1月1日から1月5日までお送りする豪華新春対談、第5回。最終回はロングインタビュー!沢田ユキオ先生とのむらしんぼ先生の原点、コロコロコミックで連載する前のお話を聞くことができました。そして、おふたりの来年の抱負は「M-1」出場!?
【新春レジェンド作家対談!】「マリオくんは偉大なるワンパターン!」マリオくん×ハゲ丸平成最後に大ぶっちゃけ! !【第1回】
お酒を酌み交わしつつ、盟友であるおふたりが平成最後に大ぶっちゃけ!【新春レジェンド作家対談】ハゲ丸、 マリオくん両先生が担当編集に求めることとは!?【第2回】
お互いの尊敬するところ、そしてまんが家の喜びについて、とことん語ってもらった!【新春レジェンド作家対談】「ヤバT大好き!」『マリオくん』の沢田先生の趣味に『ハゲ丸』ののむら先生驚愕!!【第3回】
若いマンガ家さんたちに期待することを沢田ユキオ先生、のむらしんぼ先生がぶっちゃけ!【新春レジェンド作家対談】ハゲ丸作者、のむら先生が熱く語るマリオくん、沢田先生の魅力!!「コロコロファミリーの長男」【第4回】
まんが家として長〜く活躍できる秘訣を沢田ユキオ先生、のむらしんぼ先生に教えていただきました!
——おふたりが初めて出会ったのはいつ頃ですか?
のむら:学年誌の時のパーティーですね。ちょうど僕が31、2歳くらいだったかな?
沢田:そうですね。『スーパーマリオくん』をコロコロで始めたのが35、6歳くらいですから。そのあとの飲み会のカラオケでのむらさん、「ランナー」を熱唱してましたね。爆風スランプの。
のむら:僕、覚えてないっ!
沢田:あの時、話している途中で歌う順番が回ってきてバーっと歌ってきましたね。
——第一印象はどうでしたか? 変わらないですか?
のむら、沢田:
変わらないですね。(声を揃えて)
沢田:学年誌のパーテイーで会った時は、なんか一生懸命話してくれたんですよ。このインタビューみたいにたくさん。
のむら:大阪人以上に話す北海道人ってね。
沢田:共通の編集さんがいたことも大きいですね。
のむら:そうそう。学年誌の読者ページの担当さんです。
沢田:それで言えば、コロコロで連載する前、のむらさんとは読者ページ仲間だったんですよ。懐かしいですね。
あの当時は読者に直接会いに行って、取材したりしましたね。割合なんでもやりましたね。
のむら:そこは僕も同じで「やれ」って言われたらやるんですよ。
級数表※1を使った数少ないまんが家で、構成とかの編集の仕事も全部してたんですよ。
※1:文字のサイズ「級数/Q」を測る表。透明な用紙に大小様々な級数が割り当てられたコマが並んでいる。記事などに記入された文字に該当するコマを重ねて、サイズを測る。
沢田:トリミング作業もしてましたね。
のむら:みんな帰っちゃうのに、「まだいたんですか」って。
沢田:写真のまんが作るのに、トレスコ台(トレスコープ)使ってガラガラって。だから、あれが普通だって思いましたし、これもまんがの仕事かって。
のむら:こういう話は沢田さんとしかできないですよ。
沢田:編集作業も全部ひっくるめての原稿料をもらっていたので、納得してましたよね? 作業もハガキ選びから始まってね。