【角満のエルデンリングプレイ日記61】巨大な壁、星砕きのラダーン(1)

こいつはとんでもねぇぞ……!!

 ついに来てしまった“赤獅子城”と、その最奥で始まった狂気の宴、“ラダーン祭り”

 最強のデミゴッドと言われた将軍“星砕きのラダーン”と激突する、武を極めんとするモノにとっては到達点とも言うべき一大ページェントが、いままさに幕を開けようとしている……!

 俺は主催者に言われるがまま砦を抜け、その先に広がる砂漠のような砂丘のような、とにかくだだっ広い砂の景色に視線を送ってみた。

 こ、こんな広いところでラダーンと戦うのか……?

 いったい……星砕きのラダーンとは、どんな怪物なんだろう??

 デモ映像でチラチラと出てきたけど、まだはっきりとした姿は拝んでいない。もしかしたらこの空間を利用し、馬に乗っての戦車戦を行ったりするんだろうか……??

 いやしかし、いくらここで考えてもやってみないことには始まらない。できれば初見でクリアーしたいけど……“最強のデミゴッド”とまで言われる存在が、そんなに簡単に倒せるとも思えないからな。トライ&エラーをくり返して、少しずつ攻略方法を紡ぎ出していくことになるのだろう。

 ……なんてことを考えながら、主催者に言われた通り海岸線を進んでみた。

 すると……!

 転送門……?

 わざわざコレを使って、向こう岸に渡れと言うことか??

 この事実が、俺を静かに戦慄させる。

 これはつまり、転送門を使わないと行けないような場所に、ラダーン将軍はいるということだ。そのココロはきっと……“ラダーンをこっちの世界に入れたくない”という思惑が働いているということではッ!!?

 この、確信に満ちた想像は、まもなく始まったラダーン祭りで速攻で証明されることになる。

 意を決して転送門をくぐった俺を待っていたのは……!

 慟哭砂丘……!

 なんかもう、その名称からしてイヤな感じしかしないんだけど……((゚Д゚;))

 そしてこの、血のような赤い砂と砂塵はどうだ……!

 砂で煙る丘の向こうに、ラダーン将軍はいるのか……?

 「よ、よし。ひとまず奥に進んで……」

 ブツブツと念仏を唱えながら1歩前に足を進めようとした……そのとき!!! どこか遠くから、

 「ひゅ~~~…………!」

 という、何かが飛んできたことを知らせる風切り音がしたと思ったんだけどッ!!!!

 ドッカンッ!!!!!

 あまりにも突然のこと過ぎたのと、飛んできたモノのスピードが速すぎてスクショが撮れなかったよ((゚Д゚;))

 しかし、

 「えッ!!?!?! な、ナニが当たって……ッ!!!?」

 そう思ったときにはすでに遅く、なんとなんと……。

 サララララ~~~……

 「YOU DIEDwwww」

 って、慟哭砂丘に入った3秒後にちんだぁぁぁあああ!!!((゚Д゚;)) 

 じつは、飛来したのはラダーン将軍が放った巨大な矢で、それが直撃したら一撃死は免れないというね……。完全に初見殺しで、まんまとソレにハマっちまったというわけだ……。

 でも、一度見た技は黄金聖闘士と北斗神拳伝承者に通じないのは世界の常識で(何言ってんだ)、俺は矢が直撃する寸前に前転して避ける……という技を駆使して奥へ奥へと進んでいくことができたのである。それも、祭りの受付(?)で出会ったアレキサンダーやブライヴを召喚しながら、ね……。

 すると、ついに……!

 星砕きのラダーンの姿が、少しずつはっきりと……!!

 ていうか、まだそこそこ距離があるってのに、なんだか妙に……!!

 「え。で、デカく……

 言いかけた……その刹那!!!

 ぶっしゃぁぁぁああああ!!!!www

 「YOU DIEDwwwww」

 あ……ッ(((( ;゚Д゚))) か……ッ(((( ;゚Д゚)))

 俺が挑んだのは、弱体化される前のラダーンだ。

 はたして……討伐することができるのだろうか!?

 続く!

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『ELDEN RING』公式サイト:
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