【カブトクワガタ日記】第44回 コンテスト用ヘルクレス、育成途中経過(2)

過去最大になったけど

 カブトクワガタ運営チームが、ソフトの発売以来精力的に行っているユーザーどうしの競い合い、

 “ぜんちょうMAXコンテスト”“ヘルクレスオオカブト部門”に参戦することを決めた……ってことで、前々回からその挑戦記を記事にしている。

 しかし、若干気負い過ぎたのか、それともひさびさの育成ってことでやり方を忘れていたのか(トシなもんでね)、

 うっは!!!! いきなりの失敗虫!!!>< 大きなオスを作るためにはデカいメスが必須だというのに……成長具合△なんてケチが付いちまったら、とても使う気になれねえよ!!!><

 いかんいかん。

 こういった公式的なコンテストに参加するのって狩王決定戦以来なので(ぜんぜん形式が違うけどw)、ちょっと気負いすぎたかもしれん。ここはひとつ冷静になって、キッチリと角満メソッドに沿った育成を進めるとしようではないか。

 というわけで、改めまして……!!

 ゆっさゆっさwww

 我が虫かご(?)で飼育されている中では、最大のヘルクレスオオカブト(オス、メスともにね)を使って交尾させる。彼らが、次代の戦士の両親となるのだ。

 すると……!

 順調に3れい幼虫まで育ったら、決して間違えずに……!! “カブトようちゅうのとてもよいえさ”を与える!! ここで“ばんのう”系のエサとか“クワガタようちゅう”のエサ、さらには成虫に与える“ただのエサ”を選んじゃダメだからな!!ww わかってんのか、俺!!!www

 二度と間違えることがないよう、くり返し戒めの言葉を発する俺。ここまで徹底すりゃさすがの俺も間違えることなく……!

 お!! メスだ!! 成長具合は花丸で完璧です!!

 メスだと全長が伸びないのでコンテストに参戦することは無理だけど、開発者の植村比呂志さん曰く、

 「大きなオスの卵は、産道の広い大きなメスからしか生まれません!」

 とのことなので、1cmでも大きいメスを確保することは、最大・最強のオスを生み出すためには必ずや通らねばならない道なのである。ってことは、いいメスが生まれることこそが、ぜんちょうMAXコンテストで勝つための最短の近道と言えるかもしれないのだ。

 ちなみに、このときに生まれたのは……!

 花丸虫!! からの~……!!

 全長241cmか……。ぜんぜん悪くないんだけど、手持ちでは242cmのメスがいるので、若干だが見劣りがするかなぁ……!

 でも、生まれたてで元気なメスだったので、つぎはこの娘を使って育成をすることにした。

 すると……!!

 お!! ひさしぶりにヘルクレスオオカブトのオスが誕生したぞ!!! ここまでの育成も完璧だし、過去最高の461cmを超える個体も期待していいかも……!?

 当然、このニューカマーも、

 花丸虫!!!

 そして気になる、彼の全長はと言いますと……!!! なんとなんと!!

 !!!!! い、いきなりキタ!!! ここまでの最大個体よりも1cm大きい、全長462cmのヘルクレスオオカブト!!! これがヘルクレスの理論値最大なのかどうかは知らないけど、今後はこいつを父親として交配していけば、さらなる巨大ヘルクレスが誕生するかもしれないぞ!!!

 コンテストの締切まで、あと2日ほど……!

 もうちょっとがんばってみるかな!!

 続く!!

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『カブトクワガタ』公式ツイッター:
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