【スプラトゥーン】トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!! あとばる×ダイナモンが語る「スプラトゥーン甲子園2023」~1~

トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×ダイナモン 第1回】

昨年末に、あとばる選手と同じよしもとゲーミングへの電撃加入を発表したダイナモン選手が登場!

ダイナモン選手といえばGGBoyZ時代に、あとばる選手のカラマリと数々の名勝負を繰り広げた、よきライバル関係であったことで有名。それだけに、今回の発表に驚いた人も多かったのでは? というわけで今回は加入を決めた経緯や裏話、さらに4月末からスタートする「スプラトゥーン甲子園2023」への想いなどをたっぷりと語ってもらった。

 

あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
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ダイナモン
初代『スプラトゥーン』の頃からトップレベルで活躍を続けるカリスマプレイヤー。特に大舞台での勝負強さは抜群で、「スプラトゥーン甲子園」では3度の全国優勝、世界大会「Splatoon 2 World Championship」も2018年と2019年に連覇を果たすなど、数々の輝かしい実績を残す。2022年末からよしもとゲーミングに所属。『3』では前人未踏となる4度目の甲子園優勝を成し遂げるかにも注目だ。
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よしもとゲーミング加入の決め手は?

――ダイナモン選手は昨年末にあとばる選手と同じよしもとゲーミングに加入されました。発表から2ヶ月ほど経ちましたが加入してみていかがですか?

ダイナモン:すごくよくしてもらっています。活動についても今まで通りで構わないというお話をしていただきましたし、所属が同じということもあってカラマリともよく絡ませてもらったりと、楽しくやらせてもらってますね。

 

――よしもとゲーミング主催のイベントでの発表でしたけど、あとばる選手はダイナモン選手の加入はいつ知ったんですか?

あとばる:確か前日ぐらいに、「ダイナモンが入ることになったからイベントで発表します」って急に言われて「えっ?」って(笑)。実は以前からちょっとそういう話はあったんですけど。

 

――声をかけているみたいな?

あとばる:ダイナモンというか、「他のスプラプレーヤーを部門に入れようと考えているんだけど誰がいい?」みたいな話が上がっていて、「ダイナモンは採らない手はないですけどね」という話になってたんですけど、そこで終わっていて。僕らに報告が来たのはもう決定したあとだった(笑)。
ダイナモン:実は水面下で進んでましたという(笑)。

 

――加入を知ったときはどう思いました?

あとばる:最初は驚きましたけど、やっぱり心強いというか、ダイナモンレベルの人が入ってきてくれるんだった僕らとしてもイベントとかも面白いことができそうだなって感じで、嬉しかったですね。

 

――ダイナモン選手はオファーを受けて、加入しようと思った決め手はなにかあったんですか。

ダイナモン:実は1回断ってるんですよ。

 

――えっ、そうなんですか?

ダイナモン:そうなんですよ。それで1度お断りさせてもらったんですけど、そのあとに「カラマリハウス(※あとばる選手の所属チームであるカラマリが行っているYouTubeチャンネル)に1回出てみない?」というオファーをいただいて。
 それで1度出させてもらったんですけど、そのあとに「もう1回話聞いてくれないか」と言っていただけて、これだけ熱意を持ってくれているんだってのも感じましたし、前回の断ったタイミングってとにかく『3』がやりたすぎて、プロとかは今はいいかなって思っていた時期だったんです。
 でも、2回目にお話もらったときは、ちょうど所属先を探そうと考え始めていたときで、すごくいいタイミングで声をかけていただけたのもあって所属を決めました。

 

――2度目のオファーがなかったら所属も実現していなかったんですね。

ダイナモン:そうですね。2度も声をかけていただけてありがたかったです。

 

――あと、最近で言うと「スプラトゥーン甲子園2023」の日程も発表されました。おふたりもそれぞれのチームでエントリーされると思うのですが、まずは日程を見ていかがですか?

