない」というただ1点のために再現性を犠牲にするのがはたして正しい判断なのか。デュエパーティーとははたしてどういうゲームなのか……そういったテーマに真っ向から向き合ってみるのも、時には悪くないのかもしれない。

(補遺:以下は採用を検討したカード)
《異端流し オニカマス》
《ミロクの弟子 ニョライ》
《スニーク戦車 オーリー/トゲ玉・キャノンボール》
《U・S・A・NIKER》
《DG ~裁キノ刻~》
《星姫械 デネビア》
《こたつむり》
《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》
《アニー・ルピア》
《「疾風」の鬼 フウジン天》
《ボルシャック・フォース・ドラゴン》
《鉄鉄-プイパー》
《堅防の使徒アースラ/グローリー・ストーン》
《定めの月を待つセイジャ》
《暴突の虹幻》
《チゼンテーナ-R10》
《Disクチック》
《ボルット・紫郎・バルット》
《烈火大聖 ソンクン》
《砕界の左手 スミス》
《「収納の達人」》
《蒼狼の大王 イザナギテラス》
《スパダチ キャンベロR》
《モモスター キャンベロ》
《ギギギのギタロー》
《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》
《パルフェル・トリセラティ》
《絶十〈九極.Star〉》
《雷鳴の守護者ミスト・リエス》
《超救命主 タイヨー》
《U・S・A・CAPTEEEN》
《イニシャッフチブ》
《シンカイガンガン》
《目玉坊ちゃんズ》
《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》
《暴風の求道者フ・レイル》
《下町のナポレたん》
《裏斬隠蒼頭龍 バジリスク》
《燃える革命 ドギラゴン》
《無限王ハカイ・デストロイヤー》
《海王龍聖ラスト・アヴァタール》
《”B-暴” 砲台 ストロンガ/絶対無敵シールド》
《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》
《伝説のレジェンド ドギラゴン》
《メガ・ブレード・ドラゴン》
《バイナラドンデン》
《時の革命 ミラダンテ》
《暴龍事変 ガイグレン》
《伝説の切札龍》
《キリモミ・ヤマアラシ》
《グローリー・ストーン》
《オレは決闘者!!》
《瞬閃と疾駆と双撃の決断》
《ミラクルストップ》
《勝熱と弾丸と自由の決断》
《神の裏技ゴッド・ウォール》
《禁時王秘伝エンドオブランド》
《超爆デュエル・ファイアー》
《タイム・ストップン》
《ジバボン3兄弟》
《ドギラゴン・ファイアー》
《NEXの手甲》
《マルルの炎杖》
《ライオネルの天宝》
《シブキ将鬼の巻》
《ゲラッチョの心絵》
《カーネンの心絵》
《コーライルの海幻》


 毎度のことながら、私が語っているのはすべてエアプのクソ妄想の産物であり、実際に4人を集めてデュエパーティーを遊んでいるプレイヤーの意見に勝るものは何一つとしてない。

 ゆえに大事なのは、予測や期待を外れた現実の振る舞いこそむしろカードゲーマーの本懐であるという単純な事実をあらかじめ理解しておくことなのだ。

 ではまた次回!

ライター:まつがん
 
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
デュエマ妄想構築録vol.59バックナンバー
デュエマ妄想構築録 vol.59-1 ~走るカブ!エクストリーム・ブレイカー!!~
デュエマ妄想構築録vol.60バックナンバー
デュエマ妄想構築録 vol.60-1 ~迷走の果てに!サーキュラー・サンマックス!!~
デュエマ妄想構築録 vol.60-2 ~火単の安定性!バード・チェンジ!!~
デュエマ妄想構築録 vol.60-3 ~無法なる帰還!《世露詞駆 キャロル》登場!~
デュエマ妄想構築録 vol.60-4 ~2ターン目にオールイン!ビックリ・キャロル!!~
デュエマ妄想構築録 vol.60-5 ~番外編:デュエパーティーで遊ぼう!3~

 

次回更新は7/21(金)更新!!