『コロコロアニキ』19年冬号CMの声は、あらしの声優・間嶋里美さんだった!!　記念インタビューを緊急掲載!!

2018年12月15日 17:45

2018年12月15日（土）発売の『コロコロアニキ』2019年冬号は、名作漫画『ゲームセンターあらし』の新作が超話題！　ってことで、今号のテレビ＆ラジオCMのナレーションでは、アニメで石野あらし役を務めた声優界の至宝・間嶋里美さんに出演してもらったのだ！

そこで今回、コロコロアニキ編集部は間嶋里美さんに直撃インタビューを敢行！　アニメ『ゲームセンターあらし』の思い出や、同じく超大物声優である夫・古谷徹さん（アムロ・レイや安室透でおなじみ！）のエピソードを語ってもらったぞ！　心して聞いて…じゃなくて、読んでくれ！

間嶋さんは声だけでなく、格好も動作も石野あらしになりきっていた！

――CMで約35年ぶりに”あらし調”の声を演じてみて、いかがでしたか？
間嶋：アニメのキャラクターというものは不思議なもので、ずっと生きているように感じるものなんです。なので、あらしくんに久しぶりに会えたような気がすごくしまして、うれしかったです。

とはいえ、当時は毎週この声の大きさで収録していたというのが今から思えば信じられません！　昔は毎週毎週「炎のコマ〜！」とか叫んだりしていましたから（笑）

――あらしを演じていた頃の自分の演技を振り返って、どう思いますか？
間嶋：その頃はもう男の子のキャラが定着していた時期だったので、ヒールの靴は履けませんでしたね。いつもスニーカーにジーンズを履いて、収録の際は足を開いて気合を入れる。そうじゃないと、男の子のキャラの声が出ないという感じでした。

あと『ゲームセンターあらし』ではエンディングテーマを歌わせていただいたのですが、それが当時ものすごく嬉しくて。実は今でも、昔からつきあいのあるママ友と一緒にカラオケに行った際は、堂々歌います！　「なにその歌〜」とか言われながら（笑）

――石野あらしは必殺技を出す際に体をひねったり、宙返りをしたり、ものすごいポーズを取りますよね？

▲「ゲームセンターあらし」主人公、石野あらし

間嶋：なので、アフレコをする際も体が動きますね。あのテンションの高さを表現するためには、手も表情も含めて、体全体で演技しないといけないんです。それでも、決め台詞を叫ぶ時などは、ただでさえ声を張っているのに、よく「もっと出してくれ」とディレクションされていました。

ちなみに、あらしのライバルの大文字さとるを演じた山田栄子ちゃんも同じように体を動かしながら演じていましたね（笑）

――間嶋さんは久しぶりの声優のお仕事ということですが、私たち小学館としては旦那さん（『名探偵コナン』安室透役の古谷徹さん）にも大変お世話になっています！

▲画像は「劇場版『ゼロの執行人』ガイド　名探偵コナン　安室透／バーボン／降谷零シークレットアーカイブスＰＬＵＳ」（小学館）より

間嶋：本人は数十年ぶりに「モテ期が来た！」と喜んでおります（笑）　私としては今は主婦業をしながら、主人のバックアップをすることを心がけています。

彼は最近、舞台挨拶の衣装などにも気を配っていますので、私から「あのキャラクターだったら、こんな服がいいんじゃない？」とアドバイスしたりしていますね。2018年は本人がビックリするくらい、大変素晴らしい一年だったのではないでしょうか。

また、私はキャラクターのイメージを大切にした方がいいと思っているので、舞台挨拶やスタジオなど、顔を出すということはほとんどしないです。

――話は戻りますが、間嶋さんにとって石野あらしの役はその後のご自身のキャリアになにか影響を与えましたか？
間嶋：影響は大きかったですね。例えば事務所内でも「男の子のキャラを演じさせるなら間嶋がいい」というようなイメージが定着していった頃で、あらしの役がそれをおおいに後押ししてくれました。私としてはとにかくパワーだけでやっていっただけなんですけどね（笑）

そして今回CMのお話をいただいて、本当に嬉しかったです。不思議なもので、「あらしにまた会える」と思うだけで嬉しいんです。どんな声優さんも同じだと思うんですけど、久しぶりにその役に“会える”というのは嬉しいんです。なので、あらしのインベーダーキャップ（『コロコロアニキ』2019年冬号応募者全員サービスの商品）も被ります！　スキーによく行くので、その時などに被って、主人のツイッターに載せます（笑）

▲『コロコロアニキ』2019年冬号応募者全員サービスの「あらしのインベーダーキャップ」