第38回 「ジャバウォック」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回の主役は破格の性能を持つ新モンスター・ジャバウォック!
10月25日~30日の期間、新規の降臨ダンジョンとして実装されたのが“ジャバウォック 降臨!”であった。11月4日まで実施されていた“ハロウィンスペシャル”の一環として登場したもので、おそらく多くのプレイヤーが、
「これはやらないと!! 意地でもたくさん手に入れる!!」
ってんで、我先にと挑戦していたんじゃないかと思う。
その理由はイチもニもなく、ボスとして現れる“ジャバウォック”が、降臨ダンジョンで手に入るモンスターとは思えないほど優秀な能力を備えていたからだ。
バウォック”ももちろん強力なのだが、それに輪をかけてアシスト進化後の“鏡蒼剣・ヴォーパル”がすばらしい。覚醒スキルに暗闇耐性、お邪魔耐性、毒耐性を装備しているのに加え、バインド耐性+までついているという至れり尽くせり!! これを目当てにダンジョンを周回した人、全国に2000万人はいたのでは!?
ジャバウォックがアシスト進化した姿がこちら!
3大耐性の覚醒スキルを持ち、降臨モンスターとしては破格の性能!
ガチャ産モンスターだと言われても納得する強さなのだ。
個人的にはジャバウォックの強さは、ちょっと懐かしさすら感じさせるものがあったよ。
というのも、パズドラがサービスインした直後は“降臨ダンジョンで手に入れたモンスターこそ最強”なんて言われていて、実際に皆こぞって、手強くて仕方のなかったヘラやゼウスのダンジョンに足しげく通っていたのである。ピィなんて存在しない時代のこと。スキルレベルを上げるには、同じスキルを持つモンスターを合成するしかなかったんだよねぇ……(遠い目)。
ここ最近、ダンジョンモンスターに復権の兆しが見えるが、今回のジャバウォックと、このダンジョンにザコとして出てくる“サザーイル”の優等生っぷりを見るにつけ、今後この傾向には拍車がかかってくるのではないかと予感した次第です。
ちなみにジャバウォックとは、『鏡の国のアリス』に出てくる詩の中に現れる怪物のことだ。
抽象的な表現ながら、鋭い爪、強力な顎、燃えるような瞳……なんて、なかなかにして恐ろしげに形容されており、読む者の好奇心をあおってくれる。
同書の挿絵にはドラゴンのような姿で描かれているが、俺の中での“ジャバウォック像”は、完全にパズドラのイラストで上書きされました(笑)。
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
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