第41回「ロキ」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は、前回に続いて北欧神シリーズからロキをピックアップ!
フレイヤに続いて、北欧神シリーズから……今回は“ロキ”をピックアップして解説いたします!
その理由は……俺が北欧神話が大好きだから!!w
ロキがパズドラに実装されたのは……なんと2012年10月5日! じつに7年も前のことになるのだ。
このとき、いっしょに実装されたのは、フレイ、イズン&イズーナ、フレイヤ、そしてトール。まだまだモンスターの数が少なかった時代に、神話の中でもとくに人気の高い北欧神話のメジャーどころが実装されるとあって、当時のゴッドフェスの盛り上がりは異常なほどであった。
このころから、仲間内の集まりや飲み屋なんかで、「いまからみんなで、ゴッドフェス引こうぜ!」という“一斉ガチャ”が流行りだした気がする。
そういう意味では、ロキを始めとする北欧神の実装は、パズドラの歴史の中でもエポックメイキングな出来事だったのである。
そしてもうひとつ、北欧神シリーズの実装で脚光を浴びたのが“エンハンス”という概念だ。
特定の属性やタイプの攻撃力を急激に跳ね上げる界〇拳みたいなスキルで、この恩恵によりそれまで未クリアーだったダンジョンも余裕で踏破できるようになったりした。
いまでこそ、リーダースキルの攻撃倍率がとんでもなく高くなったり、覚醒スキルのコンボ強化やら無効貫通やらで恐ろしいほどの火力が出たりするが、当時はエンハンスが引き出してくれる1.5倍や2倍の攻撃力アップがとてつもなくありがたかったのだよ。懐かしいなぁ……。
さて、そんなロキは、オーディンに匹敵する北欧神話の“超有名神”であろう。
彼に冠される二つ名は、“裏切り”、“暗躍”、“ツンデレ”、“トリックスター”……などなど、ファンタジー好き女子が反応する単語のオンパレードで、ゲームや小説での描かれ方もその“二面性”を強調したものがほとんどとなっている。
そういう意味ではロキほど、クリエイターの創造魂を刺激するモンスターはいないとも言える。
パズドラにおいても今後、さらなる活躍が期待できるのでは……と考えるのは俺だけではあるまい。
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
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