あとばる:ついに来たかという感じですね。最初の関東地区大会が2023年4月29日・30日ということで、あまり日程が空きすぎると練習もちょっと中だるみしがちなんですけど、このぐらいの時期ならそういうこともなく、かといって日にちがなくて十分に練習できないということもなくで、ちょうどいいスケジュール感なのはありがたいです。
 まあ実際は、関東の抽選に外れたら本番までの期間がどんどん延びてはいくんですけど、ひとまず「チームとしてこの日までに練度を仕上げる」という明確な目標がひとつできたのは、モチベーションの部分でも大きいのはありますね。
ダイナモン:確かに4人で活動しているところは、甲子園がいつあるかが分かんない状態だとずっと暗闇の中を走ってるみたいなもんだからね。こうやって、全日程がしっかり出たのは助かるよね。
あとばる:そうそう。力の入れ加減が変わるよね。
ダイナモン:ゴールがわかんないと練習のペース配分も決められないしね。

 

 

――ダイナモン選手も一緒に甲子園に出場するメンバーはもう決まっているんですよね。

ダイナモン:はい。れんたなさんと、たいじさんと、るすさんですね(※)。
※れんたな選手は最強のスロッシャー使いとも言われるカリスマプレイヤー、だいじ選手はダイナモン選手と同じチームで甲子園を2度優勝した盟友、るす選手は『2』でXパワー3000を達成している超一流の実力者。

 

――すごいメンバーを集めましたね。

ダイナモン:そうですね。みんな「絶対に誰かに誘われちゃうだろうな」ってメンバーなので、甲子園の開催が発表された瞬間にすぐ「出ませんか?」ってDMを送って。

 

――ダイナモン選手が自ら誘ったメンバーなんですね。

ダイナモン:早めに確保しておかなきゃと思って。『3』になって新しくいろんなプロチームが立ち上がって、「このメンバーで甲子園出ます」って感じで次々と決まっていっていたので、のんびりしてたら一緒に出てくれる人いなくなるなと思って甲子園に出たいけどメンバーがいないってのは、さすがに辛すぎますからね。

 

――ダイナモン選手としても、優勝に向けての手応えを感じるメンバーが揃ったと言えそうです。

ダイナモン:そうですね。どのチームもそうだと思うんですけど、やっぱり一緒に優勝しようという気持ちで誘っているので、そこに向けてこれから頑張るって感じですね。

 

――ダイナモン選手はジムワイパーをメインで使っていますけど、現時点だと甲子園でもジムワイパーを持つ予定なんですか?

ダイナモン:チームで合わせないとなんとも言えないですけど、まずはジムワイパーでやってみようかなと思っています。ナワバリでもけっこう戦えるブキだと思うんですけど、とりあえず今の状況で使ってみて、合わなかったら他のブキを探していくという感じですかね。

 

▲ジムワイパーは扱い方にクセのあるブキ。思い通りに使いこなすには、日々の鍛錬が必要だ。

 

――甲子園に向けての対抗戦なども配信していくと思うのですが、配信せずに手の打ちを隠すといったことも考えていますか?

あとばる:本番が近くなってきたらそれはあるかなとは思いますね。まあ、全部が全部隠さなくてもいいとは思うんですけど、個人的に相手が出すブキを絞れないっていうのはけっこう面白いと思っているので。
 あと、僕らのチームで言うとナメロウ金属だけリッターを出すといった編成がバレてるとちょっと苦しいなって思うので、このへんは隠すかもしれませんね。
ダイナモン:僕らは誘った段階でその話をしていて、基本的にみんな配信メインで活動しているんですけど、甲子園練習の対抗戦を隠すとなると、ある程度は配信しない期間が続いちゃうじゃないですか。それはちょっと嫌だなっていう意見が出たので、だったら全部公開でいいんじゃないかっていう話にはなっています。
 まあ、実際に甲子園の本番が近くなったら変わる可能性もありますけど、今のところは自由に配信してOKという認識にななっていますね。
あとばる:まあ、こちらがよくても、対抗戦の相手側が隠してほしいって場合もあるしね。
ダイナモン:そうなんだよね。個人的には配信OKでの対抗戦募集というのがスタンダードになればいいなというのがあって、配信していないと僕らが普段どのチームとよく練習してるとか視聴者の方にはわからないじゃないですか。
 だから僕らは「練習でお世話になったチームだから、頑張ってほしい」と思っても、視聴者の方は見ていないのでそんなに思い入れがなくて、いまいち伝わらない感じになりがちでなので、そこも全部公開にしちゃえば視聴者の方も一緒に応援できるようになるかなって。

 

――そういうチーム同士の関係性も見えてくると、甲子園を見るのもより楽しくなりそうです。

ダイナモン:そうですね。実はこのチーム同士は仲いいんだみたいなのがわかると、より面白いのかなって思っていますね。

 

――甲子園で使用されるステージも発表されています。特にポイントになりそうだといったステージはありますか?

