【カブトクワガタ日記】第83回 コーカサス、最大サイズへの道(3)

これが俺の限界か

 すでに『カブトクワガタ』の公式Twitterで受賞者が発表されているけど、6月24日~25日のわずかな期間に募集された、

 “コーカサス全長MAXコンテスト”

 に挑んだお話の顛末を綴っております。

 前回の記事では、最大最強のムシを誕生させるための必須行程とみられる“デカい母ちゃん”を生み出すことに成功した……と書かせてもらった。

 そのサイズは、

 おおおお!!ww これぞ昭和の肝っ玉母ちゃん!!! ついに壁をぶち破る全長230cm娘生まれたぁぁぁあああ!!!www

 よーーーーし!! これで流れが変わるぞ!!!

 数字的にはたったの1cmだけど、これによりメスカブトの産道も太くなり、より大きな卵が生まれる可能性が高まるのだ……!

 ここまできたら、やることはひとつ!!

 ゆっさゆっさwwwww

 からの……!!

 よし!!! オスきた!!!

 そのサイズは……!!

 341cm!!!><

 これじゃダメなんや!!! 俺が欲しいのは、前人未到の343cm以上を誇る巨大コーカサスオオカブトなんだよ!!

 ここからはもう、難しいことはいっさい考えないトライ&エラーの繰り返しだ。

 交配で疲れた230cm母ちゃんに無理やり栄養価の高いメシを食わせ……!

 ゆっさゆっさwwwww

 からの……!

 もう何匹目かもわからない、コーカサスのオス誕生!!

 しかし、この個体も……!

 くっ……! 最大タイ記録の342cmか……!!

 このあたりでどうしても、

 「コーカサスの最大サイズって、じつは342cmなんじゃねえの……??」

 との思いがどうしても首をもたげてくるのだが、そのたびにブンブンとかぶりを振って、

 「いや!!! 母ちゃんも壁を破ったんだ。絶対にこの先の世界があるはずや!!!><

 と心を奮い立たせ、再び地下室に籠る。

 そして--。

 それは、20匹目くらいのコーカサスのオスだったろうか。

 ぬう……! なんだか……妙に存在感のある、大きな卵(※希望的観測)がまろび出てきたぞ……!

 すると……!

 お……! またしてもオスだ……! でも、もしもまた342cmだったら、いよいよあきらめてこのサイズで応募するしかないかもしれない。

 「南無南無……ッ!!!><」

 祈るような気持ちで、誕生したコーカサスオオカブトのオスのサイズを確認したところ……! なんとそこにはッ!!!

 !!!!! かかか、壁破りきたぁぁぁあぁぁあああ!!!www

 やったやった!!ww ついにそれまでの記録を1cmだけ上回る、全長343cmの超巨大コーカサスを生み出すことに成功したぞぉおぉおお!!!www

 このとき、6月25日午後8時40分……w

 締切まで残り2時間ほどのところで、どうにかこのサイズにたどり着くことができたのでした。

 ……と言っても。

 これがコーカサスオオカブトの最大サイズかどうかなんて、俺にはわからないんだけど!!!www

 しかも結果として、先着上位10人にも入ることはできなかったしな!!!www

 いやでも、やっぱりこういうコンテストは楽しいな!

 つぎはきっと、コーカサスオオカブトと並ぶダウンロードコンテンツ第1弾、マンディブラリスフタマタクワガタがコンテスト対象だろうから、いまから交配を進めていこうかと思いますw 

 続く。

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info

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