第30回「デネボラ」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は「デネボラ」について紹介!!
2016年1月29日に実装された、“星機神”シリーズの女の子。
星機神シリーズは2回目の実施で、デネボラやアクベンスが登場した第2弾の前に、アンタレス、スピカ、アルレシャなどの“第1弾”が、2015年10月に実装されている。
5体の星機神がこちら! 星座と機械をモチーフにしたイラストが特徴的! 実装から3年がたち、多くの進化も登場しているぞ。
そう考えると星機神シリーズの歴史は長いのだが、いまや6000体になろうとしているパズドラのモンスター群の中においては、“不遇の時代”を過ごしているシリーズのような気もする。
というのも、こういったシリーズものでは1体か2体は必ず、
「こいつ、ヤバくね???www」
と、思わず笑いがこみ上げてしまうくらい“壊れ”のモンスターが存在するものだが、こと星機神シリーズに関しては、どの属性のモンスターもほぼほぼ横並びの性能を有している気がする。それは、それぞれの属性にファンが存在するパズドラというゲームにおいてはすばらしいバランス配分だが、逆に言えば埋もれてしまう可能性もあって、なかなか難しいところでもあるので
このデネボラも、非常に特殊な運命(?)を背負ってパズドラ界に存在している。
というのも、リーダースキルで最大倍率を出そうと思ったら、お邪魔ドロップも消さなければいけないのだ。最新の覚醒デネボラは“お邪魔ドロップの加護”(お邪魔ドロップが降ってくるというとんでもない覚醒スキル)を持っているので、欠損することは少ないかもしれないが、サブに組み込んでもお邪魔ドロップが降ってくるようになるので、使いどころが実に実にに難しいモンスターになっているのである。
しかしこの星機神シリーズ。その背景にある設定に関しては、どのシリーズよりも可憐で美しいと思う。空にある星から名前をもらっているシリーズなので、存在そのものが神秘的なのだ。
ちなみにデネボラとは、しし座にある2等星のことで、意味はアラビア語の“獅子の尾”。うしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカとで春の大三角形を形成することで知られているので、意識して見たことがある人も多いかもしれない。
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
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