By まつがん
恒例の宣伝からだが、皆さんは先日発売したコロコロコミック6月号はもう入手されただろうか?
デュエル・マスターズの原作コミックが読めることはもちろん、6月に発売するアビス・レボリューション第2弾「忍邪乱武」に関する情報も色々と掲載されている。ぜひとも手に取ってみて欲しい。
アビス・レボリューション第1弾「双竜戦記」の発売から約1ヶ月が経過し、新ギミック「メクレイド」のみならず様々なカードのポテンシャルが今も活発に試されている。
そんな中で、確かなポテンシャルを持ちながらもいまいち活躍できていないカードがあった。
《極輪の妖精》。「自然版の《烈火大聖 ソンクン》」とでも言うべき、3つの能力から状況に合わせて最適なものを選べるユーティリティクリーチャーだ。
とはいえ能力を最短で発動するためにはマッハファイターの殴り先が必要になるので、《烈火大聖 ソンクン》よりも使いづらいという評価になってしまうのはわからないではない。
しかし他方で《極輪の妖精》には、《烈火大聖 ソンクン》よりも明確に勝っているポイントが1点あるのだ。
そのポイントとは、つまり。
《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》の存在だ。
《極輪の妖精》の3つの能力の中で、最もスケールが大きく勝利に近いのはやはり「パワーを2倍にしてパワード・ブレイカーを付与」だろう。だがこの能力をコンセプトにしてデッキを組んでみたところで、《極輪の妖精》が4枚しか入れられないなら、《トレジャー・マップ》が使えるとは言っても安定性を欠くデッキとなってしまうに違いない。
だがそこに《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》が加われば、毎ゲーム引き込める確率は格段に上がる。デッキ作りにおける私の信条である「同じ役割のカードが8枚あればデッキになる」を体現してくれているのが、《極輪の妖精》と《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》のセットというわけだ。
とはいえ《CRYMAX ジャオウガ》のように「出たらあとは脇に何が立っていても勝ち」というレベルのフィニッシャーでもない限り、《極輪の妖精》はそれ単体では勝利することができない。となれば、組み合わせるべき相棒が必要となってくる。
しかもその相棒も4枚だけだと再現性がないため、2種8枚以上積めるカードでなければならない。
そんな条件を満たすカードとは何か?
私が最初に考えたのは、《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》と《ジギー”TND”ボルト/雷雲ドワン》だった。
これらなら「パワーを2倍にしてパワード・ブレイカーを付与」することで、相手のシールドをリスクなく、もしくは少なくブレイクすることができる。
だがこのアイデアには1つの欠点があった。
なんで全部4マナやねん!!!😡😡😡
4軸ガチロボでも作っとんのかと言いたくなるくらいの圧倒的4マナ率。これではマナカーブとは逆のマナタワーができあがってしまう。
さらに《極輪の妖精》の3つの能力のうちの1つ、「3以下をマナから出す」もある。となれば《極輪の妖精》の相棒は当然3以下であることが望ましい。
では3以下のクリーチャーで、《極輪の妖精》によって「パワーを2倍にしてパワード・ブレイカーを付与」しがいのあるものといえば何があるだろうか?
ここで私は考えた。赤ちゃんになろうと。
シールドをリスクなくブレイクしようと考えるのは、もはやTCGをやりこんだ中毒者の発想だ。幼児はそんなことを考えない。幼児が喜ぶものは何か。
決まっている。ワールドブレイクだ。
だから、すなわち。
パワー12000のクリーチャーのパワーを2倍にして「パワード・ブレイカー」を付与したら圧勝では???🤔🤔🤔
そう、全力グルグルパンチである。
とはいえ《デデカブラ》も《界王類咆哮目 ジュラノキル/ジュラスティック・ハウル》もテキストに「このクリーチャーは攻撃できない。」という重大な一文が書いてあるのを忘れたわけではない。カブは地面に根を張っているのだ。
ならばどうするか?
無理矢理殴らせればいいのでは???🤔🤔🤔
《ダイヤモンド・ソード》と《ネオマッハ・ダイヤエンジン》を使えば、カブに足が生え高速自立歩行を始めるようになる。あとはそのカブをエクストリームバイクに乗せて相手に投げつけるだけだ。
ただこれだけだとカブの爆発でシールドはすべてブレイクできてもダイレクトアタックができないので、カブ汁まみれで激怒した相手から報復を受けることとなってしまう。
そこで「食後のデザートもございます」と言いながら《龍装者 バルチュリス》をチラ見せすることで反撃を受けることなくゲームを終わらせることが可能となる (※ただしその後リアルファイトに発展しない保証はない)。
コンボパーツは8枚ずつ入れているとはいえリソースをとる手段も欲しいところ、《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》と相性の良い《魔軸の鎖 カメカメン》を入れておけば安心だろう。また、《極楽鳥》を入れておけば殴り返しやブレイクのリスクを冒すことなく「アバレチェーン」でカードが引ける鳥のフン当て逃げ作戦も実行可能だ。
というわけで、できあがったのがこちらの「エクストリーム・ブレイカー」だ!
『エクストリーム・ブレイカー』
4 | 《界王類咆哮目 ジュラノキル/ジュラスティック・ハウル》 | 4 | 《デデカブラ》 | 4 | 《極楽鳥》 | 4 | 《桜風妖精ステップル》 | 4 | 《魔軸の鎖 カメカメン》 | 4 | 《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》 | 4 | 《極輪の妖精》 | 4 | 《龍装者 バルチュリス》 | 4 | 《ダイヤモンド・ソード》 | 4 | 《ネオマッハ・ダイヤエンジン》 |
まつがん「デッドマン!このデッキで勝負だ!!」
デッドマン「いいですよ!では《凶鬼98号 ガシャゴン》を出します!」
カブゥゥゥーーーー!!!(ホチキスに追突して爆散)
ではまた次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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