第64回
スプラトゥーン甲子園への道標 part6
ステージ攻略「海女美術大学」
イカ道場師範のSIGUMAだ!
今回も引き続きスプラトゥーン甲子園に使用されるステージの立ち回りポイントの紹介だ。ステージは「海女美術大学」について解説していくぞ!
■海女美術大学の重要ポイント
まずは海女美術大学で勝利の鍵を握る重要な場所をチェックだ!
ポイント1:中央高台
ステージの中央に配置された大きな高台が海女美術大学では重要な拠点となる。
周りに視界を遮るものがないため、ステージ全体を見渡すことができる。さらに、相手陣地側のスペースにも攻撃を加えることが可能となる。
主にチャージャーやエクスプロッシャーなどの長射程ブキが陣取ることが多い場所で、高台にいる長射程ブキをどかさないと自陣側に圧力をかけられ続け打開が難しい状況となる。
さらに、この高台から相手広場にジャンプして侵入することも可能だ。
そのため、試合終了間際に中央広場を奪われペースを握られたチームが、この高台から相手陣地内に侵入し、裏を荒らしまくって大逆転が起きるというケースも過去の甲子園で度々起きている。バトル終了間際は高台から侵入してくる相手には特に注意が必要となる。
基本的には高台をキープしているチームがバトルのペースを握っている、と言えるが上記のように大逆転のポイントとなる場所でもある。観戦する際は特にこの高台争いに注目してみよう!
ポイント2:中央広場
ポイント1の中央高台のある広場で海女美術大学で最も戦闘が繰り広げられる場所となる。中央広場を制することで中央高台だけでなく、左右の広場の制圧も可能となる。
どのようにして中央を制するかが大きな勝負の分かれ目となる。
中央広場へのアクセスは正面の自陣広場から進出する方法と、左広場から進出する方法がある。相手に中央高台を取られている場合は、全員正面の自陣広場から攻めると中央広場に出る前に攻撃を受けやられてしまう事が多い。相手防衛の気をそらすために左広場からも牽制を行うと良いだろう。
中央広場に降りて戦う場合は、目の前の相手だけでなく高台からの攻撃や相手陣地側の広場からの攻撃にも注意して戦うようにしよう。
ポイント3:左右の広場
ステージ左右に配置された正方形のような広場だ。
戦闘の多くは中央広場で展開されるため左右の広場で常に戦闘が起きていることはない。しかし、塗り面積としてはかなりの広さを持っているため、左右の広場を無視しているとバトルに勝利することはできないぞ。
基本的には中央広場を制した状態から何名かが中央を防衛しながら相手の復活のタイミングを見て左右の広場を塗りに行く方法で良い。左広場についてはステージの構造上、打開してくる相手が直接進出してくることはないため、比較的安全に塗ることができる。
対して右広場については相手本陣から通路でつながっているため、復活した相手がすぐに右広場に降りてくることがあるため塗りに行く際には注意が必要だ。
右広場に来る相手は右の高台から中央に向けて牽制を行って来ることが多いため、中央で防衛する際は右高台の相手にも常に気を配るようにしよう。
ポイント4:自陣側広場
主に相手にペースを握られた際の打開時に使うことになる場所だ。
ステージからは中央広場や高台に対して攻撃を行うことが可能であるため、ここに陣取って戦う機会は多くなる。戦いやすい場所ではあるが、防衛している相手からも丸見えな場所であるためボムや長射程ブキの攻撃などにさらされるだけでなく、右のスローブからも相手が侵入してくることもあるため非常にリスキーな場所でもある。
ステージ中央部にニンニクのような形の高台があるため、ステージの上と下にうまく別れ、常に動きながら中央の打開を狙っていこう。
ポイント5:自陣側左通路
リスポーンから左につながっている細い通路だ。
ここを通ることで左広場まではリスクを侵さずに進出することが可能であるため、主にバトルスタート時や打開時に利用することになる場所だ。
この左通路は2つあり一番左の通路を通ると相手に全く見られずに左広場まで降りることが可能だが、実際のバトルでよく使われるのは一つ隣の少し高くなっている通路だ。
ここを進んだ先に高い位置から中央広場を見ることが可能な場所があるため、ブキやボムで牽制を行ったり、あえて姿を見せて相手の注意を引くことが可能となる。
ただし、この場所は相手からも警戒される場所である。ゆえに、クイックボムなどが飛んでくる可能性があるため、顔を出す際には十分注意するようにしよう。
■海女美術大学の抑えと打開
【ニュートラル状態】
中央の広場を以下にして制圧するかがバトルのペースを握る鍵となる。
全員で中央広場に降りて戦ってもよいが、高台や自陣広場の縁など相手の位置が把握しやすい場所にも味方を配置することで戦いを優位にすすめることが可能だろう。
中央広場の奪い合いの場合は高台は狙われやすい場所であるため、長い時間とどまらないように注意しよう。また、中央高台へ登る壁は塗ることが可能である。壁に潜伏している相手にも警戒を忘れないようにしよう!
