By まつがん
恒例の宣伝からだが、皆さんは先日発売したコロコロコミック7月号はもう入手されただろうか?
デュエル・マスターズの原作コミックが読めるほか、デュエマに関する激アツな最新情報も色々と掲載されているので、ぜひとも手に取ってみていただきたい。
さてアビス・レボリューション第2弾「忍邪乱武」の発売が来週に迫ってきたわけだが、発売から2ヶ月が経過したアビス・レボリューション第1弾「双竜戦記」にも、密かにぶっ飛んだ効果を持つカードがまだ存在していた。
《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》。このカードが持つポテンシャルの高さは今さら説明するまでもないだろう。
何せたった3マナで、「自分のクリーチャー全体に」「離れない効果を付与」できるというのである。《気高き魂 不動》や《ブルトゥーラ-D1》ですら不完全な耐性しか付与できないのに対し、一時的とはいえ「離れない」という完全耐性が3マナで付与できるのは明らかに破格だ。
そのスペックを生かして、環境では《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》のデッキで《蒼狼の大王 イザナギテラス》とともに採用され、トリガーケア兼ダメ押しの一打として活用されたりもしている。
とはいえ、これだけ強力な効果を持つカードなのだから、《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》以外にも噛み合うデッキや新たなシナジーが生まれているに違いない。
そこで今回は、《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》以外で《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》を生かせるデッキを考えることにした。
最初に考えたのは、「離れない」を有効活用する方法について。
これについてはまず、「離れない」ことを生かすには「放っておくと離れるカード」と組み合わせるのが最適だと考えた。
では、「放っておくと離れるカード」とは何か?
《マニフェスト <リーフ.Star>》と組み合わせると面白いのでは???🤔🤔🤔
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『マニフェスト・ダウンフォース』
4 | 《魔軸の鎖 カメカメン》 | 4 | 《ミラクル1 ドレミ24》 | 4 | 《マニフェスト <リーフ.Star>》 | 4 | 《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》 | 1 | 《時の法皇 ミラダンテⅫ》 | 23 | 何か |
できあがってねーじゃねーか!!!😡😡😡
読者諸君にも経験があるだろう。デッキを作っている途中で「あ、何だかダメそう……」となって心が折れてしまうパターンである。
しかしこれくらいでへこたれるような私ではない。
《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》と《蒼狼の大王 イザナギテラス》の成功例を見るに、《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》が活躍するには条件がある。
それは「クロック形成」と「《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》の使用」のうち少なくともいずれかがタダであることだ。
そう考えたとき、次なるアイデアが舞い降りてきた。
成長ミラダンテと組み合わせればいいのでは???🤔🤔🤔
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『成長ダウンフォース』
4 | 《予言者クルト》 | 4 | 《予言者クルト GS》 | 4 | 《「超愛の衛生姫」》 | 4 | 《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》 | 2 | 《天翼 クリティブ-1》 | 4 | 《ミラクル1 ドレミ24》 | 4 | 《タイム3 シドⅫ》 | 1 | 《一族 ミア・ダママ》 | 4 | 《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》 | 4 | 《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》 | 4 | 《未来の法皇 ミラダンテSF》 | 1 | 《時の法皇 ミラダンテⅫ》 |
メタクリ1体出されただけで詰むじゃねーか!!!😡😡😡
手札がカツカツな成長コンセプトではマナ置きした《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》も活用したい関係上デッキが光単ベースになってしまうこともあって、メタクリーチャーの対処方法もなければ受け性能も薄いという、なんとも味が悪そうなデッキになってしまった。
しかしこれくらいでへこたれるような私ではない。
「革命チェンジ」によって《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》を踏み倒すアイデア自体は悪くない。
ならばビート軸ではなく、コンボ軸で「離れない」効果を生かすことができないか。
そう、すなわち。
《雷龍 ヴァリヴァリウス》から《キング・ボルバルザーク》を出せばいいのでは???🤔🤔🤔
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『ダウンフォース・ボルバルザーク』
4 | 《キング・ボルバルザーク》 | 4 | 《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》 | 4 | 《雷龍 ヴァリヴァリウス》 | 3 | 《未来の法皇 ミラダンテSF》 | 1 | 《時の法皇 ミラダンテⅫ》 | 24 | 何か |
何枚コンボなんだよ!!!😡😡😡
読者諸君にも経験があるだろう。デッキを作っている途中で「あ、回らんわこれ……」となって心が折れてしまうパターンである。
しかしこれくらいでへこたれるような私ではない。
ビートもコンボもダメなら、システム軸でデッキを組めばいいのだ。
と、いうことはつまり。
《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》を毎ターン回収して唱え続ければいいのでは???🤔🤔🤔
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『オシオキ・サーキュラー』
4 | 《飛べない翼、それは堕ちたケモノ》 | 4 | 《コダマ入道》 | 4 | 《天龍神の翔天 ピラッキ》 | 4 | 《月明りに沈むニンギョ》 | 4 | 《魔軸の鎖 カメカメン》 | 4 | 《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》 | 4 | 《千年の月のファラオ》 | 4 | 《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》 | 4 | 《影世界のシクミ》 | 4 | 《Dの光陣 ムルムル守神宮》 |
