By まつがん
恒例の宣伝からだが、皆さんは先週発売したコロコロコミック4月号はもう入手されただろうか?
デュエル・マスターズの原作コミックが読めることはもちろん、4月に発売するアビス・レボリューション第1弾「双竜戦記」に関する情報も色々と掲載されている。ぜひとも手に取ってみて欲しい。
先日行われた殿堂発表において、とんでもないカードの殿堂解除が発表されたのをご存じだろうか?
《スクランブル・チェンジ》。《メガ・マナロック・ドラゴン》との組み合わせで環境を席捲し、ついには殿堂入りした経緯を持つ伝説のカードだ。
とはいえ《メガ・マナロック・ドラゴン》が殿堂している上に環境も高速化している現状、今さら帰ってきても大したことはしないのでは?と思われるかもしれない。
だが《メガ・マナロック・ドラゴン》がいなくとも、強力な攻撃時効果を持った6マナの火のドラゴンさえいるならばこのカードはいつでもバグりうるのだ。
では、その「強力な攻撃時効果を持った6マナの火のドラゴン」とは何か?
《龍爪者”SVN”ムソウ/二爪流トレーニング》を早出ししたら「祭り」が始まるのでは???🤔🤔🤔
《龍爪者”SVN”ムソウ/二爪流トレーニング》は自分のシールドゾーンにある7マナ以上のクリーチャーがすべてS・トリガーになる上に、攻撃時にシールドを相手に選ばせてブレイクすることができる能力を持っている。
つまり着地したら即死級の7マナ以上のクリーチャーを大量に搭載したデッキで、4マナある状態から《スクランブル・チェンジ》で走らせれば、対戦相手にロシアンルーレットを引かせることが可能となるのだ。
だが、4ターン目に《龍爪者”SVN”ムソウ/二爪流トレーニング》と《スクランブル・チェンジ》の両方を手札に抱えるのはなかなかに難しい。
ならばどうするか?
片方だけ引いたときに備え、3ターン目までにどちらでもサーチできるカードを唱えればよいのだ。
《龍爪者”SVN”ムソウ/二爪流トレーニング》がツインパクトであるおかげで、《ロジック・キューブ》や《ヘブンズ・キューブ》といった呪文サーチの対象となる。同様の効果を持つカードは《ロジック・スパーク》と合わせて3種類存在するので、動きに必要な枚数だけ搭載することが可能だ。
ただこれだと3ターン目に光文明、4ターン目に火文明+火文明の動きをすることになるので、マナベースには気を遣う必要がある。そこで《龍爪者”SVN”ムソウ/二爪流トレーニング》からの踏み倒し先に「もう1回遊べるドン!」である《切札勝舞&ボルメテウス ー決闘の物語ー》を採用することで、マナベースの要求をかなり軽減することが可能となる。
《龍爪者”SVN”ムソウ/二爪流トレーニング》がW・ブレイクしてくれるので、踏み倒し先は「2回以上の攻撃能力を持つT・ブレイカー以上」であることが望ましい。その点《伝説の決闘者》は火文明で条件を満たす最上級のフィニッシャーであることはもちろん、背景的にも《切札勝舞&ボルメテウス ー決闘の物語ー》と並び立つのに最適なカードと言えるだろう。
S・トリガーからの踏み倒し召喚が可能となれば《引き裂かれし永劫、エムラクール》で気持ちよくなりたいところではあるのだが、万一仕留めきれなかったときに《龍爪者”SVN”ムソウ/二爪流トレーニング》を無視されつつワンチャンのジャスキルを通されるのはさすがに手ぬるいと言わざるをえない。
そこで《伝説の切札龍》は召喚時に「絶対負けんバリア」的なものを貼ってくれるので、《龍爪者”SVN”ムソウ/二爪流トレーニング》がいる状況下では実質《SMAPON》として機能する。
また、《龍爪者”SVN”ムソウ/二爪流トレーニング》からの最大の当たりは《「獅子」の頂 ライオネル・フィナーレ》で、これを相手が選んだときにはKICK BACKのサビを歌いながらシールドを1枚ずつ絞りで確認していくと煽り値が高くて良い (ただしグーパンが飛んでくるリスクあり)。ほか、こちらもジャスキル狙いに対してトリガーしたときに鉄壁の防御を形成できる点が頼もしい。
というわけで、できあがったのがこちらの「スクランブル・ムソウ」だ!
『スクランブル・ムソウ』
4 | 《龍爪者”SVN”ムソウ/二爪流トレーニング》 | 4 | 《めっちゃ!デンヂャラスG3/ケッシング・ゼロ》 | 4 | 《「獅子」の頂 ライオネル・フィナーレ》 | 1 | 《勝利宣言 鬼丸「覇」》 | 2 | 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 | 4 | 《伝説の決闘者》 | 4 | 《切札勝舞&ボルメテウス ー決闘の物語ー》 | 4 | 《伝説の切札龍》 | 4 | 《スクランブル・チェンジ》 | 3 | 《ロジック・スパーク》 | 3 | 《ロジック・キューブ》 | 3 | 《ヘブンズ・キューブ》 |
???「コロコロプロモがたくさん入っている……ヨシ!」
そ、その声は!?
現場デュエリスト、デッドマン!!(何だか言及しない方が良い空気を感じる……)
デッドマン「新セットが待ちきれない研究仙人のために、また新しいカードを持ってきましたよ!」
はたしてデッドマンが持ってきてくれたカードとは!?
次回に続く!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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