【抑え】
中央高台に長射程ブキが陣取って相手広場を牽制し、他プレイヤーは中央広場の左右に分かれて防衛を行うスタイルが基本となる。
オススメの抑え方として中央高台に1名、中央広場の左側に1名、右側に2名という布陣が非常に戦いやすい。
具体的に見る場所としては広場左のプレイヤーは相手広場左の壁の上に立つ相手やスロープを下りて壁の裏から出てくる相手を警戒し、広場右のプレイヤーは相手広場への牽制を行いながら右高台、右広場へ下りてくる相手への警戒を行うというのがバランスが良い。
高台にいるプレイヤーは相手広場横側に設置された小さな台からクイックボムや長射程ブキで狙われることもあるので正面ばかりに気を取られないように注意し、危険を感じたら一旦高台を下りることも考えておこう。
また、イカスフィアを持ったプレイヤーが強引に中央高台に登り、ジャンプして自陣側への侵入を狙ってくるケースもある。ゲーム終盤に裏に入られてしまうと致命傷となる場合があるため、イカスフィアを持ったプレイヤーには注意しておこう!
【打開】
海女美術大学の打開方法については自陣広場から中央高台、中央広場に対して牽制を行いながらスペシャルを溜めて打開のタイミングをはかる形となる。
前述した通り防衛している相手から、こちらの動きが見られやすいステージであるため、強引に中央に突っ込んで打開を狙ったり、左広場から奇襲をしかけようとしても簡単に潰されてしまうケースが多い。
また、チーム全員で中央からの打開を狙っても自陣広場に固まってしまうと相手の攻撃が一点に集中し、スペシャルを溜める前にやられてしまい打開が遅れるというパターンに陥ってしまうため打開の準備段階から工夫が必要となる。
打開時には2名が自陣広場、1名が広場横の高台、1名が左通路や広場右からの牽制などある程度相手防衛の意識を散らすことを意識して、チームで動くことでスペシャルが溜めやすくなったり、横を向いた相手を味方が倒して打開のきっかけを作れたりとチャンスが広がるだろう!
■まとめ
海女美術大学は非常に攻守がハッキリと分かれやすいステージで観戦していてもどちらのチームが主導権を握っているかがわかりやすいステージだ!
どちらがペースを握っているのか、相手はどのように打開をするのかという点に注目するとより楽しめるステージなので、スプラトゥーン甲子園を観戦する場合はそのあたりをしっかり見てみよう!
SIGUMA
実況グループ「YOUNG☆MAN」所属の元プロゲーマー。2004年にHALO WORLDWIDEチャンピオンシップで世界5位となり、日本人として初めてスポンサー契約に成功した。イベント解説者としての顔も持ち、そのわかりやすい解説に定評がある。
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