悠長すぎる!!!😡😡😡
しかしこれくらいでへこたれるような私ではない。
システムクリーチャーとは何もアドバンテージを得続けるものだけを指すのではない。バトルゾーンに残り続けることに意味があるカードは他にもある。
そう、たとえば。
攻撃誘導持ちクリーチャーを離れなくしたら最強では???🤔🤔🤔
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『ドンジャングル・サーキュラー』
4 | 《キャディ・ビートル》 | 4 | 《飛ベル津バサ「曲通風」》 | 4 | 《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》 | 4 | 《蒼狼の大王 イザナギテラス》 | 4 | 《ソーナンデス》 | 4 | 《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》 | 4 | 《ドンジャングルS7》 | 1 | 《フェアリー・ギフト》 | 11 | 何か |
また途中で諦めてるじゃねーか!!!😡😡😡
読者諸君にも経験があるだろう。デッキを作っている途中で「これコンボパーツ全部抜いて《天災 デドダム》と《CRYMAX ジャオウガ》入れた方が絶対強いじゃん……」となって心が折れてしまうパターンである。
しかしこれくらいでへこたれるような私ではない。
「離れない」効果をコンボ的に活用する方法はまだ他にもある。
「クリーチャーを離れさせることでパワーアップするカード」と合わせて使えば、打点を減らさないままにパワーアップの恩恵だけを受けることができる。
そして、そのカードとは。
《音速 ライドン》を打点を減らさずにアンタップさせられるのでは???🤔🤔🤔
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『サーキュラー・ライドン』
4 | 《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》 | 4 | 《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》 | 4 | 《検問の守り 輝羅》 | 4 | 《魔軸の鎖 カメカメン》 | 4 | 《ブランド-MAX》 | 4 | 《大爆龍 ダイナボルト》 | 4 | 《音速 ライドン》 | 4 | 《キャンベロ <レッゾ.Star>》 | 4 | 《“乱振”舞神 G・W・D》 | 4 | 《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》 |
ルール担当鬼塚「《音速 ライドン》でバトルゾーンから下に敷くのは『離れる』に該当しないので《ダウンフォース・サーキュラー》唱えても普通に下に敷かれます」
ガッデム!!!😡😡😡
苦労してようやくたどり着いた構築なのにルール的に成立しないことが発覚して普通に自我が崩壊しかけたが、しかしこれくらいでへこたれるような私ではない。
色々やってきたが、結局《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》を使う上で一番強いのは「T・ブレイカー以上+脇のクリーチャー1体」という状態を作った上で唱えることなのだ。
では最も簡単にT・ブレイカー以上を作る方法とは何だろうか?
その答えは、これだ。
「侵略」を使えばいいのでは???🤔🤔🤔
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
『サーキュラー・レッドゾーン』
4 | 《レク・シディア》 | 4 | 《オンソク童子 <ターボ.鬼>》 | 4 | 《魔軸の鎖 カメカメン》 | 4 | 《カチコミ入道 <バトライ.鬼>》 | 4 | 《龍装者 バルチュリス》 | 4 | 《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》 | 4 | 《禁断の轟速 ブラックゾーン》 | 4 | 《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》 | 4 | 《ゲラッチョの心絵》 | 4 | 《シブキ将鬼の巻》 |
手札が足りん!!!😡😡😡
《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》で離れない効果を持たせた進化元の上に「侵略」させる発想自体は悪くなかったが、メタクリ処理の要求から侵略元のコマンドを進化クリーチャーにしてしまったせいで手札がカツカツになるパターンが生まれてしまった。しかも冷静に《魔軸の鎖 カメカメン》ないと《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》唱えるタイミングがないという欠陥住宅である。
しかしこれくらいでへこたれるような私ではない。
手札が足りないならば、手札を使わない方法を考えればいいのだ。
そう、すなわち。
無から「侵略」すればいいのでは???🤔🤔🤔
というわけで、最終的にできあがったのがこちらの「サーキュラー・サンマックス」だ!
『サーキュラー・サンマックス』
4 | 《若き大長老 アプル》 | 4 | 《キャディ・ビートル》 | 4 | 《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》 | 4 | 《かぼちゃうちゃうちゃう》 | 4 | 《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》 | 4 | 《白騎士の精霊HEAVEN・キッド》 | 4 | 《五憐の精霊オソニス》 | 4 | 《魔軸の鎖 カメカメン》 | 4 | 《S級原始 サンマックス》 | 4 | 《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》 |
4 | 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》 |
「アドバンスに逃げるな卑怯者!!!煉獄さんは負けてない!!!😡😡😡」という読者の声が聞こえてきそうだが、いつもの10倍くらい時間がかかってしまっているのでこのあたりで勘弁して欲しい。
それに何より真に重要なことはこのデッキ自体のスペックではなく、こうした回り道も将来のデッキ作りへの糧となるということだ。
仮説を立て、逐一検証する。一見非効率に見えてもその繰り返しこそが、デッキ作りの精度を上げる最短の方法なのだ。
ではまた次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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