By ドブフクロウ みなさんこんにちは。MtGライターのドブフクロウです。 8月7日(金)には、久しぶりの”マスターズ”製品である『ダブルマスターズ』がリリースされます。セット名にある通りいろいろなものが2倍になっているのがこのセットの目玉で、1パックにレアが2枚、Foilも2枚が収録されています。 そしてなんと、プレビューカードの枚数もダブル! 今回も『コロコロオンライン』でカードプレビューをさせていただくことになりましたので、本記事にて一挙に2枚のカードをご紹介させていただきます!
さて、こちらの《練達の変成者》は見目麗しい女性のイラストが特徴的ですが、能力は凶悪そのものです。簡単に説明するなら戦場と手札のアーティファクトを入れ替えるという能力を持っており、低コストのアーティファクトを手札に戻しながら重く強力なアーティファクトのマナ・コストを踏み倒す、といった使い方ができます。 また、《マイアの戦闘球》は戦場に出たとき大量のマイア・トークンを生成しつつ、攻撃時にはその能力によって凄まじい打点を叩き出す、文句のつけようのないフィニッシャーです。そしてそんな《練達の変成者》と《マイアの戦闘球》は、互いに能力を補完し合っているのです! 《マイアの戦闘球》は強力な能力の代償として、非常に重いマナ・コストが設定されています。しかし、《練達の変成者》はそんな《マイアの戦闘球》のマナ・コストを踏み倒すことができますし、《マイアの戦闘球》によって出てきたマイア・トークンをコストにして、ダメ押しの後続を呼ぶこともできるのです! ちなみに、《練達の変成者》は起動コストによって手札に戻したアーティファクトを戦場に出すこともできます。つまり、戦場の《マイアの戦闘球》を手札に戻して再度出し直すことで、マイア・トークンを倍に増やすことが可能です。まさに『ダブルマスターズ』らしいコンボと言えますね。
また、おあつらえ向きなことに、『ダブルマスターズ』には《荒廃鋼の巨像》や《ワームとぐろエンジン》のような強大なアーティファクト・クリーチャーも多数収録されています。《練達の変成者》は事実上これらすべてのカードとコンボできるので、リミテッドでは積極的にコンボデッキを狙っていきたいところですね。 他にも小ネタですが、《練達の変成者》のコストは自分自身を手札に戻すことでも支払うことができます。よって、相手の除去に晒されたときは能力を起動することで手札に逃げたり、手札に逃がして出し直したりといったことも可能です。能力の起動コストにタップを含むため、戦場に出たばかりのターンには隙がありますが、ターンが返ってくればかなりトリッキーな運用も可能になりますね。 リミテッドはもちろん、統率者戦での活躍も期待できるかも?な再録カード。ぜひ『ダブルマスターズ』を剥いて手に入れましょう!
ライター:ドブフクロウ 青春時代のほぼ全てをテキストサイトやゲーム系サイトを徘徊することに費やしていた根暗ライター。人間としての軽薄さに定評があり、親しい間柄では「空っぽ」というあだ名で呼ばれることもある。 MtGプレイヤーとしての腕前は自他ともに認めるヘッポコだが、青春時代に (いろいろなものを犠牲にして) 培ったMtG知識量は他の追随を許さない。
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