さあ……バトルに出かけるか!!
前回の記事で、巨大サイズのニジイロクワガタとグラントシロカブトを育成で生み出すことに成功した……と書いた。
これで、れいせい(青)とちょうわ(緑)の戦士がそろったので、残るはつよき(赤)の枠なんだけど、やっぱりそこは……!!
ズララ~~~ン……www
ショボエサしか買えなかった時代に量産してしまったヒメカブトから、もっとも大きなオスをピックアップし、
ゆっさゆっさwww
いつも以上に激しく、元気に交配!!! ここから、生まれた卵に劇的な効能を発揮する“万能スゴいエサ”を与えまくったことで……!!!
できた!!! ヒメカブトも花丸虫が誕生したぞ!!!
これまで、ショボいエサしか食ったことのなかったヒメカブトの幼虫はきっと、万能スゴいエサを口にした瞬間、
「!!?!?! ななな、なんじゃこのうんめぇメシは……ッ!!! こんなの、食ったことねぇぇええええ!!!((゚Д゚;))」
と衝撃を覚えるとともに、
「い、いままで食ってきたエサって、いったい……(((( ;゚Д゚)))」
と、それまでの痩せたエサに対して大いなる疑問を抱いてしまったことだろう。……まあ幼虫なので、そんなにグルメにいろいろなモノを食っているわけじゃないんだけどw
そういえば俺も、20代半ばのころに行ったイギリス出張で初めてフォアグラなるものを食したんだけど、その際の衝撃たるや凄まじいものがあった。
「ち、地球上に、こんなにうめぇ物体が存在したのか……!!(((( ;゚Д゚)))」
あまりのおいしさに震えが止まらなくなり、以降は「お好きな食べ物は?」と聞かれたら躊躇なく、
「フォアグラ!! ウニ!! 子持ち昆布ッ!!!」
このように答えるようになった。おそらくヒメカブトの幼虫も同じような質問をされたら、
「万能スゴいエサ!!! それ以外はいらねぇ!!!(フンガー)」
そう答えるに違いない。
ちと話が逸れてしまったが、これにてすべての性格において精鋭をそろえることに成功してしまった。となれば……!!
「いよいよ、村のご神木を制覇しにいくかーーー!!!」
久しぶりに本来の目的を思い出して、ストーリーを進めることにしたのでありました^^;
まずは……!
こちらの巨大ニジイロクワガタを抜擢してぇの……!!
つよき(赤)の性格を有するセアカフタマタクワガタとガチンコ勝負!!
でもご覧の通り、すでに強さは圧倒していてだな……!
目押しの数字が、まったく違うwww しかも、この中から……!!
最大攻撃の“74”にピタリ!!ww 敵さんはもっとも強い攻撃を引いても“42”しかないので、ほぼダブルスコアで粉砕してくれたのである!!
ちなみに。
上のスクショの左上あたりを見てほしいんだけど、ここに……小さな人間が何人も並んでいるのが見えるwww
前回の記事で、
「この異世界では、数メートルにもなるカブト&クワガタが戦っている」
と改めて記したわけだけど、その証拠がここに写っている小さな人間(実際は人間が小さいわけじゃなく、虫がデカい)ってわけだなw
さて、ここで昼間に狩れる虫はすべて倒してしまったので、時間つぶしに村長の家に。すると……!
また幼虫のエサをもらったwww この世界の人間は総じて、
「あいつは幼虫のエサを与えておけば馬車馬のように働くからwww」
と思って、俺に幼虫のエサを押し付けてきているようにしか思えねぇわ……w
そんなこんなをしているうちに夜になったので、強敵渦巻く深夜のご神木に行ったらだなぁ……!!!
「あッ!!!!」
思わず、ヒラタクワガタみたいな悲鳴が口からこぼれてしまったよ……。
そこにいたのは……みんな大好き世界最大の甲虫!!!
「ヘルクレスオオカブトが来やがったッ!!!!」
次回、この強敵とガチでぶつかります!!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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