テーマは「色違いの兄弟機で因縁のライバル」!
「B(ブラック)-レックス」
「E-REX-S1 E-レックス」はワイルドなティラノサウルス形態と勇ましい人型形態にすることができる「エヴォビースト」だ。イメージカラーでは赤と白の派手で存在感抜群のカラーリングとなっている。
本作例は「兄弟機ライバル」というスタイルに塗装。数々のロボット作品でも人気のライバル色、黒をベースに腕や脚にはイメージカラーと共通の白を使用。
同型のエヴォビーストだが、ミステリアスな印象となった。
一本角で攻撃的な頭部にし、マルーンのラインで悪役らしさも演出。
赤を基調とした「E-レックス」と比較。頭部パーツで兄弟機らしい違いを出すとともに、「B-レックス」のマルーンのラインが異質な雰囲気を演出。
アクションでも、共通コアブロックの可動に加え、ボールジョイントの脚や股関節によってどっしりとした動きが取りやすい。専用武器を振るう姿も、表情パーツも相まって迫力のあるものに。
また、ティラノサウルス形態でも黒いカラーで獰猛さが増幅された印象となっている。
冷酷に徹する姿、ミステリアさを演出!
義手とマントを装備
「B-レックス」と「E-レックス」が兄弟機という設定のもと、黒いカラーリングを施した。しかし、それだけでは「色違い」なだけでライバルとしての魅力に欠けている。
力の差を出すために武装強化を考えたが、「B-レックス」の黒の印象に合わないと感じた。もっとドラマチックな想像が膨らむ改造とは何か?
そして行き着いたのが、「義手」という設定だ。それを再現するのは「メカサプライ01 フレキシブルアームA」。パイプを組んだようなアームと多くのハードポイントを有した本キットは、後付けの突貫装備らしい演出ができた。また、武器も「ウェポンユニット32 日本刀」でカッコよさを追求。
「E-レックス」とは異なる不完全さとそれを補う武器。しかし、それらをアドバンテージではなく「コンプレックスの塊」とした時、「B-レックス」のライバルとして影のあるドラマが広がる。
そして、それを覆い隠す要素として「マント」を採用。
本作例でのマントは、ティッシュペーパーをデザートイエローでエアブラシ塗装したもの。ティッシュなので保存が難しいが、逆に手でちぎるだけでボロボロの演出が簡単にでき、質感も再現できる。
これをボディ全体を覆うものと口元を覆うものの2種類に分ける。ボディ側は左腕を出すための切り込みを入れ、首のジョイントと日本刀の鞘を出す穴を設ける。装着は、一度頭部を外して被せる。
そこに口元を覆うためのマフラー状にしたパーツを合わせて、頭部を装着する。
マントをしたことでボディが隠れ、義手の存在を隠蔽。隠し球として義手が飛び出す演出も可能。そして、マントが靡くことで動きもよりダイナミックなものにできる。
「ハンドユニット ノーマルハンド2020」を使用することで、日本刀を振るうアクションも可能となる。
表情が露わになっている「E-レックス」だが、マントで口を覆うことで表情も読み取りにくいミステリアスな雰囲気を演出することができる。
「B-レックス」の影のある設定とミステリアスな雰囲気が楽しめる改造が完成した。
そして、次のページからは今回の改造を踏まえて、「ジェットン プロトタイプ」と「B-レックス」の妄想ショートストーリーを紹介。
商品概要
E-REX-S1 E-レックス
■発売月:2021年12月
■価格:2,860円(税込)
■スケール:NON
■製品サイズ:全高:82mm
■製品仕様:プラモデル
■パーツ数:51~200
■詳細:https://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000004206/
■予約・購入ページ:
※本レビューでは、開発中のサンプルを使用しております。実際の商品とは異なります。
※共通コア部分の成型色は、製品では「プログレスボディ」と同様のガンメタルとなります。
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