これが俺の限界か
すでに『カブトクワガタ』の公式Twitterで受賞者が発表されているけど、6月24日~25日のわずかな期間に募集された、
“コーカサス全長MAXコンテスト”
に挑んだお話の顛末を綴っております。
前回の記事では、最大最強のムシを誕生させるための必須行程とみられる“デカい母ちゃん”を生み出すことに成功した……と書かせてもらった。
そのサイズは、
おおおお!!ww これぞ昭和の肝っ玉母ちゃん!!! ついに壁をぶち破る全長230cm娘生まれたぁぁぁあああ!!!www
よーーーーし!! これで流れが変わるぞ!!!
数字的にはたったの1cmだけど、これによりメスカブトの産道も太くなり、より大きな卵が生まれる可能性が高まるのだ……!
ここまできたら、やることはひとつ!!
ゆっさゆっさwwwww
からの……!!
よし!!! オスきた!!!
そのサイズは……!!
341cm!!!><
これじゃダメなんや!!! 俺が欲しいのは、前人未到の343cm以上を誇る巨大コーカサスオオカブトなんだよ!!
ここからはもう、難しいことはいっさい考えないトライ&エラーの繰り返しだ。
交配で疲れた230cm母ちゃんに無理やり栄養価の高いメシを食わせ……!
ゆっさゆっさwwwww
からの……!
もう何匹目かもわからない、コーカサスのオス誕生!!
しかし、この個体も……!
くっ……! 最大タイ記録の342cmか……!!
このあたりでどうしても、
「コーカサスの最大サイズって、じつは342cmなんじゃねえの……??」
との思いがどうしても首をもたげてくるのだが、そのたびにブンブンとかぶりを振って、
「いや!!! 母ちゃんも壁を破ったんだ。絶対にこの先の世界があるはずや!!!><」
と心を奮い立たせ、再び地下室に籠る。
そして--。
それは、20匹目くらいのコーカサスのオスだったろうか。
ぬう……! なんだか……妙に存在感のある、大きな卵(※希望的観測)がまろび出てきたぞ……!
すると……!
お……! またしてもオスだ……! でも、もしもまた342cmだったら、いよいよあきらめてこのサイズで応募するしかないかもしれない。
「南無南無……ッ!!!><」
祈るような気持ちで、誕生したコーカサスオオカブトのオスのサイズを確認したところ……! なんとそこにはッ!!!
!!!!! かかか、壁破りきたぁぁぁあぁぁあああ!!!www
やったやった!!ww ついにそれまでの記録を1cmだけ上回る、全長343cmの超巨大コーカサスを生み出すことに成功したぞぉおぉおお!!!www
このとき、6月25日午後8時40分……w
締切まで残り2時間ほどのところで、どうにかこのサイズにたどり着くことができたのでした。
……と言っても。
これがコーカサスオオカブトの最大サイズかどうかなんて、俺にはわからないんだけど!!!www
しかも結果として、先着上位10人にも入ることはできなかったしな!!!www
いやでも、やっぱりこういうコンテストは楽しいな!
つぎはきっと、コーカサスオオカブトと並ぶダウンロードコンテンツ第1弾、マンディブラリスフタマタクワガタがコンテスト対象だろうから、いまから交配を進めていこうかと思いますw
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
(C)2023 小学館・うえむらひろし