「F-GAO-G1 ファンガオ(皇吼)」(塗装済み)
今回の塗装は、下地にガンメタルを施し、その上に濃い目のオレンジと赤茶色で塗装。耳の部分はブラックで筆塗りし、鼻先は茶色、つま先は白で部分塗装している。スミ入れは特にライオンの顔が強調できるのでオススメだ。足裏や脚部の内側などはパテ埋めをして補強している。
下地がガンメタルのためうっすらと無機質な色が浮き出て、ロボットらしい重厚感が出ている。
アクションもガンメタルによって重々しい印象に。片足立ちのバランス力や両足で地面を踏み締める姿など力強いポーズがカッコいい!
別売りの「ニューフライングベース」を使用すれば、スタイリッシュで軽やかなアクションが楽しめる。
そして、背部ユニットやタテガミパーツを外した、いわゆる軽装状態ではすっきりした佇まいで印象が変わる。通常では地に足をつけ、一撃に重みのある拳や蹴りが映える。一方で軽装では手数で相手を翻弄し、柔軟な可動を活かしたアクションが似合う。
ライオン形態でも、雄々しい外観に磨きがかかり、今にも駆け出しそうな迫力を宿している。
「ファンガオ」の戦闘スタイルを考える
今回は「ファンガオ」そのものの強化案とともに、格闘戦が盛り上がる「M.S.Gモデリングサポートグッズ」を選定。
まずは強化案として、コロコロオンラインで以前にも登場した「ウェポンユニット04 マルチミサイル」に、「ヘヴィウェポンユニット21 龍装具〈リュウビ〉」の爪を使ったもの。
軽装状態にこれらの武装をつけた中近距離での戦闘を想定。「ファンガオ」の肩パーツはタテガミパーツと接続できるボールジョイントと3mm径穴があるため、この2つで肩のボリュームをアップしつつ、腕の可動域を確保。
龍装具〈リュウビ〉の爪パーツは腕全体を覆いつつ、腕全体で攻撃する近距離戦では攻守が取れる。また、背部につけた状態では腕の可動を制限してしまうマルチミサイルが肩にあることで可動と武装強化ができる。
ライオン形態では、マルチミサイルの代わりに「ヘヴィウェポンユニット03 ユナイトソード」のパーツを使用して、機動力強化装備に。
そして、筆者が個人的に推したい格闘戦に向いた武装が「ウェポンユニット11 トライデントスピア」。トライデントスピアは長槍としての形態ができ、矛も三叉から一本の状態にできる。
長物の武装なので、エヴォロイドのサイズと比較すると2倍近くの大きさになる。だが、デフォルメロボットの4つ足形態では、騎馬のような安定感と機動力と合わせてダイナミックな構図が楽しい。また、ハンドパーツを付け替えなくてもマウントできるのも魅力的。
今回の作例では赤を基調にゴールドを入れて武将のような武器をイメージ。
さらに、トライデントスピアは分離してワイヤーパーツでロッドの伸縮ができる。しかし、筆者はこれを見た時に「ヌンチャク」にできるのではと採用。ワイヤーの長さを調節してみると、カンフーアクションが見事にマッチ。ロッドが大きめで、武器としての存在感はもちろん変幻自在に持たせることができる。
次のページでは今回の改造を使った「妄想ショートストーリー」を公開。
商品概要
F-GAO-G1 ファンガオ(皇吼)■発売月:2022年4月
■価格:3,080円(税込)
■スケール:NON
■製品サイズ:全高100mm
■製品仕様:プラモデル
■パーツ数:51~200
■詳細:https://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000004370/
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