ダイナモン:今のところそういうのは考えてないですね。ただ、発表されたのが共通の5ステージ+地区大会ごとに違う2ステージっていう形式じゃないですか。だから基本は共通の5ステージを練習していく形になるのかなと。もし、実際にどこかの地区に当選しても5/7は基本ステージで試合することになるので。
あとばる:やっぱり地区ごとの2ステージが気になるよね。あと個人的にはナメロウ金属が入っているのがちょっと嫌ですね。
ダイナモン:そうなんだ。
あとばる:ここは真ん中でにらみあって最後に崩れたほうが負けという展開になりがちなんで。

 

 

ダイナモン:あーそうだね。スタートダッシュ杯でもギリギリの勝負が多かった印象ある。
あとばる:そうそう。スタートダッシュ杯を優勝したIKAZIST_IGZも準々決勝のナメロウ金属はけっこう際どい勝利だったし、甲子園ではそういうのが普通にあるので、できれば引きたくないステージですね。
ダイナモン:あと、全国のときどうするんだろうってのも気になるよね。この5ステージでやるのか、それとも全国は全ステージからランダムですみたいになるのか。
あとばる:全ステージだと練習がめちゃくちゃ大変になるなあ。
ダイナモン:前回はユーザー投票で8ステージが選ばれる形だったから今回もそうなるかもね。でも、基本の5ステージはずっと練習するし、できれば抜かないでもらえるとありがたいけど。

 

――おふたりは甲子園の経験も豊富ですが、今回初めて甲子園に出てみようといった人に向けて緊張のほぐし方など、いつも通りのプレイするための心得があれば教えてください。

ダイナモン:緊張は絶対しちゃうので、そこで舞い上がって変な動きをしないように、あらかじめ「初動はこういう立ち回りをする」と決めておくといいかなと思います。普段のチーム練習もなんとなくやるんじゃなくて、チームとしての初動の立ち回りを決めてそれを毎回やっておけば、本番もいつも通りの動きから試合に入れるので、比較的落ち着いてプレイできるのかなと。

 

――確かにそれだと落ち着いてプレイできそうです。

ダイナモン:あと、練習から繰り返しやることで「初動がうまくいかなかったときはこうする」というのも経験値として蓄積されていくので、もし本番の初動でミスして劣勢になっても慌てずに対処できるようになると思います。

 

――あとばる選手はいかがでしょう?

あとばる:練習をとにかく頑張って、本番はもう最強の自分を想像してやるのがいいと思いますね。

 

――バンバン敵を倒して活躍する自分をイメージするというような?

あとばる:そうですね。やっぱり、負けたときのこととかを考えるよりも、勝ってインタビュー受けてる自分を想像したときの方が僕自身も勝率がいいんですよね。勝つためには戦略とかも大事なんですけど、それ以前に気持ちの面で前向きになっておくというのは、特に緊張しちゃうような場面だと大事になってくると思います。

 

 

――あとばる選手自身、それは実感としてあるんですね。

あとばる:そうですね。まあでも甲子園のときは、僕は比較的ネガティブ思考なことが多いんですけど。
ダイナモン:自分ではうまくできてないんだ(笑)。
あとばる:プレッシャーに負けてることが多い気がする(笑)。

 

――やっぱりそこは1本勝負というプレッシャーが大きい?

あとばる:そうですね。特に初戦が1番緊張しますね。

 

――そうですよね。ダイナモン選手は逆に1試合目はあまり緊張しないタイプなんですよね。

ダイナモン:わりと平気な方ですね。その代わり、トーナメントを勝ち抜いて上にいくほど、どんどん緊張してくる。決勝が一番緊張してダメかも(笑)。

 

――初戦のほうが「うまくいかなかったらどうしよう」といった不安が大きい気がするんですけど。

ダイナモン:まあでも、普段でもうまくいかないときはありますからね。大会だから特別うまくいかないっていうよりは、普段から常に100%の動きができるわけではないのを前提に、仮に50%とか40%の自分になったとしても勝てるような試合の組み立て方を練習していくという感じですね。そのためにも負けてるときの動き方は、自分の中で持っておく必要はあるかなと思いますね。

 

【今回のまとめ】
・初動の立ち回りを決めて、大舞台でもいつも通りの動きから試合に入れるようにしよう!
・普段から「うまくいかない」ことを前提とした立ち回りを身に着けよう!
・負けることよりも勝ったときのことを考えて試合に臨もう!

 

次回も引き続きふたりの対談をお届け。

ダイナモン選手の『3』のメインブキであるジムワイパーについて、使いこなすためのポイントなどを聞いていくぞ!

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次回は3/10(金)ごろ更新!!