紙のヘルクレス、完成!!
『カブトクワガタ』とのコラボアイテムとして、『月刊コロコロイチバン!』7月号に付録として付いてくる“ヘルクレスオオカブト リアルペーパークラフト”を、齢51歳の俺が老眼をものともせず……いや、多大な影響を受けつつも(苦笑)着実に制作している。その様子を、ここ2回の記事で綴ってきた。
前回まででどうにか、ヘルクレスオオカブトの特徴のひとつである黄金色の巨大ボディーを完成させるに至ったので、今回いよいよ……!! ロンギヌスの槍を髣髴とさせる長大な角を取り付け、さらにはワニワニの脚も装着して、ヘルクレスオオカブトのペーパークラフトを完成させたいと思いますッ!!
というわけで、さっそくだけど……!!
角、合体www ここ、イチバンの見せ場だと思っていたんだけど、胴体の前方にパカリとハメ込むだけでくっついちゃったので、作業終了!!ww 記事的には、もうちょっと難しくてもよかったのになぁぁぁあああ!!!
……と、余裕をぶっこけたのもここまで。
「あとちょっとの歯ごたえを」
と心の内で願ったことが小学館に届いてしまったのか、最後の工程である脚の制作で……! 予期せぬ壁にぶち当たってしまったよ!!
ヘルクレスオオカブトの脚は6本あるわけだけど、このペーパークラフトだと、
↑完成品はこんな感じになる。よく見ると……他の箇所とは異なり、胴体との接地面が膨らんだ立体構造になっているのがわかると思うのだ。
コレ、パッと見ただけだと、
「ふーん。なるほど。リアルなんだね」
で終わってしまうと思うんだけど、その制作工程ではだな……!(((( ;゚Д゚)))
う……ッ! くッ!!!><
このペーパークラフトは基本的にノリやテープを使わず、建築で言う“木組み”とか“継手(つぎて)”と同じ“部品どうしを組み合わせて接続する”という工法を用いて組み立てていく。ここでは、脚の膨らみを作るために部品の紙を1回転させ、立体を維持したまま超小さな凸部分を穴に通す必要があるんだけど……((゚Д゚;)) 老眼に加えて指が太いので、小さな穴から顔を出した凸部分をつまむことができねえよ……!!ww
結果、ピンセットを持ち出してどうにかこうにか6本の脚を完成させたわけだけど、このヘルクレスオオカブトを作る工程でぶっちぎりに時間がかかったのがここだったわ……w 全工程を“10”とするなら、脚作りに“9”の力を使った感じ……((゚Д゚;))
それでも、苦労の甲斐あって全部品が完成したので、あとは胴体に取り付けるだけである!
脚の接続は、
わかりやすく、記号による導線が作られている。同じマークのところに脚の接続部分を刺せばオッケーってこと。この作業は簡単なので、つぎつぎと脚を取り付けていきましょう!
……ますます、外飼いネコがくわえて持ってくるセミとかカブトムシに見えてくる。そんくらい、このペーパークラフトはリアルだ。
そして……!
!!! 脚を取り付けてこの角度で持つと……マジで本物のカブトムシをつかんでいるみたいなんですが!!!ww こ、この感触……! 小学生時代以来、約40年ぶりに味わった気がするぅぅぅううおおおお!!!ww
この、超絶リアル腹をひっくり返すと……! そこにはッ!!
紛れもない、ヘルクレスオオカブト!!!(驚) ていうか、でっか!!ww これ、どこにも書かれていないけど、実物大のヘルクレスオオカブトなんかなぁ……?? だとすると所有感が凄まじくて、カブトムシマニアの気持ちがよくわかるって言うか……!
これ、付属の切り株ペーパークラフトに持たれかけるとじつにかわいいんだけど、
さらにリアルを極めるために……!
俺の作業机の横には巨大なキャットタワーがあるんだけど、その柱のひとつに取りつかせてみたwww マジで木にとまってるみたいで臨場感バツグンなんだけどwww
……しかし、こんなリアルな虫を“あいつ”が見逃すはずもなく。
ぬ。
あ……w 虫を見つけると攻撃本能を抑えきれなくなる、飼いネコのステラが目ざとくヘルクレスオオカブトを発見しやがった((゚Д゚;))
しばし、様子を注視していると……!
ペロリ……!
あ……!((゚Д゚;)) か、完全にロックオンした感じ……!!
そして……!!!
かぷっ♪
って!! まだ食っちゃダメぇぇええええ!!!!((゚Д゚;))
どうやらこのペーパークラフト、ネコのいい遊び相手にもなりそうで……w
それにしても、こういう記事書くの楽しいなーww 今後はこういった派生ネタも積極的に書いていこうと思います!w
続く!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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