【20周年記念】『FF9』が名作たる9つのスゴイところを紹介! 懐かしくも新しい表現は今も色あせない!!

独断で選んだ『FF9』オススメ楽曲!!

個人的には「ローズ・オブ・メイ」のアップテンポ版「守るべきもの」や、狩猟祭イベントで流れる「ハンターチャンス」が特にお気に入り。どちらの曲も出だしから畳み掛けてくる、いわば“開始10秒で気持ちが昂る音楽”なのでぜひ聴いてほしい!
 
『FF9』およびFFシリーズの楽曲は現在、多くのものがSpotifyAmazon Music UnlimitedApple Musicといった音楽ストリーミングサービスで聴ける。場面に合わせてつくられているといった通り、シーンと音楽の相乗効果もあるから、プレイするのが一番だけども!
 

『FF9』のここがスゴイ⑥
わかりやすいゲームシステム

本作の戦闘はATB(アクティブタイムバトル)と呼ばれるもの。それぞれにあるATBゲージが溜まったメンバーから順に行動できるリアルタイム制のバトルシステムだ。ちなみにATBは『FF4』で初採用されて以降、多くのFFシリーズ作品で採用されている。
 

▲ATBゲージが満タンになると、コマンドウィンドウが出現して行動を選択できる。コマンドを選択している間は時間がとまる「ウェイトモード」があるので、じっくり考えることもできる。

また、『FF9』はキャラクター毎にある程度役割が定まっていて、どう育成すればいいのかがわかりやすいつくりになっている。
 

▲ジョブ(職業)的に表現するなら、ジタンは“ぬすむ”が使えるシーフで、ビビは黒魔法が使える黒魔導士といったところ。

『FF9』として特筆するべきシステム“トランス”と“アビリティ”も少し紹介しておこう。
 

トランス

戦闘ではトランスゲージが溜まると一定時間、姿が変化して超強化された状態になる。
 

▲感情の高ぶりによって起こるといわれるトランス状態。ジタンは専用アビリティ“秘技”の強化バージョンである“裏技”を使えるようになる。

キャラクターによってトランス効果が違い、黒魔法を連続使用できる“W黒魔法”が使えたり、攻撃力が3倍になったりする。
 

アビリティ

本作におけるアビリティは、対応するアイテムを装備して、AP(アビリティポイント)とためることで習得できる。覚えられるアビリティはバトル中に使用できる“アクションアビリティ”と補助的な効果を発揮する“サポートアビリティ”にわかれ、その効果もさまざま。
 
いつでもヘイスト”(ATBゲージが素早くたまる)、“いつでもリジェネ”(戦闘中、徐々に回復する)などの非常に強力なアビリティのほか、キャラクター専用の“女の子をかばう”(ジタン専用で、HP50%以下の女性メンバーをかばう)といった個性的なものまであるので、性能面やロールプレイを考えて組み合わせるのが楽しいものになっている。
 

『FF9』のここがスゴイ⑦
キャラクターを掘り下げるATE

プレイ中は主人公であるジタンの視点から物語を進めることが多いが、随所でその視点が切り替わるATE(アクティブタイムイベント)が起こる。これによって、ジタン以外のキャラクターが同じ時間になにをしているのかが描かれ、より深くキャラクターを知ることができるのだ。
 

▲一方そのころ……的なイメージ。見るか見ないかは任意(一部強制)。
▲エーコが料理をふるまうイベントなど、楽しいイベントが多い。このイベントでは料理の出来によって会話の内容が変わる。

 

『FF9』のここがスゴイ⑧
熱中するやりこみ要素

話の本筋を追う以外にも、寄り道要素がたくさんあるのが『FF9』。
 

▲チャンバラのようなストーリーの進行上に挟まれるものもあれば、なわとびのようにやらなくても問題ないものまで。

 
クアッドミスト”と呼ばれるカードゲームも登場。『FF8』にもカードゲームがあったが、より複雑なルールになっていて、極めようとすると一筋縄にはいかない。
 

▲100種類のカードを集めるのだけでもなかなかのボリューム。

 
ちなみに、自分が一番ハマったのは“ここほれ!チョコボ”だ。チョコボに地面を掘らせてお宝を手に入れるミニゲームなのだが、「クェ」「クェッ!?」というチョコボの反応を見ながら掘り当てる感覚がとても楽しく、本編そっちぬけで熱中してしまう。
 

『FF9』のここがスゴイ⑨
ニヤリとできる豊富な小ネタ

「原点回帰」を謳う本作では、あらゆるところにシリーズファンが楽しめる小ネタが仕込まれている。これらは知らなくてもまったく問題ないが、過去作に出てきた人名・地名などがちりばめられていて、知っていればニヤリとできる。
 

▲中には「昔こんなデカイのを持ったツンツン頭のヤツがいたっけ」という『FF7』を思わせるセリフなんかもある。

 

今こそ!
『FF9』をもう一度プレイしよう

ここまで9つのスゴイところを紹介してきたが、正直まだまだ書ききれないことがたくさんある。だが、少しでも興味を持ってもらえたらうれしい限りだ。
 

現在、『FF9』はPS4Nintendo Switch™ 、それからスマートフォン等でも遊ぶことができる。PS最後の“ファイナルファンタジー”をこの機会に遊んでみてはいかがだろうか。
 

▲リンドブルム城にはシド9世在位20周年記念作品『水のめぐみ』がある。だからどうということではないが、せっかくの20周年なので取り上げておこう。少しだけ気が早いが『FF9』も20周年おめでとう!

 


 
明日の更新ではなんと『FF9』秘蔵の設定資料を公開するぞ!
 
あわせてもっと『FF9』の良さを紹介する記事も公開予定なのでお楽しみに! 一緒に『FF9』20周年を盛り上げよう!!
 

作品概要
『ファイナルファンタジーIX』
対応機種:
PlayStation®4/Nintendo Switch™/Xbox One/ Steam®/Windows®10/iOS/Android
価格: 2,547円(税込)
公式サイトはこちら

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