【カブトクワガタ日記】第62回 ヘルクレスオオカブトを“作る”!(2)

老眼に立ち向かって

 前回に引き続き、『月刊コロコロイチバン!』7月号に付いている付録、『カブトクワガタ』とのコラボで生まれた、

 “ヘルクレスオオカブト リアルペーパークラフト”

 の製作記を綴っていこうと思う。

 ……ホントは、この2回目記事でペーパークラフトの完成まで書いてしまいたいと思っていたんだけど、これが意外なほど本格的でおもしろく、写真が多くなってしまいそうなので、今回は製作途中のものでフィニッシュになることを先に書いておきます^^;

 さて、前回の続きから。

 コロコロイチバン!7月号に付いていた台紙を本誌から切り離し、各部品をもいでいく……というところまで書いたと思うけど、その結果として……!

 バラバラ~~~ん……w

 こんな感じになった。

 まだ子どものころ、外飼いしていた飼いネコがしょっちゅう、セミやカブトムシを口にくわえて持ってきて、「捕まえたニャ!!」とドヤ顔をしていたことがあったけど、こういうバラバラになってしまった甲虫の様子は当時の記憶を呼び覚ますものがあるわ……w どんだけリアルなんだこのペーパークラフト……w

 と同時に、俺の脳裏にひらめくのは、このペーパークラフトの元になっている『カブトクワガタ』の図鑑画面である。

 “史上もっとも美しい3DCG昆虫図鑑”と(俺に)呼ばれる『カブトクワガタ』のゲーム上で、ヘルクレスオオカブトの腹は↓このように表示されるのだ。

 わにわにわにwww

 うっは!!ww ペーパークラフト、そのまんま!!ww これはちょっと、心ときめくものがあるわーーーwww

 ひと通りバラし終わったところで、いよいよ組み立てに入る。設計図によると、まずは……!

 ヘルクレスオオカブトの象徴でもある角の組み立て。このペーパークラフトは基本的にノリもテープも使わず、折り曲げとハメ込みだけで成立するようになっている。そういう意味でも、いろいろな年齢層が楽しめると思うわ。

 しかし……!

 ここで、おっさんならではの壁に激突!!((゚Д゚;)) やまおり、たにおりはいいんだけどさ……!

 (@◇@;;)は、はぁはぁ……!

 くっ……!!><

 ろ、老眼のせいで……やまおり、たにおりの文字が見えねぇぇぇえええ!!!>< こ、これ、いったい何Qの文字なの!? 4Qくらいじゃね!!?(※Q数:編集用語で文字の大きさ単位。数字が小さいほど文字が小さくなる。雑誌の本文で12Qくらい) おおお、おっさん殺し!!!><

 そう、ペーパークラフトの折り曲げ部分に書かれている指定の文字が小さすぎて、老眼著しい俺にはよく見えねぇ……(泣)。もしかしたら人生で初めて、

 「老眼鏡……。買おうかな……><」

 と思い知らされた瞬間かもしれないわ……w

 それでも、目を凝らしてやまおり&たにおりの判断を付けて、設計図通りに組み立てを行っていく。

 そして、このペーパークラフトの特徴……というか、ヘルクレスオオカブトの特徴であるお尻部分の丸みについては、

 じつに細かなやまおり指定がついていて、その通りに折り曲げると、御覧の通りエキゾチックな曲線を作ることができるのである!! ↓ホラホラ!!

 どんだけリアルなのか、『カブトクワガタ』の図鑑で同じ箇所をチェックしてみると……!

 うおおおお!!ww クリソツ!!!ww 黄金色の曲線のなまめかしさが、ペーパークラフトでも完全再現されていることがよくわかるわ!!

 これに気を良くして、

 腹部分と背中部分を苦労のすえ(※老眼のせい)ドッキングさせると……!!

 !!!!! 一気にヘルクレスオオカブトになってきた!!!

 次回、ついにリアルペーパークラフトの完成ですw

 続く!

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info

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