取材・文=石川裕二
さる3月6日から13日まで、「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」にて、「ROAD TO GUNPLA BATTLEプロジェクト ガンプラバトルへの挑戦」のテストイベントVol.1が開催された! 子どもたちが長年、夢見たガンプラバトルへの第一歩。コロコロオンラインでは、開発陣にガンプラバトルの展望を聞いた! イベントレポートとともにお送りするぞ!!
【イベントレポート】感動する体験者たち
「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」にて開催された、「ROAD TO GUNPLA BATTLE ガンプラバトルへの挑戦」のテストイベントVol.1にコロコロオンラインの記者も参加してきたぞ!
撮影に協力してくれた男性は、本テストイベントについてホームページで知り、千葉県から訪れた。ガンプラバトルをテーマにしたアニメ・ビルドシリーズをすべて視聴しているファンで、「絶対に行くしかないと思った。自分の塗装したオリジナルカラーのガンプラが動いているのに感動した、カラーは自分の好きなHI-νガンダムをイメージしました」と話す。
現場にいた開発担当者の一人は、「イベントを知って、オリジナルカラーに仕上げて来てくださる熱量のある方ばかりでうれしい。その期待に応えて、アニメのなかでやっていることは、すべてできるようにしていきたい」と今後の展望を話した。
※ゲーム内容はあくまで開発中のテスト段階のものであり、完成形ではありません
BANDAI SPIRITSの開発陣にインタビュー
――「ROAD TO GUNPLA BATTLE ガンプラバトルへの挑戦」のテストイベントVol.1を見てきました。ガンプラバトルを題材にした漫画やアニメはさまざまありますが、そもそも、このプロジェクトはどのようにして誕生したのでしょうか。
仰る通り、ガンプラバトルを題材にした漫画やアニメは1980年代から続いています。それを実現したい、という夢を持った者が社内外にたくさんいまして、数年前から着手した格好です。
2018年にもお台場の「THE GUNDAM BASE TOKYO」でスキャンのテストイベントを実施しています。今回は、その進化版という形でテストイベントをさせていただきました。
――今回は、スキャン可能な機体(※ガンプラ)が限られていましたが、その理由を教えてください。
実は、時間さえ掛ければ、いろいろなガンプラをスキャンできる段階にまでなっています。ただ、イベントをスムーズに楽しんでいただく都合上、レギュレーションとして、参戦機体をしぼらせていただきました。まずは、自由に塗ったガンプラがゲームに反映される体験を、より多くの方にしていただこう、というのが今回のイベントの目的です。
――今後は塗装のみでなく、パテなどによる形状変化も反映されるようになるのでしょうか。
そこが目指すところです。そのためにも、現在、より技術を研ぎ澄ませている段階です。
――先日のイベントの感触はいかがですか?
参加者の中には参加する前日の夜まで塗装していたという方もいらっしゃって、オリジナルカラーのガンプラを使いたい、というファンの方の愛着を感じました。そして、ゲームで自分のつくったガンプラが動いているのを見て感動してくださったようです。今後は、より強い感動を感じていただけるように進化させていきたいです。
――今回は1人用プレイのゲームでしたが、ファンとしては対人戦をしてみたいでしょうね。BB戦士などのSDガンダムを使いたい人もいると思いますが、そういった構想もあるのでしょうか。
最終的には、私もそうあるべきだと思っています。次のステップの一つですね。現時点のテストイベントでは対象機体を広げすぎると、どうしても体験までの時間が掛かってしまうため、順次、参戦できるガンプラを増やしていきたいと考えています。
――最後に、ガンプラバトルの今後の展望を教えてください!
ガンプラを通じて、年齢や性別を問わずに楽しんでいただけるエンターテインメントにしたいと思っています。進捗を楽しみに待っていてください!!
――ガンプラバトルは、ガンプラファンの長年の夢でもあると思います。1人のガンプラファンとして、私も楽しみにさせていただきます! 本日はありがとうございました!!
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